ハコダテブショウ（2018年生、母イチノヤジョウ）

ハコダテブショウ（2018年4月25日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名+武将」。毛色は鹿毛。種牡馬のモーリス（当時7歳）と交配したイチノヤジョウが20歳のときに産んだ11番仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は中地康弘。2022年のながつきステークス(オープン)に勝利した他、2023年のジャニュアリーステークス(オープン)で3着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

相沢郁厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2020年）

11月23日、デビュー戦は石川裕紀人騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（東京芝1400m 晴/良）に出走。馬体重は478kg。18頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では天性の負けん気を発揮してゴールまで力闘し、3着に入った。

12月6日、中1週で迎えた2戦目は、2歳未勝利（中山ダート1200m 晴/稍重）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は2戦連続で石川裕紀人騎手（1戦0勝）。16頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。激烈なハイペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを2番手で通過。直線ではひたひたと前との差を詰めて先頭に立ち、最後は2着のステディシュシュを半馬身振り切って未勝利勝ちを決めた。

12月27日、中2週で迎えた3戦目は、戸崎圭太騎手を鞍上に迎えて、2歳1勝クラス（中山ダート1200m 晴/良）に出走。16頭立ての9番人気で大外16番ゲートからスタート。極端なハイペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では余力が残っておらず15着に終わった。

3歳（2021年）

2月20日、中7週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた4戦目は、3歳1勝クラス（東京ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は石川裕紀人騎手（2戦1勝）。16頭立ての11番人気で大外16番ゲートからスタート。主導権を握る形となり、やや厳しいペースで馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では鋭く末脚を伸ばして先頭に躍り出て、最後は2着のマイグレーションに2馬身半の差をつけて2勝目をつかんだ。

5月2日、中9週で迎えた5戦目は、和田竜二騎手を鞍上に迎えて、3歳オープンの端午ステークス（阪神ダート1400m 晴/稍重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての13番人気で1番ゲートからスタート。苛烈なペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを12番手で通過。直線では伸びを欠き16着に終わった。

11月20日、約6か月半の休養明けで馬体重を前走から10kg増やして迎えた6戦目は、3歳以上2勝クラス（東京ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は石川裕紀人騎手（3戦2勝）。16頭立ての10番人気で6番ゲートからスタート。主導権を奪う形となり、やや厳しいペースで馬群を牽引。先頭のまま2馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。最後は勢いを失って9着に終わった。

4歳（2022年）

1月5日、中6週で迎えた7戦目は、4歳以上2勝クラス（中山ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で石川裕紀人騎手（4戦2勝）。16頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。主導権を握る恰好となり、ハイペースで集団を先導。先頭のまま2馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。直線では不撓のスロトングスピリットで渋太く持ち堪えてあっさりと抜け出し、最後は2着のノーリスに3馬身の差をつけて3勝目を手中に収めた。

2月27日、中7週で迎えた8戦目は、ハンデ戦で4歳以上3勝クラスのブラッドストーンステークス（中山ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で石川裕紀人騎手（5戦3勝）。16頭立ての2番人気に推されて13番ゲートからスタート。逃げを打ち、極端なハイペースでレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では不屈のファイティングスピリットでバテることなく粘り続けて、最後は2着のカイアワセをアタマ差振り切って1着ゴールを果たした。

4月17日、中6週で迎えた9戦目は、京葉ステークス（中山ダート1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で石川裕紀人騎手（6戦4勝）。16頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。果敢にハナを切り、忙しいペースで集団を引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後は脚色が悪くなり14着に敗れた。

8月21日、約4か月の休養明けで迎えた10戦目は、ハンデ戦でオープンのNST賞（新潟ダート1200m 晴/稍重）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は5戦連続で石川裕紀人騎手（7戦4勝）。15頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。ハナに立つ形となり、平均ペースで馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は失速してしまい11着に敗れた。

9月24日、中4週で迎えた11戦目は、ながつきステークス（中山ダート1200m 曇/不良）に出走。鞍上は6戦連続で石川裕紀人騎手（8戦4勝）。16頭立ての2番人気に推されて15番ゲートからスタート。主導権を奪う形となり、やや厳しいペースで馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで楽々と抜け出し、最後は2着のミラーウォーカーズに3馬身の差をつけて5勝目をつかんだ。

12月11日、約2か月半の間隔を開けて迎えた12戦目は、G3のカペラステークス（中山ダート1200m 曇/良）に出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は7戦連続で石川裕紀人騎手（9戦5勝）。16頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。敢然とにハナを切り、忙しいペースで集団を引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は力尽きて7着に敗れた。

5歳（2023年）

1月15日、中4週で迎えた13戦目は、ジャニュアリーステークス（中山ダート1200m 小雨/良）に出走。鞍上は8戦連続で石川裕紀人騎手（10戦5勝）。11頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。逃げる形となり、緩みのないペースでレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では速い脚を持続できず、3着に終わった。

7月23日、約6か月半の休養明けで迎えた14戦目は、安達太良ステークス（福島ダート1150m 晴/良）に出走。鞍上は9戦連続で石川裕紀人騎手（11戦5勝）。11頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。端をきる恰好となり、平均的なペースで集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚色が鈍り8着に敗れた。

12月24日、約5か月の休み明けで迎えた15戦目は、りんくうステークス（阪神ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は10戦連続で石川裕紀人騎手（12戦5勝）。16頭立ての9番人気で8番ゲートからスタート。端を奪い、若干遅いペースで一団を引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後はバタバタになってしまい15着に終わった。

6歳（2024年）

1月14日、中2週で迎えた16戦目は、ハンデ戦でオープンのジャニュアリーステークス（中山ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は11戦連続で石川裕紀人騎手（13戦5勝）。14頭立ての3番人気に推されて9番ゲートからスタート。敢然と先頭に立ち、ミドルペースでレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚勢が悪くなり11着に敗れた。

3月17日、中8週で迎えた17戦目は、ハンデ戦でオープンの千葉ステークス（中山ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は12戦連続で石川裕紀人騎手（14戦5勝）。16頭立ての11番人気で2番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線では末脚に勢いがなく15着に終わった。

7月13日、約4か月の休み明けで馬体重を前走から12kg減らして迎えた18戦目は、安達太良ステークス（福島ダート1150m 晴/稍重）に出走。鞍上は13戦連続で石川裕紀人騎手（15戦5勝）。13頭立ての7番人気で11番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。最後はバタバタになってしまい9着に敗れた。

9月21日、中9週で馬体重を前走から14kg戻して迎えた19戦目は、ながつきステークス（中山ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は14戦連続で石川裕紀人騎手（16戦5勝）。14頭立ての10番人気で13番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、馬場の外目を回って6番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線ではじわりじわりと長く脚を使ってゴールまで力闘し、5着に入り込んだ。

7歳（2025年）

1月19日、約4か月の休養明けで迎えた20戦目は、ジャニュアリーステークス（中山ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は15戦連続で石川裕紀人騎手（17戦5勝）。16頭立ての11番人気で8番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。最後は脚色が鈍り14着に終わった。