ジェットリリー（2006年生、母メローホリデー）

ジェットリリー（2006年3月10日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「ジャット機＋ゆり」。毛色は鹿毛。種牡馬のバブルガムフェロー（当時13歳）と交配したメローホリデーが17歳のときに産んだ6番仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は（有）三輪牧場。戦績は、中央平地4戦0勝、地方33戦6勝2着10回。主な勝ち鞍は2009年の3歳。

経歴

デビュー前

1歳のとき、三輪牧場から「北海道サマーセールサラブレッド1歳」に上場され、JRA日本中央競馬会によって367.5万円で落札された。2歳のとき、日本中央競馬会から「JRAブリーズアップセールサラブレッド2歳」に上場され、村田哲朗によって367.5万円で落札された。

平井雄二厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（2009年）

1月17日、デビュー戦は鈴来直人騎手を鞍上に据えて、牝馬限定の3歳新馬（中山ダート1200m 晴/良）に出走。馬体重は480kg。16頭立ての14番人気で15番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では決め手が足りず7着に終わった。

2月21日、中4週で迎えた2戦目は、3歳未勝利（東京ダート1300m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で鈴来直人騎手（1戦0勝）。15頭立ての10番人気で6番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では末脚が振るわず13着に終わった。

3月21日、中3週で迎えた3戦目は、国分優作騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（中山ダート1200m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。16頭立ての11番人気で10番ゲートからスタート。極端なハイペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では末脚のキレが鈍く11着に終わった。

4月19日、中3週で迎えた4戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（福島ダート1700m 晴/稍重）に出走。鞍上は鈴来直人騎手（2戦0勝）。15頭立ての14番人気で13番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では末脚を伸ばせず12着に終わった。

5月22日、中4週で馬体重を前走から27kg増やして迎えた5戦目は、大畑雅章騎手を鞍上に迎えて、3歳（名古屋ダート800m 曇/稍重）に出走。9頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではシャープな伸び脚で猛追したが、勝ったオーゴンビュティに詰め切れず、1馬身半差の2着に敗北した。

6月4日、中1週で迎えた6戦目は、牝馬限定3歳戦の名古屋3歳牝馬（名古屋ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で大畑雅章騎手（1戦0勝）。8頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では詰めが甘くなり、3着に終わった。

6月19日、中1週で迎えた7戦目は、牝馬限定3歳戦の名古屋3歳牝馬（名古屋ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で大畑雅章騎手（2戦0勝）。9頭立ての3番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では一際目立つ伸び脚で追い上げたが、勝ったファーブルトンに詰め切れず、2馬身半差の2着となった。

7月8日、中2週で迎えた8戦目は、3歳（名古屋ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は4戦連続で大畑雅章騎手（3戦0勝）。9頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。敢然と端をきり、で一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を爆発させて突き抜け、最後は2着のナツミノイノリに5馬身の差をつけて待望の初勝利を挙げた。

7月21日、中1週で迎えた9戦目は、3歳（笠松ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は5戦連続で大畑雅章騎手（4戦1勝）。9頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。先手を取り、で一団を先導。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では鋭い脚を使えず5着に敗れた。

8月7日、中1週で迎えた10戦目は、横井将人騎手を鞍上に迎えて、3歳（笠松ダート1400m 曇/良）に出走。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて大外9番ゲートからスタート。端をきり、で一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のホウオウに5馬身の差をつけて圧倒的人気に応えた。

8月13日、連闘で迎えた11戦目は、3歳（名古屋ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で横井将人騎手（1戦1勝）。10頭立ての3番人気で大外10番ゲートからスタート。ハナを奪う恰好となり、で集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では一歩一歩確実に終いの脚を伸ばして、最後は2着のアーバンマーメイドに1馬身半の差をつけて3勝目を手に入れた。

8月26日、中1週で迎えた12戦目は、3歳（名古屋ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で横井将人騎手（2戦2勝）。10頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。ハナに立ち、で集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前の粘り強さで最後まで脚を伸ばしたが、サニングキャプテンに交わされて5馬身差の2着に敗北した。

9月2日、連闘で迎えた13戦目は、3歳（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で横井将人騎手（3戦2勝）。10頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。先手を取り、で一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではスパッと切れる脚を見せたが、サチノマンゴーに交わされて1馬身差の2着に敗北した。

9月29日、中3週で迎えた14戦目は、3歳（名古屋ダート800m 曇/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で横井将人騎手（4戦2勝）。10頭立ての3番人気で大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では迫力満点の伸びを見せたが、メモリーデージーに3/4馬身交わされて2着となった。

10月13日、中1週で迎えた15戦目は、3歳（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で横井将人騎手（5戦2勝）。10頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線ではいい脚を見せられず6着に終わった。

