エプソムオーザ（1984年生、母エプソムガール）

エプソムオーザ（1984年3月7日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は栃栗毛。種牡馬のターゴワイス（当時14歳）と交配したエプソムガールが7歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は（有）浜本牧場。戦績は、中央平地25戦1勝2着3回、地方17戦1勝2着2回。主な勝ち鞍は1986年の3歳未勝利。

経歴

デビュー前

稲葉隆一厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（1986年）

10月5日、デビュー戦は田村正光騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（東京芝1400m 晴/良）に出走。馬体重は460kg。12頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。最後は脚色が衰えて10着に敗れた。

10月19日、中1週で迎えた2戦目は、木幡初広騎手を鞍上に迎えて、3歳新馬（東京芝1400m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。8頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前の粘り強さでしぶとく脚を伸ばしたが、抜け出したスズハンサムを捕まえ切れず、アタマ差の2着に惜敗した。

11月8日、中2週で迎えた3戦目は、3歳未勝利（東京芝1400m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で木幡初広騎手（1戦0勝）。8頭立ての2番人気に推されて大外8番ゲートからスタート。先手を奪う形となり、平均ペースで馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では卓抜な伸び脚で驀進したが、リワードタイラントに交わされて1馬身半差の2着に敗北した。

11月23日、中1週で迎えた4戦目は、3歳未勝利（中京芝1400m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は3戦連続で木幡初広騎手（2戦0勝）。7頭立ての圧倒的1番人気に推されて5番ゲートからスタート。先頭に立つ形となり、でレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のテュデナムローズに7馬身の差をつけて初白星を挙げた。

12月6日、中1週で迎えた5戦目は、3歳400万下の樅の木賞（中京芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で木幡初広騎手（3戦1勝）。9頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

3歳（1987年）

1月11日、中4週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた6戦目は、3歳G3の京成杯（中山芝1600m 外回り晴/良）に出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は5戦連続で木幡初広騎手（4戦1勝）。15頭立ての14番人気で13番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線ではピリッとした末脚を使えず13着に終わった。

1月31日、中2週で迎えた7戦目は、岡部幸雄騎手を鞍上に迎えて、4歳400万下のシクラメン賞（東京ダート1200m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。7頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では今一つ末脚が切れず4着に敗れた。

3月14日、中5週で迎えた8戦目は、田面木博公騎手を鞍上に迎えて、4歳400万下のふきのとう特別（中京芝1800m 雨/不良）に出走。12頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線ではジワジワとしか伸びず9着に敗れた。

4月12日、中3週で迎えた9戦目は、4歳400万下（中山芝1600m 外回り曇/稍重）に出走。鞍上は木幡初広騎手（5戦1勝）。9頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず5着に敗れた。

5月2日、中2週で迎えた10戦目は、4歳400万下（東京芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で木幡初広騎手（6戦1勝）。11頭立ての10番人気で5番ゲートからスタート。主導権を握る恰好となり、少し緩いペースで集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は一杯になって11着に終わった。

6月21日、中6週で迎えた11戦目は、吉沢宗一騎手を鞍上に迎えて、4歳400万下（福島芝2000m 曇/不良）に出走。10頭立ての10番人気で7番ゲートからスタート。敢然とハナを奪い、リードを5馬身以上保って、平均的なペースで一団を先導。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では余力が残っておらず9着に終わった。

4歳（1988年）

1月30日、約7か月半の休養明けで馬体重を前走から12kg増やして迎えた12戦目は、上野清章騎手を鞍上に迎えて、5歳以上400万下（小倉芝1200m 晴/良）に出走。16頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の外目を通りながら4コーナーを10番手で通過。直線では末脚が冴えず10着に敗れた。

2月13日、中1週で迎えた13戦目は、5歳以上400万下（小倉芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で上野清章騎手（1戦0勝）。13頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では伸びあぐねて7着に敗れた。

3月13日、中3週で迎えた14戦目は、5歳以上400万下（中京ダート1000m 晴/重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は木幡初広騎手（7戦1勝）。12頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず6着に敗れた。

3月26日、中1週で迎えた15戦目は、5歳以上400万下（中京ダート1000m 雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で木幡初広騎手（8戦1勝）。16頭立ての11番人気で2番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では脚を伸ばせず12着に終わった。

4月23日、中3週で迎えた16戦目は、杉浦宏昭騎手を鞍上に迎えて、5歳以上400万下の長岡特別（新潟芝1200m 外回り晴/良）に出走。13頭立ての11番人気で7番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線ではジワジワとしか伸びず5着に終わった。

5月7日、中1週で迎えた17戦目は、5歳以上400万下（新潟芝1400m 外回り小雨/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で杉浦宏昭騎手（1戦0勝）。13頭立ての4番人気で大外13番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後は垂れてしまい9着に敗れた。

5月14日、連闘で迎えた18戦目は、5歳以上400万下の新発田特別（新潟芝1200m 外回り晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で杉浦宏昭騎手（2戦0勝）。13頭立ての11番人気で12番ゲートからスタート。競走中止となった。

