グスタール（2020年生、母コスモリープリング）

グスタール（2020年5月8日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「味わう、気に入る(西)。母名より連想」。毛色は鹿毛。種牡馬のダノンバラード（当時12歳）と交配したコスモリープリングが11歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者はビッグレッドファーム。戦績は、中央平地11戦0勝2着1回、地方21戦10勝2着1回。2025年のくろゆり賞で3着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

粕谷昌央厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2022年）

8月28日、デビュー戦は原優介騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（新潟芝1600m 外回り曇/稍重）に51kgの軽斤量で出走。馬体重は444kg。11頭立ての9番人気で3番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では天資の闘争本能でゴールまで力戦し、4着を確保した。

9月24日、中3週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた2戦目は、丹内祐次騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（中山芝1600m 外回り曇/不良）に出走。16頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では末脚が振るわず7着に敗れた。

10月16日、中2週で迎えた3戦目は、2歳未勝利（新潟芝1600m 外回り晴/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は原優介騎手（1戦0勝）。10頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。端をきり、非常に緩いペースで一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではジワリジワリと長く脚を使ってゴールまで走り切り、3着を確保した。

10月29日、中1週で迎えた4戦目は、2歳未勝利（新潟芝1400m 曇/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で原優介騎手（2戦0勝）。17頭立ての4番人気に推されて大外17番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では終いの伸びを欠き、3着に終わった。

11月26日、中3週で迎えた5戦目は、M.ギュイヨン騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（東京芝1400m 小雨/良）に出走。17頭立ての7番人気で15番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では速い脚を持続できず、6着に終わった。

3歳（2023年）

1月14日、中6週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた6戦目は、3歳未勝利（小倉芝1200m 曇/重）に出走。鞍上は原優介騎手（3戦0勝）。18頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。最後はスピードが落ちてしまい10着に敗れた。

1月29日、中1週で迎えた7戦目は、松本大輝騎手を鞍上に迎えて、3歳戦の3歳未勝利（小倉芝1200m 曇/重）に出走。18頭立ての2番人気に推されて12番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線ではものすごい伸び脚で猛追したが、勝ったスリーアイランドに詰め切れず、3馬身差の2着に敗北した。

2月11日、中1週で迎えた8戦目は、3歳戦の3歳未勝利（小倉芝1200m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で松本大輝騎手（1戦0勝）。18頭立ての3番人気に推されて2番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では最後まで息が続かず15着に敗れた。

4月4日、中6週で迎えた9戦目は、3歳戦のダイヤモンドフラワー賞（川崎ダート1500m 曇/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は丹内祐次騎手（1戦0勝）。14頭立ての1番人気に推されて13番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のリンガススウィートに8馬身の差をつけて待望の初白星を挙げた。

4月30日、中3週で迎えた10戦目は、柴田大知騎手を鞍上に迎えて、3歳1勝クラスの3歳1勝クラス（東京ダート1600m 曇/良）に出走。12頭立ての9番人気で4番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線ではいいところがなく10着に終わった。

8月6日、約3か月半の休み明けで迎えた11戦目は、小林勝太騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラスの3歳以上1勝クラス（札幌ダート1700m 曇/不良）に出走。14頭立ての9番人気で12番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを14番手で通過。直線では速い脚を使えず14着に終わった。

10月11日、中8週で迎えた12戦目は、オクトーバースター賞（川崎ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は丹内祐次騎手（2戦1勝）。9頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では脚が残っておらず7着に敗れた。

10月28日、中1週で迎えた13戦目は、小林凌大騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラスの3歳以上1勝クラス（新潟ダート1800m 小雨/稍重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。15頭立ての14番人気で9番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを6番手で通過。直線では脚が残っておらず10着に終わった。

4歳（2024年）

3月11日、約4か月半の休み明けで馬体重を前走から13kg増やして迎えた14戦目は、和田譲治騎手を鞍上に迎えて、啓蟄特別（川崎ダート1500m 晴/良）に出走。13頭立ての5番人気で14番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後は脚勢が悪くなり11着に敗れた。

4月1日、中2週で迎えた15戦目は、西啓太騎手を鞍上に迎えて、穀雨特別（川崎ダート1600m 雨/重）に出走。12頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず6着に敗れた。

9月6日、約5か月半の休み明けで馬体重を前走から13kg増やして迎えた16戦目は、笹川翼騎手を鞍上に迎えて、キンタロウInstagramデビュー記念（川崎ダート1600m 晴/良）に出走。10頭立ての3番人気で大外10番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では末脚が振るわず5着に敗れた。

10月24日、中6週で馬体重を前走からさらに10kg増やして迎えた17戦目は、見越彬央騎手を鞍上に迎えて、秋の空特別（浦和ダート2000m 雨/良）に出走。12頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では見所を作れず7着に終わった。

