デモリションマン（1998年生、母レジナサンドラ）

デモリションマン（1998年5月9日）は、日本の競走馬。毛色は黒鹿毛。種牡馬のフジキセキ（当時6歳）と交配したレジナサンドラが11歳のときに産んだ4番仔が本馬である。産地は北海道勇払郡早来町、生産者はノーザンファーム。戦績は、中央平地24戦2勝2着2回、中央障害5戦3勝2着1回。2004年の新潟ジャンプステークス(ハンデJG3)に勝利した他、2004年の東京オータムジャンプ(ハンデJG3)で2着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

古賀史生厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2000年）

10月8日、デビュー戦は菅原勲騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（東京芝1800m 曇/良）に出走。馬体重は474kg。15頭立ての14番人気で9番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、馬場の外目を回って13番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では伸びあぐねて11着に終わった。

10月21日、中1週で迎えた2戦目は、蛯名正義騎手を鞍上に迎えて、3歳新馬（東京芝1600m 晴/重）に出走。12頭立ての9番人気で2番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では力強い脚運びでゴールまで頑張り、3着に入り込んだ。

3歳（2001年）

2月17日、約4か月の休養明けで馬体重を前走から18kg増やして迎えた3戦目は、武豊騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（東京ダート1400m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。14頭立ての4番人気で11番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。最後はタレてしまい11着に敗れた。

3月11日、中2週で迎えた4戦目は、3歳未勝利（中山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は蛯名正義騎手（1戦0勝）。12頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。ハナに立つ形となり、厳しいペースで馬群を先導。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、サテライトジュニアに半馬身交わされて2着に敗北した。

3月25日、中1週で迎えた5戦目は、郷原洋司騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中山ダート1800m 小雨/良）に出走。16頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後はバテてしまい9着に敗れた。

4月7日、中1週で迎えた6戦目は、3歳未勝利（中山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は蛯名正義騎手（2戦0勝）。15頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。先頭に立つ形となり、ミドルペースでレースを進める。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では末脚が続かず、3着に終わった。

4月28日、中2週で迎えた7戦目は、大西直宏騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（福島芝1800m 晴/良）に出走。16頭立ての3番人気に推されて6番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して、馬場の大外を通りながら4コーナーを2番手で通過。直線では忍耐力が光る走りを見せたが、勝ったゴールデンフットにねじ伏せられて2馬身差の2着に敗北した。

5月12日、中1週で迎えた8戦目は、3歳未勝利（福島ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で大西直宏騎手（1戦0勝）。11頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では詰めが甘くなり、3着に終わった。

6月9日、中3週で迎えた9戦目は、3歳未勝利（東京ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は蛯名正義騎手（3戦0勝）。14頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。端を奪う恰好となり、些か速いペースで集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では鬼脚を爆発させて、最後は2着のジェイケイゴールドを半馬身振り切って待望の初白星を挙げた。

7月14日、中4週で迎えた10戦目は、千田輝彦騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（函館ダート1700m 晴/良）に出走。13頭立ての10番人気で8番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。最後は減速してしまい10着に終わった。

7月21日、連闘で迎えた11戦目は、3歳以上500万下の十和田湖特別（函館ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で千田輝彦騎手（1戦0勝）。11頭立ての7番人気で9番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では力強い脚捌きでゴールまで走り切り、3着に入り込んだ。

12月23日、約5か月の休養明けで馬体重を前走から10kg増やして迎えた12戦目は、3歳以上500万下（中山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は蛯名正義騎手（4戦1勝）。16頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では伸びが甘くなり、5着に終わった。

4歳（2002年）

1月12日、中2週で迎えた13戦目は、4歳以上500万下（東京ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で蛯名正義騎手（5戦1勝）。16頭立ての3番人気に推されて7番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では速い脚を持続できず、3着に終わった。

3月17日、中8週で迎えた14戦目は、田中勝春騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（中山ダート1800m 晴/良）に出走。11頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のフィフティーンラブに4馬身の差をつけて2勝目を掴み取った。

