シンボリベルソア（1985年生、母スイートコニャック）

シンボリベルソア（1985年4月3日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は鹿毛。種牡馬のモガミ（当時9歳）と交配したスイートコニャックが6歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者はシンボリ牧場。戦績は、中央平地21戦4勝2着4回、地方16戦2勝。主な勝ち鞍は1991年の九十九里特別(900万下ハンデ)。

経歴

デビュー前

小林稔厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（1988年）

10月22日、デビュー戦は秋山忠一騎手を鞍上に据えて、4歳未勝利（福島芝1800m 晴/良）に出走。馬体重は514kg。14頭立ての4番人気で12番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを4番手で通過。直線ではキレのある末脚を披露し、3着に入った。

11月5日、中1週で迎えた2戦目は、内山正博騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（福島芝1800m 曇/良）に出走。13頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では末脚にキレが無く5着に敗れた。

11月19日、中1週で迎えた3戦目は、4歳未勝利（福島芝2000m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で内山正博騎手（1戦0勝）。14頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを13番手で通過。直線では今一つ末脚が切れず6着に敗れた。

12月3日、中1週で馬体重を前走から14kg減らして迎えた4戦目は、4歳以上400万下（中京芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は秋山忠一騎手（1戦0勝）。16頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。主導権を握る形となり、スローペースで馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のハイタイガーに4馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

12月17日、中1週で迎えた5戦目は、4歳以上400万下の恵那特別（中京芝1800m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で秋山忠一騎手（2戦1勝）。16頭立ての5番人気で14番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後はバタバタになってしまい8着に敗れた。

4歳（1989年）

1月16日、中3週で迎えた6戦目は、5歳以上400万下（京都ダート1400m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は3戦連続で秋山忠一騎手（3戦1勝）。13頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。ハナを切る恰好となり、ゆったりとしたペースで馬群を引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後はタレてしまい6着に敗れた。

10月29日、約9か月半の休養明けで迎えた7戦目は、松永幹夫騎手を鞍上に迎えて、4歳以上400万下（東京ダート1600m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。9頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では一際目立つ伸びを見せたが、勝ったユアウエルカムにねじ伏せられて5馬身差の2着となった。

11月12日、中1週で迎えた8戦目は、4歳以上400万下の霊山特別（福島芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は内山正博騎手（2戦0勝）。9頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。主導権を奪い、遅いペースで一団を牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、マンノアトラスに半馬身交わされて2着に敗北した。

12月2日、中2週で迎えた9戦目は、4歳以上400万下（中京芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は秋山忠一騎手（4戦1勝）。16頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のケンセイレインボーに5馬身の差をつけてファンの高評価に応えた。

12月17日、中1週で迎えた10戦目は、4歳以上400万下（中京芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で秋山忠一騎手（5戦2勝）。16頭立ての圧倒的1番人気に推されて大外16番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線ではスパッとキレる脚で追い上げたが、抜け出したイケノムテキにアタマ差届かず2着に甘んじた。

12月23日、連闘で迎えた11戦目は、内田浩一騎手を鞍上に迎えて、4歳以上400万下（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。16頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを7番手で通過。直線では上がり4位の伸び脚を披露したが上位争いには加われず6着に敗れた。

5歳（1990年）

3月3日、中9週で迎えた12戦目は、5歳以上500万下の下呂特別（中京芝2000m 小雨/不良）に出走。鞍上は秋山忠一騎手（6戦2勝）。16頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを6番手で通過。直線では圧巻の末脚を披露したが、3着に終わった。

3月18日、中1週で迎えた13戦目は、5歳以上500万下の美濃特別（中京芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で秋山忠一騎手（7戦2勝）。16頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線に入ると、前で粘るコウエイガストを次元の違う末脚で交わし去り、最後は2馬身半の差をつけて制した。

4月1日、中1週で迎えた14戦目は、牧田和弥騎手を鞍上に迎えて、5歳以上900万下（阪神芝2000m 晴/稍重）に54kgの軽斤量で出走。13頭立ての3番人気に推されて大外13番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを7番手で通過。直線ではジワジワと長く脚を使ってゴールまで走り切ったが、4着に終わった。

6歳（1991年）

6月15日、約14か月半の休み明けで迎えた15戦目は、塩村克己騎手を鞍上に迎えて、5歳以上900万下の木曽駒特別（中京芝1800m 曇/良）に出走。8頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸び、3着に入り込んだ。

6月30日、中1週で迎えた16戦目は、5歳以上900万下（中京芝1700m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で塩村克己騎手（1戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では鋭い脚を使えず6着に敗れた。

7月6日、連闘で迎えた17戦目は、5歳以上900万下の木曽川特別（中京芝2500m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で塩村克己騎手（2戦0勝）。8頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではビュッとキレる脚で追い上げたが、勝ったシクレノンテイオーに詰め切れず、2馬身半差の2着となった。