4歳（2010年）

2月23日、約4か月半の休み明けで迎えた16戦目は、一般C21（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は大畑雅章騎手（5戦1勝）。9頭立ての3番人気で大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

3月3日、連闘で迎えた17戦目は、一般C16（名古屋ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は横井将人騎手（6戦2勝）。9頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。端に立ち、で一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、ラブリーベイベーに交わされて3馬身差の2着に敗北した。

3月18日、中1週で迎えた18戦目は、一般C15（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で横井将人騎手（7戦2勝）。9頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。敢然と端をきり、で一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では鮮やかな伸び脚で驀進したが、ブレーヴキャンターに交わされて3馬身差の2着に敗北した。

3月25日、連闘で迎えた19戦目は、一般C14（名古屋ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は大畑雅章騎手（6戦1勝）。10頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではいい脚を見せられず5着に敗れた。

4月14日、中2週で迎えた20戦目は、牝馬限定の一般C11（名古屋ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は横井将人騎手（8戦2勝）。10頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。ハナに立つ形となり、で馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のアースグローリーに1馬身半の差をつけて4勝目を挙げた。

4月21日、連闘で迎えた21戦目は、牝馬限定戦の田中幸太一大決心記念（名古屋ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で横井将人騎手（9戦3勝）。10頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。ハナに立ち、で集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では決め手が足りず、3着に終わった。

4月29日、連闘で迎えた22戦目は、れんげ特別（笠松ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は大畑雅章騎手（7戦1勝）。10頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始6番手を追走。直線ではイマイチ伸び切れず5着に敗れた。

5月5日、連闘で迎えた23戦目は、牝馬限定戦の到達記念（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は横井将人騎手（10戦3勝）。10頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。ハナに立ち、で集団を引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では我慢強くタフに走り抜いたが、勝ったストロングサークルに詰め切れず、1馬身半差の2着となった。

5月20日、中1週で迎えた24戦目は、一般C10（名古屋ダート800m 晴/不良）に出走。鞍上は2戦連続で横井将人騎手（11戦3勝）。9頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るマックスロザリーを豪快な末脚でクビ差だけ差し切って5勝目を獲得した。

5月28日、連闘で迎えた25戦目は、一般C9 12（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で横井将人騎手（12戦4勝）。9頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。端を奪い、で一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではスパッとキレる脚を見せたが、キュートトリックスに交わされて1馬身差の2着となった。

6月4日、連闘で迎えた26戦目は、しらゆり特別（名古屋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で横井将人騎手（13戦4勝）。9頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線では末脚がパッとせず6着に終わった。

6月16日、中1週で迎えた27戦目は、牝馬限定の一般C8（名古屋ダート800m 晴/重）に出走。鞍上は大畑雅章騎手（8戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では迫力のある伸び脚で猛追したが、勝ったマックスロザリーに詰め切れず、3馬身差の2着に敗北した。

7月1日、中1週で迎えた28戦目は、一般C6（名古屋ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は横井将人騎手（14戦4勝）。9頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではやや伸びを欠き、3着に終わった。

7月15日、中1週で迎えた29戦目は、牝馬限定の一般C8（名古屋ダート1300m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で横井将人騎手（15戦4勝）。9頭立ての3番人気で大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では脚勢がやや鈍り、3着に終わった。

7月29日、中1週で迎えた30戦目は、一般C6（名古屋ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は大畑雅章騎手（9戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。先陣を切る恰好となり、でレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では一歩一歩確実に終いの脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のマットワンダーに1馬身半の差をつけて先頭ゴールを果たした。

8月27日、中3週で迎えた31戦目は、サルスベリ特別（名古屋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は横井将人騎手（16戦4勝）。10頭立ての8番人気で大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。最後は脚を失くしてしまい6着に終わった。

9月10日、中1週で迎えた32戦目は、舟山特別（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で横井将人騎手（17戦4勝）。10頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線では伸びあぐねて5着に終わった。

9月17日、連闘で迎えた33戦目は、一般C4（名古屋ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で横井将人騎手（18戦4勝）。9頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず4着に敗れた。

10月1日、中1週で迎えた34戦目は、持原大志騎手を鞍上に迎えて、一般C3（名古屋ダート1400m 晴/稍重）に出走。10頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では末脚が振るわず7着に敗れた。

10月8日、連闘で迎えた35戦目は、一般C3（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は横井将人騎手（19戦4勝）。9頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。端に立つ恰好となり、で集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚色が鈍り5着に敗れた。

10月22日、中1週で迎えた36戦目は、一般C4（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で横井将人騎手（20戦4勝）。9頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを5番手で通過。最後は脚勢が悪くなり9着に敗れた。

11月18日、中3週で迎えた37戦目は、一般C7（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で横井将人騎手（21戦4勝）。9頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線では今一つ伸び切れず9着に終わった。