サトノプライマシー（2009年生、母エアピース）

サトノプライマシー（2009年5月6日）は、日本の競走馬。馬名の意味は「冠名＋首位」。毛色は鹿毛。種牡馬のネオユニヴァース（当時9歳）と交配したエアピースが13歳のときに産んだ7番仔が本馬である。産地は北海道千歳市、生産者は社台ファーム。戦績は、中央平地17戦5勝2着2回。2015年のオアシスステークス(オープン)で2着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

1歳のとき、社台ファームから「セレクトセールサラブレッド1歳」に上場され、里見治によって2,625万円で落札された。

堀宣行厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2011年）

11月27日、デビュー戦はC.スミヨン騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（東京芝2000m 晴/良）に出走。馬体重は526kg。11頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では次元の違う末脚を爆発させて先頭に立ち、最後は2着のジャングルクルーズをクビ差振り切って初勝利を挙げた。

12月25日、中3週で迎えた2戦目は、M.デムーロ騎手を鞍上に迎えて、2歳オープンのホープフルステークス（中山芝2000m 晴/良）に出走。16頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では終いの伸びを欠き、5着に終わった。

3歳（2012年）

3月18日、約3か月の間隔を開けて迎えた3戦目は、石橋脩騎手を鞍上に迎えて、3歳G2のスプリングステークス（中山芝1800m 曇/重）に出走。重賞競走への出走は初となった。14頭立ての8番人気で12番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。最後は脚が止まってしまい13着に終わった。

10月13日、約7か月の休養明けで馬体重を前走から12kg増やして迎えた4戦目は、岩田康誠騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（東京芝2000m 晴/良）に出走。13頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚色が鈍り7着に敗れた。

10月27日、中1週で馬体重を前走から6kg絞って迎えた5戦目は、3歳以上500万下（東京ダート1600m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は石橋脩騎手（1戦0勝）。11頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では息長く末脚を伸ばして先頭をうかがい、最後は2着のガムランをハナ差振り切って2勝目を手に入れた。

12月23日、中7週で迎えた6戦目は、R.ムーア騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下（中山ダート1800m 曇/稍重）に出走。16頭立ての3番人気に推されて2番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。最後は脚を失くしてしまい10着に敗れた。

4歳（2013年）

5月25日、約5か月の休養明けで迎えた7戦目は、戸崎圭太騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1000万下（東京ダート1600m 晴/良）に出走。16頭立ての3番人気に推されて7番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線に入ると、前で粘るロジスプリングを猛烈な末脚で交わし去り、最後は1馬身半の差をつけて休み明け初戦を物にした。

6月29日、中4週で迎えた8戦目は、3歳以上1000万下の猪苗代特別（福島ダート1700m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で戸崎圭太騎手（1戦1勝）。15頭立ての1番人気に推されて11番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線ではものすごい伸び脚で追い上げたが、勝ったダブルスターに詰め切れず、1馬身3/4差の2着に敗北した。

7月21日、中2週で迎えた9戦目は、3歳以上1000万下の横手特別（福島ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は石橋脩騎手（2戦1勝）。15頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを先頭で通過。直線では自慢の末脚を爆発させて、最後は2着のセイカフォルトゥナをハナ差振り切って勝利を手に入れた。

11月17日、約4か月の休養明けで迎えた10戦目は、津村明秀騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で3歳以上1600万下の錦秋ステークス（東京ダート1600m 晴/良）に出走。13頭立ての3番人気に推されて10番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線ではパワフルな末脚を繰り出したが、3着に終わった。

5歳（2014年）

5月31日、約6か月半の休み明けで迎えた11戦目は、4歳以上1600万下の薫風ステークス（東京ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は石橋脩騎手（3戦2勝）。15頭立ての6番人気で11番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では一歩一歩確実に差を詰めて先頭に立ち、最後は2着のアンアヴェンジドをクビ差振り切って久々の一戦をモノにした。

6月14日、中1週で迎えた12戦目は、ハンデ戦でオープンのアハルテケステークス（東京ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で石橋脩騎手（4戦3勝）。14頭立ての3番人気に推されて9番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では決め手が足りず、5着に終わった。

7月13日、中3週で迎えた13戦目は、N.ローウィラー騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦でオープンのマリーンステークス（函館ダート1700m 曇/良）に出走。13頭立ての3番人気に推されて9番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを11番手で通過。直線では末脚が振るわず13着に敗れた。

11月23日、約4か月半の休養明けで迎えた14戦目は、ハンデ戦でオープンの霜月ステークス（東京ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は石橋脩騎手（5戦3勝）。16頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。最後は垂れてしまい13着に敗れた。

6歳（2015年）

5月3日、約5か月半の休み明けで迎えた15戦目は、オアシスステークス（東京ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で石橋脩騎手（6戦3勝）。12頭立ての6番人気で11番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では勝負根性が光る走りを見せたが、抜け出したカチューシャにアタマ差届かず2着となった。

6月13日、中5週で迎えた16戦目は、ハンデ戦でオープンのアハルテケステークス（東京ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で石橋脩騎手（7戦3勝）。16頭立ての4番人気に推されて1番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では鋭い脚を使えず6着に敗れた。

7月19日、中4週で迎えた17戦目は、丸山元気騎手を鞍上に迎えて、ハンデG3の函館記念（函館芝2000m 曇/良）に出走。16頭立ての14番人気で6番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを14番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く16着に終わった。