グッドギアー（2012年生、母ワンモアフリート）

グッドギアー（2012年3月8日）は、日本の競走馬。牝馬。毛色は鹿毛。種牡馬のスズカマンボ（当時11歳）と交配したワンモアフリートが11歳のときに産んだ3番仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は（有）グランド牧場。戦績は、地方35戦8勝2着4回。2015年のヴィーナススプリント(牝地方重賞)に勝利した他、2015年のあやめ賞(牝地方重賞)を制するなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

小野望厩舎（北海道）へ入厩。

2歳（2014年）

5月6日、デビュー戦は桑村真明騎手を鞍上に据えて、牝馬限定2歳戦のフレッシュチャレンジ（門別ダート1000m 晴/良）に出走。馬体重は420kg。11頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。直線では天稟のガッツでゴールまで力走したが、4着に終わった。

5月22日、中1週で迎えた2戦目は、2歳戦のアタックチャレンジ（門別ダート1000m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で桑村真明騎手（1戦0勝）。7頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く5着に敗れた。

6月4日、中1週で迎えた3戦目は、2歳戦のアタックチャレンジ（門別ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で桑村真明騎手（2戦0勝）。8頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では全く伸びず8着に終わった。

6月17日、中1週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた4戦目は、2歳（門別ダート1000m 曇/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で桑村真明騎手（3戦0勝）。9頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。競走中止となった。

7月1日、中1週で馬体重を前走から16kg絞って迎えた5戦目は、牝馬限定の2歳（門別ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で桑村真明騎手（4戦0勝）。12頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線では末脚のキレが鈍く7着に敗れた。

7月15日、中1週で迎えた6戦目は、牝馬限定の2歳（門別ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で桑村真明騎手（5戦0勝）。10頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始6番手を追走。直線では他馬と同じような脚色になり5着に敗れた。

7月31日、中1週で迎えた7戦目は、2歳（門別ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で桑村真明騎手（6戦0勝）。8頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。逃げる形となり、でレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では豪快に終いの脚を伸ばして先頭に躍り出て、最後は2着のニシケンツワモノに2馬身半の差をつけて初白星を挙げた。

8月14日、中1週で迎えた8戦目は、2歳（門別ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で桑村真明騎手（7戦1勝）。6頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。他馬と併走しながら先陣を切る恰好となり、でレースを牽引。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。最後は脚勢が鈍り5着に敗れた。

9月3日、中2週で迎えた9戦目は、松井伸也騎手を鞍上に迎えて、2歳（門別ダート1200m 曇/良）に出走。12頭立ての10番人気で10番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。最後は一杯になって12着に終わった。

9月18日、中1週で迎えた10戦目は、2歳（門別ダート1000m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で松井伸也騎手（1戦0勝）。8頭立ての6番人気で大外8番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず4着に終わった。

9月30日、中1週で迎えた11戦目は、2歳（門別ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で松井伸也騎手（2戦0勝）。8頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では上がり1位タイの末脚を見せたが上位には食い込めず5着に終わった。

11月8日、中5週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた12戦目は、斎藤雄一騎手を鞍上に迎えて、2歳B1（盛岡ダート1400m 晴/良）に出走。8頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。先頭に立つ格好となり、でレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のトーホクライデンに6馬身の差をつけて先頭ゴールを果たした。

12月1日、中2週で迎えた13戦目は、2歳B1（水沢ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で斎藤雄一騎手（1戦1勝）。9頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のクインオブザナイトに1馬身半の差をつけて制した。

12月13日、中1週で迎えた14戦目は、高橋悠里騎手を鞍上に迎えて、2歳地方重賞の寒菊賞（水沢ダート1600m 曇/不良）に出走。11頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線ではしぶとさが光る走りを見せたが、勝ったスペクトルに詰め切れず、2馬身差の2着に敗北した。

12月27日、中1週で迎えた15戦目は、2歳A（水沢ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で高橋悠里騎手（1戦0勝）。5頭立ての圧倒的1番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線で前を交わして先頭に立つと、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のトーホクフェアリーに1馬身の差をつけて断然の支持に応えた。

3歳（2015年）

3月21日、約3か月の間隔を開けて迎えた16戦目は、3歳戦のウェルカム（水沢ダート1600m 晴/重）に出走。鞍上は斎藤雄一騎手（2戦2勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では目の覚めるような末脚を爆発させて、最後は2着のトーホクライデンを半馬身振り切って圧倒的支持に応えた。

4月4日、中1週で迎えた17戦目は、牝馬限定3歳地方重賞のあやめ賞（水沢ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で斎藤雄一騎手（3戦3勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて4番ゲートからスタート。主導権を奪う形となり、で馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では途轍もない末脚を爆発させて悠々と抜け出し、最後は2着のトーホクフェアリーに4馬身の差をつけて圧倒的支持に応えた。

