ベイオブアイランド（1986年生、母オキノメロディー）

ベイオブアイランド（1986年3月27日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。毛色は鹿毛。種牡馬のタクラマカン（当時8歳）と交配したオキノメロディーが9歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は栃木県、生産者は（有）鍋掛牧場。戦績は、中央平地11戦0勝2着1回、中央障害11戦1勝2着4回。主な勝ち鞍は1990年の障害4歳以上未勝利。

経歴

デビュー前

野平富久厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（1989年）

4月2日、デビュー戦は増沢末夫騎手を鞍上に据えて、4歳未出走（中山ダート1800m 晴/良）に出走。馬体重は470kg。16頭立ての10番人気で3番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では瞬発力に富んだ末脚を披露し、2着となった。

4月16日、中1週で迎えた2戦目は、4歳未勝利（中山ダート1800m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で増沢末夫騎手（1戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では天稟の負けじ魂を発揮してゴールまで力走したが、3着に終わった。

4月30日、中1週で迎えた3戦目は、蛯沢誠治騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（東京芝1600m 晴/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。14頭立ての3番人気に推されて6番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線ではいい脚を見せられず8着に敗れた。

5月21日、中2週で迎えた4戦目は、牝馬限定の4歳未勝利（東京ダート1600m 曇/重）に出走。鞍上は増沢末夫騎手（2戦0勝）。16頭立ての5番人気で15番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、馬場の外目を回って6番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを12番手で通過。直線では見所を作れず14着に敗れた。

6月17日、中3週で迎えた5戦目は、牝馬限定の4歳未勝利（新潟ダート1700m 小雨/重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で増沢末夫騎手（3戦0勝）。11頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では末脚がパッとせず6着に敗れた。

7月2日、中1週で迎えた6戦目は、牝馬限定の4歳未勝利（新潟芝1800m 曇/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は3戦連続で増沢末夫騎手（4戦0勝）。10頭立ての9番人気で3番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線ではスパッと切れる脚を使えず6着に終わった。

7月22日、中2週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた7戦目は、田村正光騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（新潟ダート1700m 晴/良）に出走。9頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

8月5日、中1週で馬体重を前走から6kg絞って迎えた8戦目は、牝馬限定の4歳未勝利（新潟ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は増沢末夫騎手（5戦0勝）。10頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では鋭い脚を使えず8着に敗れた。

8月19日、中1週で迎えた9戦目は、4歳未勝利（新潟芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で増沢末夫騎手（6戦0勝）。15頭立ての7番人気で大外15番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では決め手が足りず6着に敗れた。

9月23日、中4週で迎えた10戦目は、牝馬限定の4歳未勝利（中山ダート1800m 曇/重）に出走。鞍上は3戦連続で増沢末夫騎手（7戦0勝）。9頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では速い脚を使えず5着に敗れた。

10月15日、中2週で迎えた11戦目は、岡山定夫騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（福島ダート1700m 曇/重）に出走。12頭立ての4番人気で10番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の大外を通りながら4コーナーを6番手で通過。直線では脚が残っておらず7着に敗れた。

12月16日、中8週で迎えた12戦目は、瀬古正明騎手を鞍上に迎えて、障害4歳以上未勝利（中山障害芝→ダート2700m 晴）に出走。10頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。7着に敗れた。

4歳（1990年）

1月6日、中2週で迎えた13戦目は、障害5歳以上未勝利（中山障害芝→ダート2700m 晴）に出走。鞍上は2戦連続で瀬古正明騎手（1戦0勝）。5頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。3着に敗れた。

1月20日、中1週で迎えた14戦目は、障害5歳以上未勝利（中山障害芝→ダート2700m 曇）に出走。鞍上は3戦連続で瀬古正明騎手（2戦0勝）。7頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。4着に敗れた。

2月11日、中2週で迎えた15戦目は、障害5歳以上未勝利（東京障害芝→ダート3100m 小雨）に出走。鞍上は4戦連続で瀬古正明騎手（3戦0勝）。10頭立ての5番人気で大外10番ゲートからスタート。4着に敗れた。

8月25日、約6か月半の休養明けで迎えた16戦目は、鈴木勇騎手を鞍上に迎えて、障害4歳以上未勝利（新潟障害芝2800m 外→内晴/良）に出走。9頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。最後は、2着のアンクレットに半馬身の差をつけて待望の初白星を挙げた。

9月22日、中3週で迎えた17戦目は、障害4歳以上400万下（中山障害芝→ダート3200m 晴）に出走。鞍上は2戦連続で鈴木勇騎手（1戦1勝）。5頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。最後は、勝ったシンクロトロンから4馬身差の2着に敗れた。

10月7日、中1週で迎えた18戦目は、障害4歳以上400万下（東京障害芝→ダート3100m 曇）に出走。鞍上は3戦連続で鈴木勇騎手（2戦1勝）。5頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。4着に敗れた。

11月17日、中5週で迎えた19戦目は、富田正信騎手を鞍上に迎えて、障害4歳以上400万下（東京障害芝→ダート3300m 晴）に出走。8頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。6着に終わった。

12月9日、中2週で迎えた20戦目は、障害4歳以上400万下（中山障害芝→ダート3200m 曇）に出走。鞍上は鈴木勇騎手（3戦1勝）。8頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。最後は、勝ったポタリングから約10馬身差の2着となった。

5歳（1991年）

1月12日、中4週で迎えた21戦目は、障害5歳以上400万下（中山障害芝→ダート2700m 雪）に出走。鞍上は2戦連続で鈴木勇騎手（4戦1勝）。8頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。最後は、勝ったメジロスコットからクビ差の2着となった。

1月27日、中1週で迎えた22戦目は、障害5歳以上400万下（東京障害芝→ダート3100m 晴）に出走。鞍上は3戦連続で鈴木勇騎手（5戦1勝）。8頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。最後は、勝ったシンコウアンクレーから2馬身差の2着となった。