トゥインクリング（2001年生、母エリモツインクル）

トゥインクリング（2001年4月11日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「きらめき、ひらめき」。毛色は鹿毛。種牡馬のアフリート（当時17歳）と交配したエリモツインクルが7歳のときに産んだ初仔が本馬である。産地は北海道幌泉郡えりも町、生産者は（有）エクセルマネジメント。戦績は、中央平地17戦3勝2着4回。主な勝ち鞍は2005年の4歳以上500万下。

経歴

デビュー前

池上昌弘厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2003年）

12月13日、デビュー戦はO.ペリエ騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（中山ダート1200m 晴/重）に出走。馬体重は462kg。16頭立ての3番人気に推されて8番ゲートからスタート。凄まじいハイペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では末脚が冴えず12着に敗れた。

3歳（2004年）

1月5日、中2週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた2戦目は、横山典弘騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中山ダート1800m 曇/良）に出走。16頭立ての5番人気で大外16番ゲートからスタート。ハナを奪い、忙しいペースで一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではゴールまでじわりじわりと伸び、3着に入った。

1月25日、中2週で迎えた3戦目は、3歳未勝利（中山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で横山典弘騎手（1戦0勝）。14頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。主導権を握り、息の入らないペースで一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では矢のように疾駆したが、マイネルソユーズに交わされて1馬身半差の2着に敗北した。

3月20日、中7週で迎えた4戦目は、3歳未勝利（中山ダート1800m 雨/良）に出走。鞍上は3戦連続で横山典弘騎手（2戦0勝）。15頭立ての1番人気に推されて大外15番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るスペシャルバッハを次元の違う末脚で交わし去り、最後は3馬身半の差をつけて初白星を挙げた。

12月26日、約9か月半の休み明けで迎えた5戦目は、3歳以上500万下（中山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で横山典弘騎手（3戦1勝）。15頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では上がり3位の末脚を繰り出したが上位争いには絡めず6着に敗れた。

4歳（2005年）

1月22日、中3週で迎えた6戦目は、4歳以上500万下（中山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で横山典弘騎手（4戦1勝）。16頭立ての3番人気に推されて6番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では切れ味抜群の末脚を発揮したが、3着に終わった。

2月5日、中1週で迎えた7戦目は、4歳以上500万下（東京ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で横山典弘騎手（5戦1勝）。16頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線ではじりじりとしか伸びず6着に敗れた。

3月13日、中4週で迎えた8戦目は、4歳以上500万下（中山ダート1800m 曇/稍重）に出走。鞍上は7戦連続で横山典弘騎手（6戦1勝）。16頭立ての1番人気に推されて11番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の外目を通りながら4コーナーを6番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて悠々と抜け出し、最後は2着のエーピーレインボウに3馬身の差をつけて勝利を手に入れた。

4月10日、中3週で迎えた9戦目は、江田照男騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1000万下（中山ダート1800m 晴/良）に出走。16頭立ての8番人気で12番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では上がり4位の末脚を見せたが上位には割り込めず6着に敗れた。

5月28日、中6週で迎えた10戦目は、武豊騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で4歳以上1000万下の御嶽特別（中京ダート1700m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての4番人気に推されて12番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線ではジリジリとしか伸びず11着に敗れた。

11月13日、約5か月半の休養明けで馬体重を前走から10kg減らして迎えた11戦目は、柴山雄一騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（福島ダート1700m 曇/良）に出走。15頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の大外を通りながら4コーナーを3番手で通過。直線ではあとひと踏ん張りが利かず、5着に終わった。

12月17日、中4週で馬体重を前走から10kg戻して迎えた12戦目は、3歳以上500万下（中山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は横山典弘騎手（7戦2勝）。16頭立ての2番人気に推されて11番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では弾けるように疾駆したが、勝ったハルクバニヤンに詰め切れず、3馬身差の2着に敗北した。

5歳（2006年）

1月8日、中2週で迎えた13戦目は、田中勝春騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（中山ダート1800m 晴/良）に出走。15頭立ての1番人気に推されて13番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを6番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、勝ったトラストブラックに詰め切れず、3馬身半差の2着に敗北した。

1月23日、中1週で迎えた14戦目は、松岡正海騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（中山ダート1800m 晴/重）に出走。16頭立ての1番人気に推されて13番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の外目を通りながら4コーナーを6番手で通過。直線ではビュッとキレる脚で猛追したが、勝ったオンワードウシワカをアタマ差捉え切れず2着に甘んじた。

2月25日、中4週で迎えた15戦目は、4歳以上500万下（中山ダート1800m 曇/重）に出走。鞍上は横山典弘騎手（8戦2勝）。16頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では決め手が足りず6着に敗れた。

3月19日、中2週で迎えた16戦目は、4歳以上500万下（中山ダート1800m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で横山典弘騎手（9戦2勝）。15頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では力強い脚捌きでゴールまで頑張ったが、5着に終わった。

4月22日、中4週で迎えた17戦目は、鮫島良太騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（福島ダート1700m 晴/良）に出走。15頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では途轍もない末脚を爆発させて先頭をうかがい、最後は2着のバンダムロッシを3/4馬身振り切って3勝目をマークした。