ダブルスター（2009年生、母ダッシングハニー）

ダブルスター（2009年3月21日）は、日本の競走馬、種牡馬。馬名の意味は「２つの星。父名より」。毛色は栗毛。種牡馬のシニスターミニスター（当時6歳）と交配したダッシングハニーが8歳のときに産んだ4番仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は（有）グランド牧場。戦績は、中央平地28戦5勝2着4回、地方7戦1勝2着1回。2014年の東海ステークス(G2)で4着に入った他、2016年のアルデバランステークス(オープンハンデ)に勝利するなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

角川秀樹厩舎（北海道）へ入厩。

2歳（2011年）

6月29日、デビュー戦は宮崎光行騎手を鞍上に据えて、2歳戦のフレッシュチャレンジ（門別ダート1200m 晴/良）に出走。馬体重は482kg。11頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。逃げを打ち、でレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のミススリランカに約12馬身の大差をつけて初白星を挙げた。

9月6日、中9週で迎えた2戦目は、桑村真明騎手を鞍上に迎えて、2歳地方重賞のイノセントカップ（門別ダート1200m 雨/不良）に出走。7頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。他馬と併走しながら先頭に立つ格好となり、でレースを進める。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。直線に入ると、粘りを欠いて3着に沈んだ。

9月27日、中2週で迎えた3戦目は、2歳オープンのアポイ山荘特別（門別ダート1700m 晴/重）に出走。鞍上は宮崎光行騎手（1戦1勝）。9頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。ハナを切る形となり、で馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では見事な伸び脚で猛進したが、イッシンドウタイに3/4馬身交わされて2着に敗北した。

10月12日、中1週で迎えた4戦目は、2歳地方重賞のサンライズカップ（門別ダート1700m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で宮崎光行騎手（2戦1勝）。12頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。ハナに立つ形となり、で馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は失速してしまい6着に敗れた。

11月10日、中3週で迎えた5戦目は、武豊騎手を鞍上に迎えて、2歳Jpn3の北海道2歳優駿（門別ダート1800m 晴/良）に出走。重賞競走への出走は初となった。14頭立ての6番人気で10番ゲートからスタート。先手を取り、で一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではやや伸びを欠き、4着に終わった。

3歳（2012年）

1月29日、約2か月半の間隔を開けて迎えた6戦目は、北村宏司騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下（東京ダート1400m 晴/稍重）に出走。13頭立ての12番人気で8番ゲートからスタート。苛烈なペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では賦性の負けん気を発揮してゴールまで頑張り、4着を確保した。

3月4日、中4週で迎えた7戦目は、内田博幸騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下（中山ダート1200m 曇/重）に出走。16頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。壮絶なハイペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では電光石火の末脚を繰り出したが、3着に終わった。

3月10日、連闘で迎えた8戦目は、3歳500万下（中山ダート1200m 雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で内田博幸騎手（1戦0勝）。16頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

4月28日、中6週で迎えた9戦目は、3歳500万下（東京ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で内田博幸騎手（2戦0勝）。15頭立ての2番人気に推されて16番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、抜け出したサクラインザスカイにクビ差届かず2着に甘んじた。

5月13日、中1週で迎えた10戦目は、3歳500万下（東京ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で内田博幸騎手（3戦0勝）。13頭立ての圧倒的1番人気に推されて4番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のデルマダイコクに7馬身の差をつけて断トツの支持に応えた。

4歳（2013年）

1月12日、約8か月の休み明けで馬体重を前走から14kg増やして迎えた11戦目は、4歳以上1000万下の初春賞（中山ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で内田博幸騎手（4戦1勝）。16頭立ての4番人気に推されて10番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい8着に敗れた。

2月3日、中2週で迎えた12戦目は、4歳以上1000万下（東京ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で内田博幸騎手（5戦1勝）。16頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では持ち味のスタミナで最後まで奮闘したが、勝ったカレンジェニオにねじ伏せられて半馬身差の2着に敗北した。

2月16日、中1週で迎えた13戦目は、4歳以上1000万下（東京ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で内田博幸騎手（6戦1勝）。16頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。敢然と端を奪い、若干遅いペースでレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではものすごい伸び脚を見せたが、タイセイファントムにクビ差交わされて2着に甘んじた。

3月10日、中2週で迎えた14戦目は、4歳以上1000万下（中山ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は8戦連続で内田博幸騎手（7戦1勝）。16頭立ての1番人気に推されて15番ゲートからスタート。壮絶なハイペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では不屈の闘志で渋太く末脚を持続させて先頭をうかがい、最後は2着のフルヒロボーイを半馬身振り切って3勝目を手に入れた。

4月27日、中6週で迎えた15戦目は、柴田善臣騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1600万下の春光ステークス（東京ダート1600m 晴/良）に出走。16頭立ての4番人気に推されて8番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを10番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、5着に終わった。

5月25日、中3週で迎えた16戦目は、田辺裕信騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1600万下の薫風ステークス（東京ダート1600m 晴/良）に出走。16頭立ての3番人気に推されて3番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい7着に敗れた。

