グランデタマ（2010年生、母ダンツナイキ）

グランデタマ（2010年4月17日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。馬名の意味は「冠名＋家族名より」。毛色は芦毛。種牡馬のクロフネ（当時12歳）と交配したダンツナイキが16歳のときに産んだ10番仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は坂本春雄。戦績は、中央平地5戦1勝2着2回、地方11戦0勝。主な勝ち鞍は2012年の2歳未勝利。

経歴

デビュー前

1歳のとき、坂本春雄から「北海道サマーセールサラブレッド1歳」に上場され、グランデファームによって367.5万円で落札された。

和田正道厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2012年）

6月23日、デビュー戦は横山典弘騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（福島ダート1000m 晴/稍重）に出走。馬体重は438kg。10頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。端に立つ形となり、厳しいペースで馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では矢のような伸びを見せたが、ニーマルジョイに交わされて1馬身差の2着に敗北した。

7月7日、中1週で迎えた2戦目は、2歳未勝利（福島ダート1000m 雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で横山典弘騎手（1戦0勝）。12頭立ての圧倒的1番人気に推されて11番ゲートからスタート。果敢にハナを奪い、少し遅いペースで一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では矢のように急駛したが、ゴーインググレートに交わされて1馬身半差の2着に敗北した。

8月4日、中3週で迎えた3戦目は、蛯名正義騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（新潟ダート1200m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。15頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。ハナを奪う形となり、厳しいペースで馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では不屈の敢闘精神でしぶとく粘り込んで先頭を奪い、最後は2着のネクタルブルーに2馬身の差をつけて未勝利戦を制した。

10月6日、中8週で迎えた4戦目は、松岡正海騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定2歳500万下のサフラン賞（東京芝1400m 晴/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。13頭立ての9番人気で3番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線では上がり3位タイの末脚を見せたが上位には届かず12着に終わった。

10月25日、中2週で迎えた5戦目は、牝馬限定2歳Jpn3のエーデルワイス賞（門別ダート1200m 雨/稍重）に出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は蛯名正義騎手（1戦1勝）。14頭立ての3番人気に推されて2番ゲートからスタート。敢然とにハナを切り、で集団を引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後は力尽きて12着に敗れた。

12月2日、中4週で迎えた6戦目は、木幡初広騎手を鞍上に迎えて、2歳500万下（中山ダート1200m 晴/稍重）に出走。15頭立ての9番人気で7番ゲートからスタート。凄まじいハイペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後はタレてしまい9着に終わった。

3歳（2013年）

1月22日、中6週で迎えた7戦目は、真島大輔騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定3歳オープンの’13桃花賞（大井ダート1600m 内回り晴/不良）に出走。14頭立ての3番人気に推されて13番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを14番手で通過。直線では速い脚を使えず14着に敗れた。

2月7日、中1週で迎えた8戦目は、森泰斗騎手を鞍上に迎えて、3歳戦の飛翔スプリント（船橋ダート1000m 晴/重）に出走。11頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。激烈なハイペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では見せ場を作れず6着に敗れた。

3月13日、中4週で迎えた9戦目は、3歳戦の飛脚スプリント（船橋ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で森泰斗騎手（1戦0勝）。10頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。かなりのハイペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。最後は脚勢が鈍り7着に終わった。

4月2日、中2週で迎えた10戦目は、3歳戦の昇竜スプリント（船橋ダート1200m 小雨/重）に出走。鞍上は真島大輔騎手（1戦0勝）。11頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。非常に速いペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では決め手が足りず9着に終わった。

8月28日、約5か月の休み明けで迎えた11戦目は、五十嵐冬樹騎手を鞍上に迎えて、「東神楽120年記念」特別（門別ダート1200m 晴/重）に出走。12頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。端に立ち、で一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では脚が上がってしまい8着に敗れた。

9月11日、中1週で迎えた12戦目は、阪野学騎手を鞍上に迎えて、別海町産業祭特別（門別ダート1200m 曇/良）に出走。11頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。ハナに立つ恰好となり、で馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、馬群に沈み5着に敗れた。

9月25日、中1週で迎えた13戦目は、日高報知新聞特別（門別ダート1200m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で阪野学騎手（1戦0勝）。12頭立ての6番人気で9番ゲートからスタート。主導権を奪う恰好となり、で集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、馬群に飲まれ5着に沈んだ。

10月9日、中1週で迎えた14戦目は、室蘭うずらの卵特別（門別ダート1200m 曇/重）に出走。鞍上は五十嵐冬樹騎手（1戦0勝）。12頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。先手を取る形となり、で馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では天性の闘争本能でゴールまで力闘し、3着を確保した。

10月24日、中1週で迎えた15戦目は、新ひだか町特別（門別ダート1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で五十嵐冬樹騎手（2戦0勝）。12頭立ての6番人気で大外12番ゲートからスタート。主導権を奪う形となり、で馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではジワリジワリと長く脚を使ってゴールまで力走し、3着に入った。

11月6日、中1週で迎えた16戦目は、プリサイスエンド賞（門別ダート1200m 雨/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で五十嵐冬樹騎手（3戦0勝）。11頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。敢然とにハナを切り、で集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、馬群に飲まれ5着に沈んだ。