メジロラックス（1986年生、母メジロサバンナ）

メジロラックス（1986年4月12日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は黒鹿毛。種牡馬のモガミ（当時10歳）と交配したメジロサバンナが10歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道勇払郡鵡川町、生産者は大宮貢。戦績は、中央平地35戦3勝2着3回、中央障害6戦2勝2着1回。主な勝ち鞍は1991年の5歳以上500万下。

経歴

デビュー前

池江泰郎厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（1989年）

3月25日、デビュー戦は村本善之騎手を鞍上に据えて、4歳未出走（阪神ダート1800m 曇/稍重）に出走。馬体重は498kg。15頭立ての3番人気に推されて8番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを12番手で通過。直線では切れる脚を使えず15着に敗れた。

4月2日、連闘で迎えた2戦目は、4歳未出走（阪神ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で村本善之騎手（1戦0勝）。16頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではあとひと伸びが足りず、最後はフミノスイフトと並んで5着同着となった。

4月15日、中1週で迎えた3戦目は、4歳未出走（阪神ダート1200m 雨/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で村本善之騎手（2戦0勝）。16頭立ての3番人気に推されて1番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では切れる脚を使えず9着に敗れた。

5月6日、中2週で迎えた4戦目は、4歳未勝利（京都ダート1200m 小雨/良）に出走。鞍上は4戦連続で村本善之騎手（3戦0勝）。16頭立ての4番人気に推されて4番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では力感溢れる脚運びでゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

6月4日、中3週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた5戦目は、4歳未勝利（阪神ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で村本善之騎手（4戦0勝）。11頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では見せ場を作れず5着に敗れた。

6月18日、中1週で迎えた6戦目は、4歳未勝利（中京ダート1700m 曇/稍重）に出走。鞍上は6戦連続で村本善之騎手（5戦0勝）。16頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の大外を通りながら4コーナーを2番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭をうかがい、最後は2着のトーワタケシバを3/4馬身振り切って未勝利戦を制した。

7月8日、中2週で迎えた7戦目は、4歳400万下（中京ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で村本善之騎手（6戦1勝）。12頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを6番手で通過。直線では天稟の敢闘精神でゴールまで力走したが、4着に終わった。

10月29日、約4か月の休み明けで馬体重を前走から18kg増やして迎えた8戦目は、4歳以上400万下の藤森特別（京都芝2000m 晴/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。鞍上は8戦連続で村本善之騎手（7戦1勝）。12頭立ての10番人気で6番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは、馬場の外目を通りながら9番手で通過。直線では末脚がパッとせず11着に終わった。

11月12日、中1週で迎えた9戦目は、柴田政人騎手を鞍上に迎えて、4歳以上400万下の醍醐特別（京都芝2000m 曇/良）に出走。16頭立ての15番人気で13番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では余力が残っておらず14着に終わった。

11月26日、中1週で迎えた10戦目は、4歳以上400万下（京都ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は村本善之騎手（8戦1勝）。7頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では余力が残っておらず7着に敗れた。

12月3日、連闘で迎えた11戦目は、内田浩一騎手を鞍上に迎えて、4歳以上400万下（中京ダート1700m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。16頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く9着に敗れた。

12月17日、中1週で迎えた12戦目は、千田輝彦騎手を鞍上に迎えて、4歳以上400万下（中京ダート1700m 晴/良）に出走。16頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では伸びが鈍く8着に敗れた。

4歳（1990年）

1月15日、中3週で迎えた13戦目は、5歳以上500万下（京都ダート1800m 曇/良）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は内田浩一騎手（1戦0勝）。10頭立ての8番人気で9番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では末脚を伸ばせず6着に終わった。

1月27日、中1週で迎えた14戦目は、佐伯清久騎手を鞍上に迎えて、5歳以上500万下（阪神ダート1800m 曇/良）に53kgの軽斤量で出走。13頭立ての12番人気で6番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では今一つ末脚が切れず9着に終わった。

2月3日、連闘で迎えた15戦目は、5歳以上500万下（阪神ダート1800m 雨/不良）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は内田浩一騎手（2戦0勝）。12頭立ての12番人気で8番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを5番手で通過。直線では切れる脚を使えず7着に終わった。

2月17日、中1週で迎えた16戦目は、5歳以上500万下（阪神ダート1200m 晴/重）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で内田浩一騎手（3戦0勝）。8頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では迫力十分の伸び脚で猛追したが、抜け出したミリオンスティールに半馬身届かず2着となった。

3月11日、中2週で迎えた17戦目は、5歳以上500万下（中京ダート1700m 曇/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は3戦連続で内田浩一騎手（4戦0勝）。11頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線ではやや伸びを欠き、4着に終わった。

3月18日、連闘で迎えた18戦目は、5歳以上500万下（中京ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は村本善之騎手（9戦1勝）。10頭立ての3番人気で8番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず4着に敗れた。

4月7日、中2週で迎えた19戦目は、5歳以上500万下（阪神ダート1200m 雨/稍重）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は内田浩一騎手（5戦0勝）。16頭立ての6番人気で大外16番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では鮮やかな伸び脚で猛進したが、伸びてきたワンダートップガイ決め手に屈してハナ差の2着となった。

4月21日、中1週で迎えた20戦目は、5歳以上500万下（京都芝1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で内田浩一騎手（6戦0勝）。18頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では強靭な末脚を披露し、3着に入った。