6月29日、中4週で迎えた17戦目は、横山典弘騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下の猪苗代特別（福島ダート1700m 曇/稍重）に出走。15頭立ての3番人気に推されて1番ゲートからスタート。果敢にハナを奪い、緩いペースで一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を弾けさせて先頭を奪い、最後は2着のサトノプライマシーに1馬身3/4の差をつけて勝利をモノにする

7月13日、中1週で迎えた18戦目は、戸崎圭太騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1600万下の安達太良ステークス（福島ダート1700m 曇/良）に出走。15頭立ての4番人気で13番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では物凄い伸び脚で猛追したが、勝ったフリートストリートに詰め切れず、1馬身1/4差の2着となった。

10月20日、約3か月半の休養明けで迎えた19戦目は、3歳以上1600万下の観月橋ステークス（京都ダート1800m 雨/不良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で戸崎圭太騎手（1戦0勝）。10頭立ての4番人気で大外10番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では決め手が足りず、3着に終わった。

11月10日、中2週で迎えた20戦目は、3歳以上1600万下の花園ステークス（京都ダート1800m 雨/稍重）に出走。鞍上は内田博幸騎手（8戦2勝）。11頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では脚色がやや衰え、4着に終わった。

12月7日、中3週で迎えた21戦目は、ハンデ戦で3歳以上1600万下の北総ステークス（中山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で内田博幸騎手（9戦2勝）。15頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。ハナを切り、少し遅いペースで集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではぐんぐんと末脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のタナトスに1馬身3/4の差をつけて5勝目をマークした。

12月23日、中1週で迎えた22戦目は、ハンデ戦でオープンの2013フェアウェルステークス（中山ダート1800m 晴/稍重）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は柴田善臣騎手（1戦0勝）。16頭立ての8番人気で12番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを2番手で通過。直線では脚勢がやや鈍り、5着に終わった。

5歳（2014年）

1月26日、中4週で迎えた23戦目は、G2の東海ステークス（中京ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は武豊騎手（1戦0勝）。16頭立ての9番人気で8番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の外目を通りながら4コーナーを6番手で通過。直線では天稟の負けん性を発揮してゴールまで力走し、4着に入り込んだ。

2月15日、中2週で迎えた24戦目は、藤田伸二騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦でオープンのアルデバランステークス（京都ダート1900m 曇/不良）に出走。16頭立ての7番人気で9番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを5番手で通過。直線ではキレのある末脚を披露し、3着に入った。

5月11日、約3か月の間隔を開けて馬体重を前走から10kg増やして迎えた25戦目は、ハンデ戦でオープンのブリリアントステークス（東京ダート2100m 晴/良）に出走。鞍上は戸崎圭太騎手（2戦0勝）。14頭立ての9番人気で9番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず7着に終わった。

6歳（2015年）

6月27日、約13か月半の休養明けで馬体重を前走からさらに10kg増やして迎えた26戦目は、丹内祐次騎手を鞍上に迎えて、大沼ステークス（函館ダート1700m 雨/稍重）に出走。11頭立ての11番人気で6番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では見せ場なく10着に終わった。

7月19日、中2週で馬体重を前走から8kg絞って迎えた27戦目は、藤岡佑介騎手を鞍上に迎えて、ジュライステークス（中京ダート1800m 曇/稍重）に出走。14頭立ての11番人気で1番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では伸びが鈍く6着に終わった。

8月29日、中5週で迎えた28戦目は、大野拓弥騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦でオープンのBSN賞（新潟ダート1800m 晴/不良）に54kgの軽斤量で出走。14頭立ての8番人気で11番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では天稟の負けじ魂を発揮してゴールまで力走し、3着を確保した。

9月20日、中2週で迎えた29戦目は、ラジオ日本賞（中山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で大野拓弥騎手（1戦0勝）。9頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では天稟の負けん性を発揮してゴールまで力走したが、3着に終わった。

10月12日、中2週で迎えた30戦目は、関本淳騎手を鞍上に迎えて、Jpn1のマイルチャンピオンシップ南部杯（盛岡ダート1600m 曇/稍重）に出走。G1級競走への出走は初となった。15頭立ての9番人気で大外15番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では天資の負けん気を発揮してゴールまで力戦し、4着に入り込んだ。

11月1日、中2週で迎えた31戦目は、福島民友カップ（福島ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は大野拓弥騎手（2戦0勝）。14頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい7着に敗れた。

12月26日、中7週で迎えた32戦目は、石橋脩騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦でオープンの師走ステークス（中山ダート1800m 晴/良）に出走。16頭立ての13番人気で1番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚勢が悪くなり14着に終わった。

7歳（2016年）

1月24日、中3週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた33戦目は、吉田隼人騎手を鞍上に迎えて、G2の東海ステークス（中京ダート1800m 晴/良）に出走。12頭立ての11番人気で4番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では天性の闘志でゴールまで力闘し、4着を確保した。

2月6日、中1週で迎えた34戦目は、松山弘平騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦でオープンのアルデバランステークス（京都ダート1900m 曇/良）に出走。13頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では豪快に末脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のトップディーヴォに2馬身の差をつけて久々に白星を挙げた。

3月17日、中5週で迎えた35戦目は、C.ルメール騎手を鞍上に迎えて、Jpn3の名古屋大賞典（名古屋ダート1900m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。12頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。端を奪う恰好となり、で集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では終いの伸びを欠き、4着に終わった。