4月27日、中2週で迎えた18戦目は、牝馬限定3歳地方重賞の日高賞（水沢ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で斎藤雄一騎手（4戦4勝）。11頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。直線では末脚が振るわず5着に敗れた。

5月16日、中2週で迎えた19戦目は、村上忍騎手を鞍上に迎えて、3歳戦のせんまや気仙沼街道まつり賞（盛岡ダート1600m 晴/不良）に出走。10頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では迫力のある伸び脚で追い上げたが、勝ったロールボヌールに詰め切れず、9馬身差の2着に敗北した。

6月13日、中3週で迎えた20戦目は、3歳戦の十文字さくらんぼまつり賞（水沢ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は斎藤雄一騎手（5戦4勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて2番ゲートからスタート。敢然と端を奪い、でレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のランデックアロマに9馬身の差をつけて断トツ人気に応えた。

7月25日、中5週で馬体重を前走から13kg増やして迎えた21戦目は、3歳戦の奥州水沢夏まつり賞（盛岡ダート1600m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で斎藤雄一騎手（6戦5勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて3番ゲートからスタート。端に立つ形となり、で馬群を牽引。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。直線では堅実に脚を伸ばしたが、マックスキュアに交わされて6馬身差の2着に敗北した。

8月9日、中1週で迎えた22戦目は、山本政聡騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定3歳地方重賞のひまわり賞（盛岡ダート2000m 曇/良）に出走。12頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では決め手に欠いて6着に敗れた。

8月29日、中2週で迎えた23戦目は、関本淳騎手を鞍上に迎えて、新涼特別（水沢ダート1600m 曇/不良）に出走。9頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、勝ったブラゾーハリーに詰め切れず、6馬身差の2着となった。

9月12日、中1週で迎えた24戦目は、牝馬限定地方重賞のヴィーナススプリント（水沢ダート1300m 晴/重）に出走。鞍上は斎藤雄一騎手（7戦5勝）。9頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線に入ると、前で粘るドナエテルニテを上がり1位タイの末脚でクビ差だけ差し切って優勝

9月26日、中1週で迎えた25戦目は、スプリント特別（盛岡ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は山本政聡騎手（1戦0勝）。12頭立ての3番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始11番手を追走。直線では脚を伸ばせず12着に敗れた。

10月25日、中3週で迎えた26戦目は、菊花特別（盛岡ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は関本淳騎手（1戦0勝）。8頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線では決め手が足りず7着に終わった。

12月5日、中5週で迎えた27戦目は、ターコイズ特別（水沢ダート1600m 曇/不良）に出走。鞍上は斎藤雄一騎手（8戦6勝）。12頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。先手を奪う形となり、で馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、馬群に沈み5着に沈んだ。

12月20日、中1週で迎えた28戦目は、もみの木特別（水沢ダート1600m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で斎藤雄一騎手（9戦6勝）。12頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では末脚を伸ばせず7着に敗れた。

12月31日、中1週で迎えた29戦目は、地方重賞の桐花賞（水沢ダート2000m 晴/不良）に出走。鞍上は3戦連続で斎藤雄一騎手（10戦6勝）。11頭立ての10番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では見せ場なく7着に終わった。

4歳（2016年）

1月9日、連闘で迎えた30戦目は、ガーネット特別（水沢ダート1600m 小雪/不良）に出走。鞍上は4戦連続で斎藤雄一騎手（11戦6勝）。9頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを5番手で通過。直線では見せ場を作れず6着に敗れた。

3月27日、約2か月半の間隔を開けて迎えた31戦目は、別府真衣騎手を鞍上に迎えて、行水の池特別（高知ダート1400m 晴/重）に出走。9頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線ではいいところがなく6着に敗れた。

4月10日、中1週で迎えた32戦目は、山崎雅由騎手を鞍上に迎えて、エイプリル特別（高知ダート1600m 曇/重）に出走。8頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず5着に終わった。

4月24日、中1週で迎えた33戦目は、佐原秀泰騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定戦のスピカ特別（高知ダート1400m 曇/重）に出走。12頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始7番手を追走。直線では末脚のキレが鈍く8着に終わった。

5月4日、中0週で迎えた34戦目は、岡村卓弥騎手を鞍上に迎えて、ファイナルレース（高知ダート1400m 晴/不良）に出走。10頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを5番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず5着に終わった。

5月29日、中3週で迎えた35戦目は、上田将司騎手を鞍上に迎えて、一般A2（高知ダート1400m 雨/不良）に出走。9頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では今一つ末脚が切れず7着に終わった。