リョウライライ（2020年生、母ツウローゼズ）

リョウライライ（2020年5月26日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「遼来来。三国志の張遼の猛攻ぶりを伝えた言葉」。毛色は鹿毛。種牡馬のゴールドシップ（当時11歳）と交配したツウローゼズが9歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者はビッグレッドファーム。主な勝ち鞍は2023年の西尾夕香生誕記念ジーニアス杯。

経歴

デビュー前

松永康利厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（2023年）

1月14日、デビュー戦は松本大輝騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（中山芝1600m 外回り小雨/良）に出走。馬体重は500kg。16頭立ての14番人気で4番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線では鋭い末脚を繰り出せず13着に終わった。

1月28日、中1週で迎えた2戦目は、国分優作騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中京芝2000m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。8頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では今一つ伸び切れず7着に終わった。

2月25日、中3週で迎えた3戦目は、丹内祐次騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（小倉芝2000m 曇/稍重）に出走。13頭立ての10番人気で5番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線では見せ場なく12着に終わった。

3月31日、中4週で迎えた4戦目は、今井貴大騎手を鞍上に迎えて、3歳戦の西尾夕香生誕記念ジーニアス杯（名古屋ダート1500m 曇/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。12頭立ての4番人気で10番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線に入ると、前で粘るプレザントアンクルを次元の違う末脚で交わし去り、最後は2馬身半の差をつけて初白星を挙げた。

4月11日、中1週で迎えた5戦目は、3歳（名古屋ダート1500m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で今井貴大騎手（1戦1勝）。12頭立ての圧倒的1番人気に推されて10番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のコパノモンテカルロに3馬身の差をつけて断トツの支持に応えた。

4月19日、連闘で迎えた6戦目は、3歳戦のツバメ特別（名古屋ダート1700m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で今井貴大騎手（2戦2勝）。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線では持ち味の心肺能力で最後まで奮闘したが、勝ったフィアスサーメットに詰め切れず、3馬身差の2着に敗北した。

5月17日、中3週で馬体重を前走から14kg増やして迎えた7戦目は、3歳戦の高野義也生誕28周年記念（名古屋ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で今井貴大騎手（3戦2勝）。12頭立ての圧倒的1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では脚色がやや鈍り、4着に終わった。

5月31日、中1週で馬体重を前走から11kg絞って迎えた8戦目は、3歳戦のジューンドリーム戦（名古屋ダート1700m 晴/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で今井貴大騎手（4戦2勝）。11頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では全く伸びず7着に敗れた。

6月28日、中3週で馬体重を前走から7kg戻して迎えた9戦目は、塚本征吾騎手を鞍上に迎えて、3歳戦の名古屋チャレンジカップミント賞（名古屋ダート1500m 曇/良）に出走。10頭立ての6番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始7番手を追走。直線ではジリ脚になってしまい7着に終わった。

7月12日、中1週で迎えた10戦目は、3歳（名古屋ダート1500m 晴/不良）に出走。鞍上は2戦連続で塚本征吾騎手（1戦0勝）。11頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始8番手を追走。直線では末脚にキレが無く10着に終わった。

8月9日、中3週で迎えた11戦目は、3歳（名古屋ダート1500m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で塚本征吾騎手（2戦0勝）。11頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では末脚が振るわず5着に敗れた。

8月23日、中1週で迎えた12戦目は、3歳（名古屋ダート1500m 曇/良）に出走。鞍上は今井貴大騎手（5戦2勝）。9頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では末脚を伸ばせず7着に終わった。

9月6日、中1週で迎えた13戦目は、3歳戦のヴァリちゃん誕生日記念（名古屋ダート1500m 雨/重）に出走。鞍上は2戦連続で今井貴大騎手（6戦2勝）。12頭立ての6番人気で大外12番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線では伸びが劣勢になり7着に敗れた。

9月22日、中1週で迎えた14戦目は、3歳戦のトイグループ記念（名古屋ダート1500m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で今井貴大騎手（7戦2勝）。9頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり7着に終わった。

10月6日、中1週で迎えた15戦目は、あおいJMA4種目日本新達成杯（名古屋ダート920m 晴/重）に出走。鞍上は4戦連続で今井貴大騎手（8戦2勝）。11頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを5番手で通過。直線ではものすごい伸び脚で急追したが、勝ったケイカに詰め切れず、5馬身差の2着となった。

10月20日、中1週で迎えた16戦目は、和貴・菜愛結婚記念（名古屋ダート1500m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で今井貴大騎手（9戦2勝）。12頭立ての3番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず5着に敗れた。

11月6日、中1週で迎えた17戦目は、一般C7（名古屋ダート1500m 曇/良）に出走。鞍上は塚本征吾騎手（3戦0勝）。11頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、11番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では力強いフットワークでゴールまで頑張ったが、4着に終わった。

11月17日、中1週で迎えた18戦目は、星羽こはく3周年&生誕記念（名古屋ダート1500m 曇/不良）に出走。鞍上は今井貴大騎手（10戦2勝）。11頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて、最後は2着のイブシギンをハナ差振り切って3勝目を収める

