テイエムカルメン（2006年生、母ポニーガール）

テイエムカルメン（2006年3月28日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。馬名の意味は「冠名＋オペラの主人公名」。毛色は鹿毛。種牡馬のタイキシャトル（当時12歳）と交配したポニーガールが9歳のときに産んだ4番仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は（有）日高大洋牧場。戦績は、中央平地17戦3勝2着2回。主な勝ち鞍は2010年の蒲郡特別(500万下)。

経歴

デビュー前

新川恵厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2008年）

8月24日、デビュー戦は小牧太騎手を鞍上に据えて、牝馬限定の2歳新馬（小倉芝1200m 晴/良）に出走。馬体重は468kg。18頭立ての1番人気に推されて14番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではやや伸びを欠き、4着に終わった。

9月28日、中4週で迎えた2戦目は、牝馬限定の2歳未勝利（阪神芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で小牧太騎手（1戦0勝）。15頭立ての3番人気に推されて2番ゲートからスタート。主導権を握る恰好となり、平均ペースで集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では伸びが甘くなり、3着に終わった。

10月25日、中3週で迎えた3戦目は、2歳未勝利（京都芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で小牧太騎手（2戦0勝）。11頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。ハナを取り切り、ややスローペースでレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではきちんと末脚を伸ばして、最後は2着のカイシュウボナンザを半馬身振り切って初白星を挙げた。

3歳（2009年）

3月7日、約4か月半の休み明けで馬体重を前走から10kg減らして迎えた4戦目は、牝馬限定の3歳500万下（阪神ダート1200m 晴/重）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は4戦連続で小牧太騎手（3戦1勝）。14頭立ての6番人気で11番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線では速い脚を使えず9着に敗れた。

4月12日、中4週で迎えた5戦目は、3歳500万下（阪神芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で小牧太騎手（4戦1勝）。16頭立ての8番人気で13番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では持ち味のタフネスで最後まで奮闘したが、アグネスナチュラルに交わされて1馬身1/4差の2着となった。

5月16日、中4週で迎えた6戦目は、3歳500万下（京都芝1400m 曇/良）に出走。鞍上は6戦連続で小牧太騎手（5戦1勝）。16頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。先頭に立つ形となり、ミドルペースでレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち味のガッツで最後まで奮闘したが、レオウィザードに交わされて1馬身半差の2着となった。

4歳（2010年）

3月13日、約10か月の休み明けで馬体重を前走から14kg増やして迎えた7戦目は、和田竜二騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下の蒲郡特別（中京芝1200m 曇/良）に出走。18頭立ての3番人気に推されて16番ゲートからスタート。先頭に立ち、ややハイペースでレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の走りで持ち堪えて、最後は2着のスペシャルポケットに1馬身3/4の差をつけて久々の一戦を制した。

5歳（2011年）

1月29日、約10か月半の休み明けで馬体重を前走からさらに16kg増やして迎えた8戦目は、丸山元気騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下の合馬特別（小倉芝1200m 曇/良）に出走。18頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後はスピードが落ちてしまい13着に敗れた。

2月26日、中3週で迎えた9戦目は、4歳以上500万下の甘木特別（小倉芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で丸山元気騎手（1戦0勝）。16頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では余力が残っておらず12着に敗れた。

4月24日、中7週で迎えた10戦目は、中舘英二騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（新潟芝1000m 晴/稍重）に出走。16頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。3着に終わった。

5月14日、中2週で迎えた11戦目は、4歳以上500万下の湯沢特別（新潟芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で中舘英二騎手（1戦0勝）。16頭立ての3番人気に推されて4番ゲートからスタート。先手を奪う恰好となり、平均ペースで集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚を失くしてしまい7着に敗れた。

6月12日、中3週で迎えた12戦目は、古川吉洋騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上500万下（新潟ダート1200m 曇/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。15頭立ての5番人気で12番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではあとひと押しが足りず、4着に終わった。

7月3日、中2週で迎えた13戦目は、3歳以上500万下（京都芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は小牧太騎手（6戦1勝）。16頭立ての4番人気に推されて大外16番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではあとひと押しが足りず、3着に終わった。

7月31日、中3週で迎えた14戦目は、3歳以上500万下の筑紫特別（小倉芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は和田竜二騎手（1戦1勝）。18頭立ての5番人気で12番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では余力が残っておらず10着に敗れた。

6歳（2012年）

6月9日、約10か月半の休養明けで迎えた15戦目は、鮫島良太騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（阪神芝1200m 曇/稍重）に出走。16頭立ての10番人気で10番ゲートからスタート。端をきる恰好となり、些か速いペースで集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではきっちりと末脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のワンダードレッシーに1馬身の差をつけて休養明け初戦をモノにした。

6月30日、中2週で迎えた16戦目は、柴田善臣騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下の白河特別（福島芝1200m 晴/良）に出走。14頭立ての6番人気で11番ゲートからスタート。逃げる恰好となり、ミドルペースでレースを牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では脚色がやや衰え、4着に終わった。

7月29日、中3週で迎えた17戦目は、3歳以上1000万下の佐世保特別（小倉芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は鮫島良太騎手（1戦1勝）。12頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。最後は脚勢が悪くなり9着に敗れた。