5月5日、中1週で迎えた21戦目は、5歳以上500万下（京都芝1600m 外回り雨/不良）に出走。鞍上は3戦連続で内田浩一騎手（7戦0勝）。18頭立ての1番人気に推されて17番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、馬場の外目を回って5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを3番手で通過。直線では伸びが続かず、5着に終わった。

5月20日、中1週で迎えた22戦目は、5歳以上500万下（阪神芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で内田浩一騎手（8戦0勝）。15頭立ての3番人気に推されて9番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では天賦の負けん気を発揮してゴールまで勇戦したが、5着に終わった。

8月11日、約3か月の間隔を開けて馬体重を前走から18kg増やして迎えた23戦目は、4歳以上500万下の噴火湾特別（函館芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で内田浩一騎手（9戦0勝）。6頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では今一つ伸び切れず6着に終わった。

8月18日、連闘で迎えた24戦目は、4歳以上500万下（函館ダート1000m 晴/稍重）に出走。鞍上は6戦連続で内田浩一騎手（10戦0勝）。8頭立ての6番人気で大外8番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、馬場の外目を回って3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では見所を作れず8着に終わった。

9月2日、中1週で迎えた25戦目は、4歳以上500万下（函館芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で内田浩一騎手（11戦0勝）。11頭立ての8番人気で9番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く11着に終わった。

9月22日、中2週で迎えた26戦目は、4歳以上500万下（函館芝1800m 曇/重）に出走。鞍上は8戦連続で内田浩一騎手（12戦0勝）。11頭立ての9番人気で9番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では伸びを欠き9着に終わった。

10月13日、中2週で馬体重を前走から14kg減らして迎えた27戦目は、4歳以上500万下（京都ダート1200m 小雨/不良）に出走。鞍上は9戦連続で内田浩一騎手（13戦0勝）。10頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では見せ場を作れず10着に終わった。

11月3日、中2週で迎えた28戦目は、4歳以上500万下（京都ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は10戦連続で内田浩一騎手（14戦0勝）。15頭立ての12番人気で1番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを12番手で通過。直線では決め手が足りず11着に終わった。

11月25日、中2週で迎えた29戦目は、上野清章騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（中京ダート1700m 晴/良）に出走。10頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では持ち前の粘り強さで最後まで脚を伸ばしたが、グラッドストーンに交わされて6馬身差の2着となった。

12月9日、中1週で迎えた30戦目は、4歳以上500万下（中京ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で上野清章騎手（1戦0勝）。13頭立ての3番人気に推されて4番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを2番手で通過。直線に入ると、前で粘るサガミジヨーブを豪脚でアタマ差だけ差し切って久々に白星を挙げた。

12月15日、連闘で迎えた31戦目は、4歳以上500万下（中京ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で上野清章騎手（2戦1勝）。16頭立ての3番人気に推されて9番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを4番手で通過。直線ではパワフルな末脚を繰り出したが、4着に終わった。

5歳（1991年）

1月19日、中4週で迎えた32戦目は、5歳以上500万下（京都ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で上野清章騎手（3戦1勝）。11頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では最後まで息が続かず11着に敗れた。

2月2日、中1週で迎えた33戦目は、5歳以上500万下の北方特別（小倉ダート1700m 曇/稍重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は5戦連続で上野清章騎手（4戦1勝）。7頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では最後まで息が続かず6着に敗れた。

2月17日、中1週で迎えた34戦目は、5歳以上500万下（小倉ダート1700m 曇/稍重）に出走。鞍上は内田浩一騎手（15戦0勝）。10頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では末脚にキレが無く8着に敗れた。

3月3日、中1週で迎えた35戦目は、柿元嘉和騎手を鞍上に迎えて、5歳以上500万下（小倉ダート1700m 晴/稍重）に出走。12頭立ての10番人気で2番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では一完歩ずつ前との差を詰めて、最後は2着のリニアカムイオーを半馬身振り切って制した。

5月12日、中9週で迎えた36戦目は、林満明騎手を鞍上に迎えて、障害5歳以上未勝利（京都障害芝→ダート3000m 小雨）に出走。6頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。3着に敗れた。

6月8日、中3週で迎えた37戦目は、障害4歳以上未勝利（京都障害芝→ダート3000m 晴）に出走。鞍上は2戦連続で林満明騎手（1戦0勝）。11頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。最後は、2着のアインステルンに9馬身の差をつけて先頭ゴールを果たした。

6月29日、中2週で迎えた38戦目は、障害4歳以上400万下（中京障害芝2800m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で林満明騎手（2戦1勝）。5頭立ての2番人気で5番ゲートからスタート。4着に敗れた。

9月28日、約3か月の休養明けで迎えた39戦目は、障害4歳以上400万下（中京障害芝2800m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で林満明騎手（3戦1勝）。11頭立ての2番人気に推されて大外11番ゲートからスタート。最後は、勝ったワンダーメルベーユから4馬身差の2着に敗北した。

10月20日、中2週で迎えた40戦目は、障害4歳以上400万下（京都障害芝→ダート3000m 晴）に出走。鞍上は5戦連続で林満明騎手（4戦1勝）。7頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。最後は、2着のランドパーシァをハナ差制してファンの期待に応えた。

11月23日、中4週で迎えた41戦目は、重賞の京都大障害（秋）（京都障害芝3270m 曇/良）に出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は6戦連続で林満明騎手（5戦2勝）。8頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。8着に終わった。