ミリオンスティール（1986年生、母スタージョオー）

ミリオンスティール（1986年4月9日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は黒鹿毛。種牡馬のステイールハート（当時14歳）と交配したスタージョオーが12歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者は（有）絵笛牧場。戦績は、中央平地23戦2勝2着6回、中央障害6戦2勝。主な勝ち鞍は1990年の5歳以上500万下。

経歴

デビュー前

橋口弘次郎厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（1989年）

1月13日、デビュー戦は河内洋騎手を鞍上に据えて、4歳新馬（京都ダート1200m 曇/重）に出走。馬体重は482kg。10頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では持ち味のタフネスで最後まで奮闘したが、勝ったヤマノタンポポにねじ伏せられて4馬身差の2着に敗北した。

2月12日、中3週で迎えた2戦目は、4歳未勝利（京都ダート1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で河内洋騎手（1戦0勝）。11頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。0着に敗れた。

6月24日、約4か月半の休養明けで馬体重を前走から10kg増やして迎えた3戦目は、武豊騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（中京芝1700m 雨/不良）に出走。芝レースへの出走は初となった。16頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを7番手で通過。直線ではジワジワとしか伸びず7着に敗れた。

7月9日、中1週で馬体重を前走から6kg絞って迎えた4戦目は、4歳未勝利（中京ダート1700m 雨/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で武豊騎手（1戦0勝）。16頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを2番手で通過。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、勝ったナカトップスターに詰め切れず、6馬身差の2着に敗北した。

8月6日、中3週で迎えた5戦目は、4歳未勝利（小倉芝1700m 曇/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は3戦連続で武豊騎手（2戦0勝）。11頭立ての3番人気で8番ゲートからスタート。先頭に立つ形となり、若干遅いペースでレースを進める。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではグングンと末脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のグレートディンプルに1馬身1/4の差をつけて初白星を挙げた。

9月9日、中4週で迎えた6戦目は、田島信行騎手を鞍上に迎えて、4歳以上400万下の箕面特別（阪神芝1600m 晴/良）に出走。12頭立ての3番人気に推されて3番ゲートからスタート。激烈なハイペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚色が悪くなり7着に敗れた。

9月24日、中1週で迎えた7戦目は、4歳以上400万下（阪神芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は武豊騎手（3戦1勝）。12頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線ではシャープな伸びを見せたが、勝ったマロングラッセにねじ伏せられて8馬身差の2着に敗北した。

11月26日、中8週で迎えた8戦目は、4歳以上400万下（京都芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は河内洋騎手（2戦0勝）。13頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では上がり3位の末脚を見せたが上位には食い込めず5着に敗れた。

12月9日、中1週で迎えた9戦目は、4歳以上400万下（中京ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は武豊騎手（4戦1勝）。15頭立ての1番人気に推されて16番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後はスピードが落ちてしまい10着に敗れた。

12月16日、連闘で迎えた10戦目は、角田晃一騎手を鞍上に迎えて、4歳以上400万下の吹田特別（阪神芝1200m 晴/良）に出走。15頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線では鮮やかな伸び脚で追い上げたが、抜け出したエイシンリュウオウにアタマ差届かず2着となった。

4歳（1990年）

1月7日、中2週で迎えた11戦目は、5歳以上500万下（京都ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は河内洋騎手（3戦0勝）。16頭立ての2番人気に推されて14番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、馬場の外目を回って6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを4番手で通過。直線ではものすごい伸び脚を見せたが、伸びてきたスターゲイザー決め手に屈してアタマ差の2着に甘んじた。

1月28日、中2週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた12戦目は、5歳以上500万下（阪神ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で河内洋騎手（4戦0勝）。16頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを9番手で通過。直線ではキレのある末脚を披露したが、4着に終わった。

2月17日、中2週で迎えた13戦目は、5歳以上500万下（阪神ダート1200m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で河内洋騎手（5戦0勝）。8頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではきっちりと終いの脚を伸ばして先頭をうかがい、最後は2着のメジロラックスを半馬身振り切ってファンの高評価に応えた。

