エリオトローピオ（2019年生、母マイネジャーダ）

エリオトローピオ（2019年5月18日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「ブラッドストーン(伊)。母名から連想」。毛色は栗毛。種牡馬のゴールドシップ（当時10歳）と交配したマイネジャーダが17歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者はビッグレッドファーム。2023年の福島民報杯(オープンハンデ)で2着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

ラフィアンターフマンクラブにて総額1,200万円（12万×100口）で一口馬主が募集された。

深山雅史厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2021年）

9月26日、デビュー戦は原優介騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（中山芝2000m 曇/良）に51kgの軽斤量で出走。馬体重は400kg。16頭立ての12番人気で4番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では強靭な末脚を発揮し、4着を確保した。

3歳（2022年）

2月12日、約4か月半の休養明けで迎えた2戦目は、小林脩斗騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（東京芝1800m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。16頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。先手を奪う形となり、やや緩いペースで馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では天性の負けじ魂を発揮してゴールまで力闘し、4着に入った。

3月5日、中2週で迎えた3戦目は、丹内祐次騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中山芝1800m 晴/良）に出走。16頭立ての3番人気に推されて6番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では長くいい脚を使ってゴールまで頑張ったが、4着に終わった。

3月27日、中2週で迎えた4戦目は、3歳未勝利（中山芝1800m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で丹内祐次騎手（1戦0勝）。16頭立ての5番人気で15番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では天性の負けじ心を発揮してゴールまで力闘したが、5着に終わった。

4月16日、中2週で迎えた5戦目は、3歳未勝利（福島芝2000m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で丹内祐次騎手（2戦0勝）。16頭立ての4番人気に推されて8番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では豪脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のララヴォルシエルに1馬身3/4の差をつけて初勝利を挙げた。

7月10日、約3か月の間隔を開けて迎えた6戦目は、戸崎圭太騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上1勝クラスの織姫賞（福島芝1800m 曇/良）に出走。16頭立ての2番人気に推されて11番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線に入ると、前で粘るロムネヤを鮮やかな末脚でアタマ差だけ差し切って1着ゴールを果たした。

7月24日、中1週で迎えた7戦目は、松岡正海騎手を鞍上に迎えて、3歳以上2勝クラスの白河特別（福島芝1800m 曇/良）に出走。10頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では一歩一歩着実に終いの脚を伸ばして先頭に躍り出て、最後は2着のヤマニンサルバムに1馬身の差をつけて優勝

10月23日、約3か月の休み明けで馬体重を前走から14kg増やして迎えた8戦目は、川須栄彦騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定オープンの新潟牝馬ステークス（新潟芝2200m 曇/稍重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。14頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。最後はバタバタになってしまい11着に敗れた。

12月11日、中6週で迎えた9戦目は、3歳以上3勝クラスの常総ステークス（中山芝1800m 曇/良）に出走。鞍上は丹内祐次騎手（3戦1勝）。16頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では末脚がパッとせず8着に敗れた。

4歳（2023年）

1月7日、中3週で迎えた10戦目は、4歳以上3勝クラスの寿ステークス（中京芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は戸崎圭太騎手（1戦1勝）。13頭立ての8番人気で11番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線では目立つような脚を使えず5着に終わった。

2月25日、中6週で迎えた11戦目は、菅原明良騎手を鞍上に迎えて、4歳以上3勝クラスの幕張ステークス（中山芝1600m 外回り曇/良）に出走。16頭立ての13番人気で13番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線では力感溢れるフットワークでゴールまで走り切り、4着に入り込んだ。

3月19日、中2週で迎えた12戦目は、4歳以上3勝クラスのスピカステークス（中山芝1800m 晴/重）に出走。鞍上は丹内祐次騎手（4戦1勝）。16頭立ての10番人気で5番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線ではいい脚を見せられず11着に終わった。

4月16日、中3週で迎えた13戦目は、横山琉人騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦でオープンの福島民報杯（福島芝2000m 晴/稍重）に50kgの軽斤量で出走。14頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線ではシャープな伸び脚で驀進したが、勝ったカレンルシェルブルにねじ伏せられて1馬身1/4差の2着となった。

5月14日、中3週で迎えた14戦目は、柴田大知騎手を鞍上に迎えて、4歳以上3勝クラスの弥彦ステークス（新潟芝1800m 外回り晴/良）に出走。13頭立ての11番人気で7番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では決め手が足りず7着に終わった。

7月8日、中7週で迎えた15戦目は、ハンデ戦で3歳以上3勝クラスの阿武隈ステークス（福島芝1800m 曇/良）に出走。鞍上は菅原明良騎手（1戦0勝）。11頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では息の長い末脚を発揮したが、3着に終わった。

7月29日、中2週で迎えた16戦目は、和田竜二騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で3歳以上3勝クラスのSTV賞（札幌芝2000m 曇/良）に出走。16頭立ての9番人気で6番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の外目を通りながら4コーナーを2番手で通過。最後は脚色が悪くなり13着に終わった。

9月17日、中6週で迎えた17戦目は、三浦皇成騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で3歳以上3勝クラスのレインボーステークス（中山芝1800m 晴/良）に出走。15頭立ての15番人気で11番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線ではパワフルな末脚を披露し、5着に入り込んだ。

10月22日、中4週で迎えた18戦目は、木幡巧也騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で3歳以上3勝クラスの甲斐路ステークス（東京芝2000m 晴/良）に出走。16頭立ての8番人気で13番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを9番手で通過。直線では力感溢れる脚運びでゴールまで頑張ったが、5着に終わった。

11月12日、中2週で迎えた19戦目は、牝馬限定の3歳以上3勝クラスのユートピアステークス（東京芝1800m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で木幡巧也騎手（1戦0勝）。14頭立ての12番人気で13番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを8番手で通過。直線では決め手に欠いて7着に終わった。

12月9日、中3週で迎えた20戦目は、石川裕紀人騎手を鞍上に迎えて、3歳以上3勝クラスの常総ステークス（中山芝1800m 晴/良）に出走。15頭立ての12番人気で8番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では見せ場を作れず6着に終わった。

5歳（2024年）

2月11日、中8週で迎えた21戦目は、牝馬限定の4歳以上3勝クラスの初音ステークス（東京芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は松岡正海騎手（1戦1勝）。13頭立ての10番人気で8番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、終始4番手を追走。最後は減速してしまい12着に終わった。

3月17日、中4週で迎えた22戦目は、4歳以上3勝クラスのスピカステークス（中山芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は丹内祐次騎手（5戦1勝）。16頭立ての15番人気で6番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、16番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の外目を通りながら4コーナーを14番手で通過。直線では末脚にキレが無く16着に終わった。

4月20日、中4週で迎えた23戦目は、石橋脩騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定G3の福島牝馬ステークス（福島芝1800m 晴/良）に出走。重賞競走への出走は初となった。16頭立ての14番人気で6番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では上がり3位タイの末脚を見せたが上位には食い込めず7着に終わった。

6月15日、中7週で迎えた24戦目は、角田大和騎手を鞍上に迎えて、3歳以上3勝クラスの保津峡ステークス（京都芝2200m 外回り曇/良）に出走。15頭立ての14番人気で11番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線では末脚がパッとせず15着に終わった。

10月20日、約4か月の休養明けで迎えた25戦目は、武藤雅騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定オープンの新潟牝馬ステークス（新潟芝2200m 晴/良）に出走。13頭立ての13番人気で4番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では伸びを欠き11着に終わった。