4月6日、中2週で迎えた15戦目は、岡部幸雄騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1000万下の安房特別（中山芝2500m 曇/良）に出走。14頭立ての4番人気で10番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。最後は脚が止まってしまい11着に敗れた。

4月20日、中1週で迎えた16戦目は、ハンデ戦で4歳以上1000万下の秩父特別（東京芝2000m 曇/良）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は郷原洋司騎手（1戦0勝）。16頭立ての12番人気で6番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、終始4番手を追走。最後はスピードが落ちてしまい15着に終わった。

5歳（2003年）

6月22日、約14か月半の休養明けで迎えた17戦目は、横山典弘騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（函館ダート1700m 晴/良）に出走。13頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを5番手で通過。直線では伸びを欠き6着に敗れた。

7月27日、中4週で迎えた18戦目は、小野次郎騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（函館ダート1700m 晴/良）に出走。13頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを5番手で通過。直線では天稟のガッツでゴールまで力走したが、4着に終わった。

8月9日、中1週で迎えた19戦目は、3歳以上500万下（函館ダート1700m 雨/不良）に出走。鞍上は横山典弘騎手（1戦0勝）。12頭立ての3番人気に推されて大外12番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では脚を伸ばせず10着に敗れた。

8月23日、中1週で迎えた20戦目は、3歳以上500万下（札幌ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は小野次郎騎手（1戦0勝）。13頭立ての5番人気で12番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線ではじりじりとしか伸びず5着に敗れた。

9月6日、中1週で迎えた21戦目は、3歳以上500万下（札幌ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で小野次郎騎手（2戦0勝）。13頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを11番手で通過。直線では末脚にキレが無く12着に敗れた。

6歳（2004年）

5月8日、約8か月の休養明けで迎えた22戦目は、福永祐一騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（東京ダート1600m 晴/良）に出走。16頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。先手を取る恰好となり、少し緩いペースで集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではジワジワと長く脚を使ってゴールまで走り切り、3着に入った。

5月29日、中2週で迎えた23戦目は、4歳以上500万下（東京ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は蛯名正義騎手（6戦1勝）。16頭立ての6番人気で11番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは、馬場の外目を通りながら4番手で通過。最後は一杯になって10着に敗れた。

6月26日、中3週で迎えた24戦目は、浜野谷憲尚騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（福島芝1800m 曇/良）に出走。16頭立ての15番人気で3番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では伸びが劣勢になり9着に終わった。

7月11日、中1週で迎えた25戦目は、大庭和弥騎手を鞍上に迎えて、障害3歳以上未勝利（福島障害芝2770m 晴/稍重）に出走。14頭立ての5番人気で13番ゲートからスタート。競走中止となった。

7月17日、連闘で迎えた26戦目は、宗像徹騎手を鞍上に迎えて、障害3歳以上未勝利（新潟障害芝2850m 外→内雨/稍重）に出走。14頭立ての5番人気で11番ゲートからスタート。最後は、2着のホシノササヤキに3馬身の差をつけて久方ぶりに勝ち星を挙げた。

7月31日、中1週で迎えた27戦目は、障害3歳以上オープン（新潟障害芝2850m 外→内晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で宗像徹騎手（1戦1勝）。14頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。最後は、2着のコスモスクランブルに7馬身の差をつけて先頭ゴールを果たした。

8月21日、中2週で迎えた28戦目は、ハンデJ・G3の新潟ジャンプステークス（新潟障害芝3250m 外→内晴/良）に出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は3戦連続で宗像徹騎手（2戦2勝）。14頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。最後は、2着のライトパシフィックをクビ差制して重賞初挑戦初制覇を果たした。

10月16日、中7週で迎えた29戦目は、ハンデJ・G3の東京オータムジャンプ（東京障害芝3300m 曇/良）に62kgの斤量を背負って出走。鞍上は4戦連続で宗像徹騎手（3戦3勝）。14頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。最後は、勝ったメジロロンザンから1馬身1/4差の2着に敗北した。