ロックインディ（2008年生、母クイックジャイヴ）

ロックインディ（2008年1月29日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「ロックの形態の一種であるインディーロックより」。毛色は栗毛。種牡馬のワイルドラッシュ（当時14歳）と交配したクイックジャイヴが9歳のときに産んだ3番仔が本馬である。産地は北海道安平町、生産者は追分ファーム。戦績は、地方12戦4勝2着3回。主な勝ち鞍は2012年の豊四季特別(一般C2一)。

経歴

デビュー前

1歳のとき、追分ファームから「セレクトセールサラブレッド1歳」に上場され、大迫基弘によって1,260万円で落札された。

岡林光浩厩舎（船橋）へ入厩。

3歳（2011年）

2月25日、デビュー戦は張田京騎手を鞍上に据えて、3歳（船橋ダート1200m 晴/稍重）に出走。馬体重は485kg。11頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。壮絶なハイペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線に入ると、前で粘るオパキャマラッドを次元の違う末脚でハナ差だけ差し切って初勝利を挙げた。

5月31日、約3か月の休み明けで迎えた2戦目は、3歳（浦和ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で張田京騎手（1戦1勝）。12頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では末脚が続かず、4着に終わった。

8月31日、約3か月の休み明けで迎えた3戦目は、本田正重騎手を鞍上に迎えて、3歳（川崎ダート1500m 曇/稍重）に出走。11頭立ての1番人気に推されて大外11番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では目覚ましい伸び脚で急追したが、抜け出したフェルトレックに3/4馬身届かず2着に敗北した。

9月23日、中2週で迎えた4戦目は、3歳（船橋ダート1600m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で本田正重騎手（1戦0勝）。14頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では力強いフットワークでゴールまで頑張ったが、4着に終わった。

10月3日、中0週で迎えた5戦目は、3歳戦の御成特別（川崎ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で本田正重騎手（2戦0勝）。12頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではジワジワと長く脚を使ってゴールまで走り切ったが、4着に終わった。

10月24日、中2週で迎えた6戦目は、沢田龍哉騎手を鞍上に迎えて、3歳（船橋ダート1600m 晴/重）に出走。12頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを5番手で通過。直線では閃光のような末脚を発揮し、3着に入った。

4歳（2012年）

1月13日、約2か月半の間隔を開けて迎えた7戦目は、一般C2九十（船橋ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は張田京騎手（2戦1勝）。12頭立ての3番人気に推されて8番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線では鮮やかな伸び脚で追い上げたが、抜け出したサンドグラスを捕まえ切れず、2馬身差の2着に敗北した。

1月26日、中1週で迎えた8戦目は、一般C2十十一十二（川崎ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で張田京騎手（3戦1勝）。12頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では強烈な末脚を炸裂させて先頭に躍り出て、最後は2着のヒタタレに2馬身の差をつけて1着ゴールを果たした。

3月12日、中6週で迎えた9戦目は、一般C2五六（船橋ダート1600m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で張田京騎手（4戦2勝）。14頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では豪快な末脚を炸裂させて先頭をうかがい、最後は2着のキンバーライトをハナ差振り切って勝利を手中に収めた。

4月2日、中2週で迎えた10戦目は、一般C2二（船橋ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で張田京騎手（5戦3勝）。13頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では矢のような伸びを見せたが、勝ったマルタノホシにねじ伏せられて3/4馬身差の2着に敗北した。

4月30日、中3週で迎えた11戦目は、豊四季特別（船橋ダート1600m 曇/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で張田京騎手（6戦3勝）。12頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線に入ると、前で粘るランニングシューズを次元の違う末脚で交わし去り、最後は3馬身の差をつけて4勝目を挙げた。

6月11日、中5週で迎えた12戦目は、水無月特別（川崎ダート1600m 曇/重）に出走。鞍上は6戦連続で張田京騎手（7戦4勝）。13頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。競走中止となった。