マイネルヤマト（1989年生、母ケイジヨイナー）

マイネルヤマト（1989年5月26日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は黒鹿毛。種牡馬のオペツクホース（当時12歳）と交配したケイジヨイナーが4歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は（有）いとう牧場。戦績は、中央平地12戦2勝2着3回。1992年の京成杯(G3)で2着に入った他、1992年の菜の花ステークス(オープン)に勝利するなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

清水美波厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（1991年）

9月29日、デビュー戦は増沢末夫騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（福島芝1200m 晴/良）に出走。馬体重は456kg。10頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では矢のような伸びを見せたが、ミヤビサクラコに交わされて1馬身半差の2着に敗北した。

10月20日、中2週で迎えた2戦目は、3歳新馬（福島芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で増沢末夫騎手（1戦0勝）。7頭立ての圧倒的1番人気に推されて6番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線ではグイグイと終いの脚を伸ばして突き抜け、最後は2着のウエスタンアドレスに6馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

11月16日、中3週で迎えた3戦目は、2歳オープンの福島3歳ステークス（福島芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で増沢末夫騎手（2戦1勝）。10頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では弾けるように急駛したが、シンコウラブリイに半馬身交わされて2着に敗北した。

12月7日、中2週で迎えた4戦目は、3歳500万下の黒松賞（中山芝1200m 外回り晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で増沢末夫騎手（3戦1勝）。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて2番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では末脚のキレが鈍く4着に敗れた。

3歳（1992年）

1月5日、中3週で迎えた5戦目は、4歳500万下（中山ダート1200m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は5戦連続で増沢末夫騎手（4戦1勝）。16頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では末脚にキレが無く10着に敗れた。

1月19日、中1週で迎えた6戦目は、3歳G3の京成杯（中山芝1600m 外回り晴/良）に出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は6戦連続で増沢末夫騎手（5戦1勝）。9頭立ての6番人気で大外9番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち味の忍耐力で最後まで奮闘したが、勝ったエーピージェットにねじ伏せられてクビ差の2着となった。

2月16日、中3週で迎えた7戦目は、3歳G3の共同通信杯4歳ステークス（東京芝1800m 曇/良）に出走。鞍上は7戦連続で増沢末夫騎手（6戦1勝）。11頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。逃げる恰好となり、落ち着いたペースでレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚勢が鈍り6着に敗れた。

3月8日、中2週で迎えた8戦目は、大塚栄三郎騎手を鞍上に迎えて、3歳G3のアーリントンカップ（阪神芝1600m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。14頭立ての3番人気に推されて11番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを13番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい11着に敗れた。

3月28日、中2週で迎えた9戦目は、3歳オープンの菜の花ステークス（中山芝1200m 外回り曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で大塚栄三郎騎手（1戦0勝）。9頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。凄まじいハイペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで先頭に躍り出て、最後は2着のバトルタイクーンに1馬身3/4の差をつけて2勝目を掴み取った。

4歳（1993年）

1月16日、約10か月の休み明けで馬体重を前走から20kg増やして迎えた10戦目は、ニューイヤーステークス（中山芝1600m 外回り曇/不良）に出走。鞍上は3戦連続で大塚栄三郎騎手（2戦1勝）。10頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを6番手で通過。最後は脚が止まってしまい10着に終わった。

1月31日、中1週で迎えた11戦目は、銀嶺ステークス（東京ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で大塚栄三郎騎手（3戦1勝）。14頭立ての14番人気で11番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では今一つ伸び切れず13着に終わった。

2月13日、中1週で迎えた12戦目は、バレンタインステークス（東京芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で大塚栄三郎騎手（4戦1勝）。15頭立ての15番人気で6番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は垂れてしまい14着に終わった。