クレッセル（1995年生、母Golden Wolfen）

クレッセル（1995年3月13日）は、アメリカ合衆国で生まれ、日本で調教された競走馬。毛色は鹿毛。種牡馬のShadeed（当時13歳）と交配したGolden Wolfenが10歳のときに産んだ仔が本馬である。戦績は、中央平地7戦1勝2着1回、地方35戦5勝2着3回。1999年の三条記念(地方重賞)に勝利した他、1999年の若草賞(ハンデ地方重賞)を制するなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

太宰義人厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（1998年）

3月29日、デビュー戦は太宰啓介騎手を鞍上に据えて、4歳未出走（阪神ダート1200m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。馬体重は490kg。12頭立ての9番人気で2番ゲートからスタート。逃げを打つ形となり、やや速いペースで馬群を引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では持ち前の強靭な心肺能力でなんとか走り抜いたが、伸びてきたトヨサンストーリー決め手に屈してクビ差の2着となった。

4月5日、連闘で迎えた2戦目は、4歳未出走（阪神ダート1800m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で太宰啓介騎手（1戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚が止まってしまい8着に敗れた。

5月23日、中6週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた3戦目は、4歳未勝利（中京ダート1000m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は3戦連続で太宰啓介騎手（2戦0勝）。15頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では力感溢れるフットワークでゴールまで頑張ったが、4着に終わった。

6月6日、中1週で迎えた4戦目は、4歳未勝利（中京ダート1000m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は4戦連続で太宰啓介騎手（3戦0勝）。16頭立ての3番人気に推されて8番ゲートからスタート。果敢に端を奪い、若干遅いペースで一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のケイアイロビンに8馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

6月21日、中1週で迎えた5戦目は、高橋亮騎手を鞍上に迎えて、4歳500万下（阪神ダート1200m 雨/不良）に出走。15頭立ての3番人気に推されて6番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、馬場の外目を回って8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず6着に敗れた。

12月12日、約6か月の休み明けで馬体重を前走から16kg増やして迎えた6戦目は、4歳以上500万下（阪神ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で高橋亮騎手（1戦0勝）。9頭立ての3番人気で8番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では脚が上がってしまい6着に敗れた。

4歳（1999年）

1月16日、中4週で迎えた7戦目は、5歳以上500万下（京都ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で高橋亮騎手（2戦0勝）。16頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後は脚勢が衰えて11着に敗れた。

4月4日、約2か月半の間隔を開けて迎えた8戦目は、酒井忍騎手を鞍上に迎えて、ハンデ地方重賞の若草賞（新潟(地)ダート1700m 晴/稍重）に出走。12頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。最後は、2着のインターパレードに半馬身の差をつけて2勝目を獲得した。

4月18日、中1週で迎えた9戦目は、春暖特別（新潟(地)ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で酒井忍騎手（1戦1勝）。12頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。4着に終わった。

5月4日、中1週で迎えた10戦目は、豊栄記念（新潟(地)ダート1700m 雨/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で酒井忍騎手（2戦1勝）。11頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。11着に敗れた。

7月29日、約3か月の間隔を開けて迎えた11戦目は、清流特別（三条ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で酒井忍騎手（3戦1勝）。8頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。3着に終わった。

8月16日、中2週で迎えた12戦目は、地方重賞の三条記念（三条ダート1700m 曇/不良）に出走。鞍上は5戦連続で酒井忍騎手（4戦1勝）。9頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。最後は、2着のエビスフラワーに2馬身の差をつけて勝利を手中に収めた。

9月15日、中3週で迎えた13戦目は、長月特別（三条ダート1700m 雨/不良）に出走。鞍上は6戦連続で酒井忍騎手（5戦2勝）。9頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。最後は、2着のアロートゥスズカに1馬身半の差をつけて4勝目をマークした。

10月10日、中3週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた14戦目は、神無月特別（三条ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で酒井忍騎手（6戦3勝）。10頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。最後は、勝ったアロートゥスズカからハナ差の2着に惜敗した。

11月3日、中2週で迎えた15戦目は、地方重賞の新潟グランプリ（三条ダート2200m 晴/稍重）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は8戦連続で酒井忍騎手（7戦3勝）。10頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。5着に敗れた。

11月27日、中2週で迎えた16戦目は、米山特別（三条ダート1700m 晴/不良）に出走。鞍上は9戦連続で酒井忍騎手（8戦3勝）。9頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。最後は、2着のスリーピナクルに2馬身の差をつけて5勝目を奪取した。

12月12日、中1週で迎えた17戦目は、ポインセチア特別（三条ダート1700m 雪/不良）に出走。鞍上は10戦連続で酒井忍騎手（9戦4勝）。10頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。3着に終わった。

5歳（2000年）

1月3日、中2週で迎えた18戦目は、地方重賞の迎春賞（三条ダート1700m 曇/不良）に出走。鞍上は11戦連続で酒井忍騎手（10戦4勝）。10頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。7着に敗れた。