3月10日、中2週で迎えた14戦目は、5歳以上900万下（阪神ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で河内洋騎手（6戦1勝）。10頭立ての3番人気で大外10番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では鋭い脚を使えず6着に敗れた。

3月25日、中1週で迎えた15戦目は、ハンデ戦で5歳以上900万下の赤穂特別（阪神芝1600m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は角田晃一騎手（1戦0勝）。16頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、16番手を追走していたが、徐々に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを12番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい9着に敗れた。

4月22日、中3週で迎えた16戦目は、5歳以上900万下（京都芝1600m 外回り小雨/良）に出走。鞍上は河内洋騎手（7戦1勝）。15頭立ての5番人気で大外15番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、馬場の外目を回って6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを4番手で通過。直線では迫力十分の伸び脚で猛追したが、勝ったダイゼンアカツキに詰め切れず、1馬身3/4差の2着となった。

5月6日、中1週で迎えた17戦目は、5歳以上900万下の鴨川特別（京都芝1400m 外回り晴/良）に出走。鞍上は角田晃一騎手（2戦0勝）。15頭立ての6番人気で13番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では切れる脚を使えず6着に敗れた。

10月27日、約6か月の休養明けで迎えた18戦目は、4歳以上500万下（京都芝1400m 曇/良）に出走。鞍上は武豊騎手（5戦1勝）。16頭立ての3番人気に推されて11番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の外目を通りながら4コーナーを10番手で通過。直線では末脚を伸ばせず11着に敗れた。

11月10日、中1週で迎えた19戦目は、佐藤哲三騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（京都芝1200m 晴/稍重）に出走。18頭立ての5番人気で大外18番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは15番手で通過。直線では末脚が冴えず14着に敗れた。

12月1日、中2週で迎えた20戦目は、4歳以上500万下（京都ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で佐藤哲三騎手（1戦0勝）。12頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい9着に敗れた。

12月22日、中2週で迎えた21戦目は、4歳以上500万下（京都ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は角田晃一騎手（3戦0勝）。15頭立ての11番人気で大外15番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、馬場の外目を回って11番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを9番手で通過。直線では見せ場を作れず10着に終わった。

5歳（1991年）

6月16日、約6か月の休み明けで迎えた22戦目は、安田康彦騎手を鞍上に迎えて、5歳以上500万下（中京芝1200m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。18頭立ての10番人気で8番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、15番手を追走し、4コーナーは、馬場の外目を通りながら14番手で通過。直線では今ひとつ伸びが無く12着に終わった。

6月29日、中1週で迎えた23戦目は、5歳以上500万下（中京芝1800m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で安田康彦騎手（1戦0勝）。16頭立ての9番人気で7番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では脚を伸ばせず13着に終わった。

7月21日、中2週で迎えた24戦目は、池添兼雄騎手を鞍上に迎えて、障害4歳以上未勝利（小倉障害芝2950m 晴/良）に出走。11頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。3着に終わった。

8月18日、中3週で迎えた25戦目は、障害4歳以上未勝利（小倉障害芝2950m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で池添兼雄騎手（1戦0勝）。8頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。最後は、2着のダービークイックに7馬身の差をつけて1番人気に応えた。

8月31日、中1週で迎えた26戦目は、障害4歳以上400万下（小倉障害芝2950m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で池添兼雄騎手（2戦1勝）。8頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。最後は、2着のワンダーメルベーユに1馬身半の差をつけて1着ゴールを果たした。

10月5日、中4週で迎えた27戦目は、障害4歳以上オープン（京都障害芝→ダート3290m 曇）に出走。鞍上は4戦連続で池添兼雄騎手（3戦2勝）。6頭立ての2番人気で6番ゲートからスタート。3着に敗れた。

10月27日、中2週で迎えた28戦目は、障害4歳以上オープン（京都障害芝→ダート3290m 曇）に出走。鞍上は5戦連続で池添兼雄騎手（4戦2勝）。7頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。5着に敗れた。

6歳（1992年）

4月5日、約5か月半の休み明けで馬体重を前走から10kg増やして迎えた29戦目は、藤原哲朗騎手を鞍上に迎えて、障害5歳以上オープン（阪神障害芝→ダート3150m 曇）に出走。7頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。競走中止となった。