11月28日、中1週で迎えた19戦目は、くじゃく座特別（名古屋ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で今井貴大騎手（11戦3勝）。11頭立ての10番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では切れる脚を使えず6着に終わった。

12月15日、中1週で迎えた20戦目は、宮下瞳騎手を鞍上に迎えて、さといも賞（名古屋ダート1500m 曇/不良）に出走。11頭立ての3番人気で10番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では天性の勝負根性でゴールまで力闘したが、4着に終わった。

12月25日、中0週で迎えた21戦目は、一般B8（名古屋ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は今井貴大騎手（12戦3勝）。10頭立ての3番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線ではもうひとつ伸びを欠き、3着に終わった。

4歳（2024年）

1月5日、中1週で迎えた22戦目は、福笑い賞（名古屋ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で今井貴大騎手（13戦3勝）。10頭立ての4番人気で大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では天稟の負けん気を発揮してゴールまで力走したが、3着に終わった。

1月19日、中1週で迎えた23戦目は、寄せ鍋賞（名古屋ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で今井貴大騎手（14戦3勝）。11頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では天稟の負けん気を発揮してゴールまで力走したが、3着に終わった。

2月8日、中2週で迎えた24戦目は、一般B7（笠松ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で今井貴大騎手（15戦3勝）。10頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では見事な伸び脚で急追したが、抜け出したウインアイオライトにクビ差届かず2着に甘んじた。

2月28日、中2週で迎えた25戦目は、一般B6（名古屋ダート1700m 晴/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で今井貴大騎手（16戦3勝）。8頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では速い脚を持続できず、3着に終わった。

3月13日、中1週で迎えた26戦目は、一般B5（名古屋ダート1500m 晴/重）に出走。鞍上は6戦連続で今井貴大騎手（17戦3勝）。12頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では勢いよく末脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のカガヤキファイターに1馬身半の差をつけて制した。

デビュー前

竹下直人厩舎（愛知）へ入厩。

3月26日、デビュー戦は今井貴大騎手を鞍上に据えて、うお座特別（名古屋ダート1700m 晴/不良）に出走。馬体重は507kg。9頭立ての1番ゲートからスタート。競走除外となった。

4月10日、中3週で迎えた27戦目は、一般B3（名古屋ダート1700m 晴/稍重）に出走。鞍上は7戦連続で今井貴大騎手（18戦4勝）。12頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では途轍もない末脚を弾けさせて先頭に躍り出て、最後は2着のフリューゲルに1馬身半の差をつけて制した。

5月28日、中6週で迎えた28戦目は、大畑慧悟騎手を鞍上に迎えて、ふたご座特別（名古屋ダート1700m 雨/不良）に出走。12頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、12番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを10番手で通過。直線では上がり3位タイの末脚を繰り出したが上位には食い込めず9着に敗れた。

6月12日、中1週で迎えた29戦目は、丸山真一騎手を鞍上に迎えて、アンドロメダ座特別（名古屋ダート2000m 晴/良）に出走。12頭立ての9番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、12番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを10番手で通過。直線では上がり3位の末脚を繰り出したが上位争いには絡めず8着に終わった。

6月25日、中1週で迎えた30戦目は、村上弘樹騎手を鞍上に迎えて、かに座特別（名古屋ダート1400m 曇/稍重）に出走。11頭立ての9番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい6着に終わった。

7月23日、中3週で迎えた31戦目は、かんむり座特別（名古屋ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は今井貴大騎手（19戦5勝）。10頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始6番手を追走。直線では見所を作れず8着に終わった。

8月20日、中3週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた32戦目は、柿原翔騎手を鞍上に迎えて、はくちょう座特別（名古屋ダート1700m 曇/重）に出走。12頭立ての12番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では上がり3位タイの末脚を見せたが上位争いには参加できず8着に終わった。

9月3日、中1週で馬体重を前走から11kg絞って迎えた33戦目は、友森翔太郎騎手を鞍上に迎えて、おとめ座特別（名古屋ダート1500m 曇/稍重）に出走。11頭立ての10番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり9着に終わった。

9月17日、中1週で迎えた34戦目は、うみへび座特別（名古屋ダート2000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で友森翔太郎騎手（1戦0勝）。12頭立ての10番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず5着に終わった。

10月2日、中1週で迎えた35戦目は、細川智史騎手を鞍上に迎えて、秋涼賞（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。12頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では上がり1位タイの末脚を見せたが上位争いには加われず5着に敗れた。

10月17日、中1週で迎えた36戦目は、一般B3（名古屋ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は今井貴大騎手（20戦5勝）。12頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では脚が残っておらず8着に敗れた。

10月30日、中1週で迎えた37戦目は、一般B3（名古屋ダート1500m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で今井貴大騎手（21戦5勝）。12頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線では今一つ末脚が切れず9着に敗れた。

11月12日、中1週で迎えた38戦目は、一般B4（名古屋ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で今井貴大騎手（22戦5勝）。12頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを6番手で通過。直線では見事な伸び脚で追い上げたが、抜け出したエドノバイオレットにクビ差届かず2着となった。