9月28日、約3か月の間隔を開けて馬体重を前走から20kg減らして迎えた18戦目は、佐藤照雄騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で4歳以上900万下の九十九里特別（中山芝2500m 晴/良）に出走。8頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではきっちりと終いの脚を伸ばして先頭をうかがい、最後は2着のサクラビックオーを3/4馬身振り切って久方ぶりに美酒を浴びた。

10月20日、中2週で迎えた19戦目は、ハンデ戦でオープンの東京スポーツ杯（東京芝2400m 曇/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で佐藤照雄騎手（1戦1勝）。11頭立ての8番人気で10番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。最後は減速してしまい10着に終わった。

11月24日、中4週で迎えた20戦目は、ハンデ戦のウェルカムステークス（東京芝2000m 曇/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は3戦連続で佐藤照雄騎手（2戦1勝）。16頭立ての11番人気で11番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、15番手を追走し、4コーナーは、馬場の外目を通りながら14番手で通過。直線では切れ味のいい末脚を繰り出し、4着に入り込んだ。

12月15日、中2週で迎えた21戦目は、ハンデ戦の冬至ステークス（中山芝2500m 曇/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は4戦連続で佐藤照雄騎手（3戦1勝）。6頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では上がり1位の伸び脚を披露したが上位争いには絡めず3着に敗れた。

7歳（1992年）

5月3日、約4か月半の休養明けで馬体重を前走から10kg増やして迎えた22戦目は、西川敏弘騎手を鞍上に迎えて、一般A2（高知ダート1600m 晴/良）に出走。10頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。5着に敗れた。

5月31日、中3週で迎えた23戦目は、一般A2（高知ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で西川敏弘騎手（1戦0勝）。9頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。5着に敗れた。

6月27日、中3週で迎えた24戦目は、一般A2（高知ダート1600m 雨/重）に出走。鞍上は3戦連続で西川敏弘騎手（2戦0勝）。8頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。5着に敗れた。

7月6日、連闘で馬体重を前走から14kg減らして迎えた25戦目は、一般A2（高知ダート1600m 晴/重）に出走。鞍上は4戦連続で西川敏弘騎手（3戦0勝）。9頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。3着を確保した。

8月2日、中3週で迎えた26戦目は、一般B1（高知ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で西川敏弘騎手（4戦0勝）。9頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。3着に終わった。

8月30日、中3週で迎えた27戦目は、はりまや特別（高知ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で西川敏弘騎手（5戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。最後はラスベガスワコーと並んで5着同着となった。

9月27日、中3週で迎えた28戦目は、D.ロイド騎手を鞍上に迎えて、ブリリアントカップ（高知ダート1800m 晴/良）に出走。10頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。5着に敗れた。

10月12日、中1週で迎えた29戦目は、一般A3（高知ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は西川敏弘騎手（6戦0勝）。8頭立ての8番人気で大外8番ゲートからスタート。最後は、2着のチュウオーベッカーに3馬身の差をつけて5勝目をつかんだ。

11月4日、中2週で迎えた30戦目は、鷹野宏史騎手を鞍上に迎えて、一般A3（高知ダート1600m 晴/良）に出走。9頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。6着に敗れた。

12月1日、中3週で迎えた31戦目は、一般C1-3（高知ダート1400m 小雨/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で鷹野宏史騎手（1戦0勝）。10頭立ての1番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。最後はトウショウドナルドと並んで1着同着となった。

12月13日、中1週で迎えた32戦目は、一般C1-2（高知ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で鷹野宏史騎手（2戦1勝）。9頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。4着に敗れた。

8歳（1993年）

2月7日、中7週で馬体重を前走から26kg増やして迎えた33戦目は、一般C1-2（高知ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で鷹野宏史騎手（3戦1勝）。9頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。8着に敗れた。

3月1日、中2週で馬体重を前走から13kg絞って迎えた34戦目は、一般C1-3（高知ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で鷹野宏史騎手（4戦1勝）。9頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。6着に終わった。

3月29日、中3週で馬体重を前走からさらに12kg減らして迎えた35戦目は、一般C2-1（高知ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は6戦連続で鷹野宏史騎手（5戦1勝）。10頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。6着に敗れた。

4月24日、中3週で馬体重を前走から11kg戻して迎えた36戦目は、花本正三騎手を鞍上に迎えて、一般C1-2（高知ダート1400m 小雨/重）に出走。9頭立ての8番人気で大外9番ゲートからスタート。7着に終わった。

6月21日、中7週で馬体重を前走から9kg絞って迎えた37戦目は、めのう特別（高知ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は鷹野宏史騎手（6戦1勝）。8頭立ての3番人気で大外8番ゲートからスタート。7着に敗れた。