4月15日、約3か月半の休養明けで迎えた19戦目は、八海山特別（新潟(地)ダート1600m 曇/稍重）に出走。鞍上は12戦連続で酒井忍騎手（11戦4勝）。10頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。最後は、2着のミスズトニーオーに6馬身の差をつけて6勝目を手中に収めた。

5月7日、中2週で迎えた20戦目は、地方重賞の豊栄記念（新潟(地)ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は13戦連続で酒井忍騎手（12戦5勝）。12頭立ての3番人気に推されて4番ゲートからスタート。3着に終わった。

5月20日、中1週で迎えた21戦目は、下越特別（新潟(地)ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は14戦連続で酒井忍騎手（13戦5勝）。10頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。最後は、勝ったインターパレードから2馬身差の2着に敗北した。

6月4日、中1週で迎えた22戦目は、晩春特別（新潟(地)ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は15戦連続で酒井忍騎手（14戦5勝）。10頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。4着に敗れた。

8月16日、中9週で迎えた23戦目は、渡辺正治騎手を鞍上に迎えて、アルツ磐梯賞（新潟(地)ダート1000m 晴/良）に出走。12頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。7着に敗れた。

9月3日、中2週で迎えた24戦目は、日本海夕陽岬ビール特別（新潟(地)ダート1700m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で渡辺正治騎手（1戦0勝）。11頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。最後は、勝ったインターパレードからクビ差の2着に惜敗した。

9月15日、中1週で迎えた25戦目は、地方重賞の三条記念（新潟(地)ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は酒井忍騎手（15戦5勝）。12頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。3着に入った。

10月1日、中1週で迎えた26戦目は、トータリゼータエンジニアリング特別（新潟(地)ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は渡辺正治騎手（2戦0勝）。9頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。競走中止となった。

6歳（2001年）

5月5日、約7か月の休養明けで馬体重を前走から22kg減らして迎えた27戦目は、山口高騎手を鞍上に迎えて、地方重賞の豊栄記念（新潟(地)ダート1800m 晴/良）に出走。12頭立ての9番人気で4番ゲートからスタート。10着に終わった。

6月2日、中3週で迎えた28戦目は、下越特別（三条ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で山口高騎手（1戦0勝）。10頭立ての5番人気で大外10番ゲートからスタート。9着に敗れた。

7月7日、中4週で迎えた29戦目は、長谷川太行騎手を鞍上に迎えて、飯豊連峰特別（三条ダート1700m 晴/稍重）に出走。10頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。6着に終わった。

8月16日、中5週で迎えた30戦目は、新潟ビール特別（三条ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で長谷川太行騎手（1戦0勝）。10頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。8着に敗れた。

9月9日、中2週で迎えた31戦目は、みやこや特別（新潟(地)ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で長谷川太行騎手（2戦0勝）。10頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。9着に終わった。

9月25日、中1週で迎えた32戦目は、五頭連峰特別（新潟(地)ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で長谷川太行騎手（3戦0勝）。11頭立ての8番人気で大外11番ゲートからスタート。10着に終わった。

10月24日、中3週で迎えた33戦目は、宮下康一騎手を鞍上に迎えて、瀬波特別（新潟(地)ダート1000m 曇/稍重）に出走。12頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。6着に終わった。

11月10日、中1週で迎えた34戦目は、一般B1イ（新潟(地)ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は長谷川太行騎手（4戦0勝）。12頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。10着に終わった。

12月1日、中2週で迎えた35戦目は、春日山特別（新潟(地)ダート1700m 雨/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で長谷川太行騎手（5戦0勝）。11頭立ての9番人気で大外11番ゲートからスタート。11着に終わった。

12月9日、連闘で迎えた36戦目は、一般B1イ（新潟(地)ダート1700m 曇/重）に出走。鞍上は3戦連続で長谷川太行騎手（6戦0勝）。10頭立ての8番人気で9番ゲートからスタート。9着に終わった。

12月16日、連闘で迎えた37戦目は、米山特別（新潟(地)ダート1600m 曇/重）に出走。鞍上は4戦連続で長谷川太行騎手（7戦0勝）。11頭立ての10番人気で2番ゲートからスタート。6着に終わった。

7歳（2002年）

4月22日、約4か月の休み明けで迎えた38戦目は、ダイヤモンド特別（上山ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は宮下康一騎手（1戦0勝）。9頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。7着に終わった。

5月26日、中4週で馬体重を前走から11kg減らして迎えた39戦目は、倉兼育康騎手を鞍上に迎えて、一般D（高知ダート1300m 晴/良）に出走。9頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。4着に敗れた。

6月23日、中3週で迎えた40戦目は、一般D（高知ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で倉兼育康騎手（1戦0勝）。9頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。6着に敗れた。

7月21日、中3週で迎えた41戦目は、一般D（高知ダート1300m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で倉兼育康騎手（2戦0勝）。9頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。9着に終わった。

8月10日、中2週で迎えた42戦目は、一般D（高知ダート1300m 曇/不良）に出走。鞍上は4戦連続で倉兼育康騎手（3戦0勝）。11頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。11着に終わった。