5月28日、中1週で迎えた19戦目は、5歳以上400万下（東京ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で杉浦宏昭騎手（3戦0勝）。16頭立ての7番人気で13番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線ではキレのいい末脚を繰り出し、3着に入った。

6月12日、中1週で迎えた20戦目は、5歳以上400万下（東京ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で杉浦宏昭騎手（4戦0勝）。14頭立ての6番人気で11番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では力感溢れる脚捌きでゴールまで走り切ったが、5着に終わった。

6月18日、連闘で迎えた21戦目は、5歳以上400万下（福島ダート1000m 雨/重）に出走。鞍上は岡部幸雄騎手（1戦0勝）。12頭立ての4番人気で大外12番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では迫力十分の伸び脚で猛追したが、勝ったカリスタアローに詰め切れず、2馬身差の2着となった。

7月10日、中2週で迎えた22戦目は、5歳以上400万下（福島ダート1000m 曇/不良）に出走。鞍上は木幡初広騎手（9戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では息の長い末脚を披露したが、3着に終わった。

8月6日、中3週で迎えた23戦目は、4歳以上400万下（福島ダート1000m 晴/不良）に出走。鞍上は2戦連続で木幡初広騎手（10戦1勝）。9頭立ての2番人気に推されて大外9番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では今一つ末脚が切れず7着に敗れた。

8月28日、中2週で迎えた24戦目は、関口睦介騎手を鞍上に迎えて、4歳以上400万下（新潟芝1200m 晴/良）に出走。16頭立ての4番人気に推されて2番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを10番手で通過。直線では決め手が足りず9着に敗れた。

10月2日、中4週で迎えた25戦目は、中舘英二騎手を鞍上に迎えて、4歳以上400万下（新潟芝1400m 曇/良）に出走。10頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では速い脚を使えず8着に終わった。

5歳（1989年）

7月25日、約10か月の休養明けで迎えた26戦目は、福島拡騎手を鞍上に迎えて、長岡特別（三条ダート1700m 晴/良）に出走。9頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。7着に敗れた。

8月18日、中2週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた27戦目は、阿部充知騎手を鞍上に迎えて、赤倉特別（三条ダート1700m 晴/良）に出走。9頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。7着に終わった。

9月6日、中2週で迎えた28戦目は、榎伸彦騎手を鞍上に迎えて、米山特別（三条ダート1700m 雨/重）に出走。9頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。4着に敗れた。

10月15日、中5週で迎えた29戦目は、山口竜一騎手を鞍上に迎えて、一般A2（足利ダート1700m 晴/良）に出走。9頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。最後は、2着のダイナミツククインに6馬身の差をつけて久方ぶりに美酒を浴びた。

11月2日、中2週で迎えた30戦目は、トパーズ特別（宇都宮ダート1900m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で山口竜一騎手（1戦1勝）。11頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。8着に敗れた。

11月16日、中1週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた31戦目は、稲穂特別（足利ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で山口竜一騎手（2戦1勝）。7頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。最後は、勝ったアイアイローマンから約13馬身差の2着となった。

12月21日、中4週で馬体重を前走から9kg戻して迎えた32戦目は、オシドリ特別（足利ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で山口竜一騎手（3戦1勝）。7頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。3着に敗れた。

12月30日、連闘で迎えた33戦目は、一般A1 A2（宇都宮ダート1900m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で山口竜一騎手（4戦1勝）。12頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。11着に終わった。

6歳（1990年）

1月24日、中3週で迎えた34戦目は、弁天特別（足利ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で山口竜一騎手（5戦1勝）。8頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。8着に敗れた。

3月14日、中6週で迎えた35戦目は、一般A1 A2（宇都宮ダート1900m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で山口竜一騎手（6戦1勝）。8頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。7着に終わった。

4月11日、中3週で迎えた36戦目は、春蘭特別（宇都宮ダート1900m 晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で山口竜一騎手（7戦1勝）。8頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。最後は、勝ったエムイースキーから3馬身差の2着となった。

4月26日、中1週で迎えた37戦目は、卯月特別（足利ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は9戦連続で山口竜一騎手（8戦1勝）。6頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。6着に終わった。

5月5日、連闘で迎えた38戦目は、一般A1 A2（宇都宮ダート1900m 雨/不良）に出走。鞍上は10戦連続で山口竜一騎手（9戦1勝）。10頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。8着に敗れた。

5月27日、中2週で迎えた39戦目は、しゃくなげ特別（宇都宮ダート1900m 晴/良）に出走。鞍上は11戦連続で山口竜一騎手（10戦1勝）。12頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。10着に終わった。

6月14日、中2週で迎えた40戦目は、袋川特別（足利ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は12戦連続で山口竜一騎手（11戦1勝）。9頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。8着に敗れた。

6月24日、中0週で迎えた41戦目は、一般A1 A2（足利ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は13戦連続で山口竜一騎手（12戦1勝）。7頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。5着に敗れた。

12月19日、約6か月の休み明けで馬体重を前走から12kg増やして迎えた42戦目は、一般A2（足利ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は14戦連続で山口竜一騎手（13戦1勝）。10頭立ての9番人気で8番ゲートからスタート。10着に終わった。