11月1日、連闘で馬体重を前走から9kg絞って迎えた18戦目は、11月16日開催千葉県畜産フェア賞（船橋ダート1600m 雨/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で見越彬央騎手（1戦0勝）。11頭立ての9番人気で1番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始4番手を追走。最後は脚色が衰えて11着に終わった。

11月28日、中3週で迎えた19戦目は、馬渕繁治騎手を鞍上に迎えて、一般B5（笠松ダート1400m 晴/稍重）に出走。10頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のパッドゥラパンに4馬身の差をつけて久しぶりに勝利を挙げた。

12月10日、中1週で迎えた20戦目は、ウインターアタック（笠松ダート1900m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で馬渕繁治騎手（1戦1勝）。9頭立ての2番人気に推されて大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線に入ると、粘りを欠いて4着に沈んだ。

12月29日、中2週で迎えた21戦目は、一般B4（笠松ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で馬渕繁治騎手（2戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。主導権を奪う恰好となり、で集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させてすんなりと抜け出し、最後は2着のショウナンナツゾラに3馬身の差をつけて3勝目を手中に収めた。

5歳（2025年）

1月7日、連闘で迎えた22戦目は、鏡開き特別（笠松ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で馬渕繁治騎手（3戦2勝）。8頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。主導権を奪う形となり、で馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて悠々と抜け出し、最後は2着のスタンレーに4馬身の差をつけて4勝目をつかんだ。

1月23日、中1週で迎えた23戦目は、銀華特別（笠松ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で馬渕繁治騎手（4戦3勝）。10頭立ての2番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では末脚が続かず、3着に終わった。

2月7日、中1週で迎えた24戦目は、サイネリア特別（笠松ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は6戦連続で馬渕繁治騎手（5戦3勝）。9頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線ではぐいぐいと末脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のカプティフに1馬身半の差をつけて単勝一倍台の支持に応えた。

3月7日、中3週で迎えた25戦目は、養老の滝特別（笠松ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で馬渕繁治騎手（6戦4勝）。9頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のキスリングに6馬身の差をつけて6勝目を手に入れた。

3月20日、中1週で迎えた26戦目は、岐阜・三重・愛知の酪農応援賞（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で馬渕繁治騎手（7戦5勝）。8頭立ての2番人気に推されて大外8番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線ではビュッとキレる脚で猛進したが、スティールアクターにクビ差交わされて2着に甘んじた。

デビュー前

森山英雄厩舎（笠松）へ入厩。

4月17日、デビュー戦は馬渕繁治騎手を鞍上に据えて、飛騨高山特別（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。4頭立ての3番ゲートからスタート。競走除外となった。

5月15日、中7週で迎えた27戦目は、小栗孝一メモリアル（笠松ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は9戦連続で馬渕繁治騎手（8戦5勝）。8頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では徐々に前との差を詰めて、最後は2着のラブアンバジョを3/4馬身振り切って7勝目を手にした。

5月30日、中1週で迎えた28戦目は、アジサイ特別（笠松ダート1600m 曇/稍重）に出走。鞍上は10戦連続で馬渕繁治騎手（9戦6勝）。10頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。ハナを切る形となり、で馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では猛烈な末脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のチュウワノキセキに2馬身の差をつけて8勝目を挙げた。

8月14日、約2か月半の間隔を開けて迎えた29戦目は、くろゆり賞（笠松ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は11戦連続で馬渕繁治騎手（10戦7勝）。10頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線ではジワジワと長く脚を使ってゴールまで力走し、3着に入り込んだ。

9月11日、中3週で迎えた30戦目は、キンモクセイオープン（笠松ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は12戦連続で馬渕繁治騎手（11戦7勝）。10頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。ハナを奪う形となり、で馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では鮮やかな末脚を爆発させて、最後は2着のアルサーフィをクビ差振り切って9勝目を収める

10月24日、中5週で迎えた31戦目は、東海クラウン（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は13戦連続で馬渕繁治騎手（12戦8勝）。9頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。最後は脚色が悪くなり9着に敗れた。

11月5日、中1週で迎えた32戦目は、オオモミジ特別（笠松ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は14戦連続で馬渕繁治騎手（13戦8勝）。8頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。ハナに立ち、で集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では総身の力で末脚を持続させて、最後は2着のアルサーフィをクビ差振り切って10勝目を達成した。

11月14日、連闘で迎えた33戦目は、レジェンドハンター記念（笠松ダート1900m 晴/良）に出走。鞍上は15戦連続で馬渕繁治騎手（14戦9勝）。12頭立ての6番人気で大外12番ゲートからスタート。果敢にハナを切り、で集団を引っ張る。しかし、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを3番手で通過。直線では脚を伸ばせず6着に敗れた。