アスタートリゴン（2019年生、母サトノマイヒメ）

アスタートリゴン（2019年4月25日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名+三角形」。毛色は鹿毛。種牡馬のリオンディーズ（当時6歳）と交配したサトノマイヒメが7歳のときに産んだ初仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者はフジワラフアーム。主な勝ち鞍は2022年の名古屋チャレンジカップチェリー賞。

経歴

デビュー前

1歳のとき、フジワラファームから「北海道セレクションセールサラブレッド1歳」に上場され、加藤久枝によって2,090万円で落札された。

南井克巳厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2021年）

10月10日、デビュー戦は和田竜二騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（阪神芝1800m 外回り晴/良）に出走。馬体重は478kg。11頭立ての9番人気で9番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では伸びあぐねて9着に終わった。

10月16日、連闘で迎えた2戦目は、国分優作騎手を鞍上に迎えて、2歳1勝クラスの紫菊賞（阪神芝1800m 外回り曇/良）に出走。7頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線ではジリ脚になってしまい4着に終わった。

12月28日、中9週で馬体重を前走から14kg増やして迎えた3戦目は、2歳未勝利（阪神芝1800m 外回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で国分優作騎手（1戦0勝）。16頭立ての12番人気で大外16番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では見せ場なく13着に終わった。

3歳（2022年）

1月5日、連闘で迎えた4戦目は、3歳未勝利（中京ダート1900m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は3戦連続で国分優作騎手（2戦0勝）。14頭立ての9番人気で5番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線ではいいところがなく9着に終わった。

4月20日、約3か月半の休養明けで迎えた5戦目は、岡部誠騎手を鞍上に迎えて、3歳戦の名古屋チャレンジカップチェリー賞（名古屋ダート1500m 晴/重）に出走。10頭立ての3番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では驚異的な末脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のアイファーファイトに1馬身半の差をつけて初勝利を挙げた。

5月7日、中1週で馬体重を前走から11kg減らして迎えた6戦目は、角田大河騎手を鞍上に迎えて、3歳1勝クラス（中京ダート1800m 晴/良）に53kgの軽斤量で出走。10頭立ての10番人気で1番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では今一つ伸び切れず10着に終わった。

7月23日、約2か月半の間隔を開けて馬体重を前走から12kg戻して迎えた7戦目は、幸英明騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラス（小倉ダート1700m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての16番人気で8番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを16番手で通過。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい14着に終わった。

9月18日、中7週で馬体重を前走から8kg絞って迎えた8戦目は、3歳以上1勝クラス（中京ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は角田大河騎手（1戦0勝）。11頭立ての11番人気で7番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線ではいいところがなく10着に終わった。

11月16日、中7週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた9戦目は、永島まなみ騎手を鞍上に迎えて、大和川特別（園田ダート1870m 晴/稍重）に52kgの軽斤量で出走。9頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では天稟の負けん気を発揮してゴールまで力走し、3着に入り込んだ。

11月27日、中1週で迎えた10戦目は、3歳以上1勝クラス（阪神ダート1800m 晴/稍重）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で永島まなみ騎手（1戦0勝）。8頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では見せ場を作れず8着に終わった。

4歳（2023年）

2月26日、約3か月の休み明けで馬体重を前走から14kg増やして迎えた11戦目は、4歳以上1勝クラス（小倉ダート1700m 晴/稍重）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は3戦連続で永島まなみ騎手（2戦0勝）。16頭立ての10番人気で15番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを16番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず16着に終わった。

4月12日、中5週で迎えた12戦目は、名古屋チャレンジカップジュピター賞（名古屋ダート1500m 小雨/良）に出走。鞍上は4戦連続で永島まなみ騎手（3戦0勝）。10頭立ての3番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では今一つ伸び切れず4着に敗れた。

7月23日、約3か月半の休み明けで馬体重を前走から13kg減らして迎えた13戦目は、荻野極騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラス（中京ダート1400m 晴/良）に出走。16頭立ての16番人気で5番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、終始16番手を追走。直線では速い脚を使えず16着に終わった。

9月27日、中8週で馬体重を前走から11kg戻して迎えた14戦目は、和田譲治騎手を鞍上に迎えて、フレンドリーサドル特別（船橋ダート1700m 曇/良）に出走。12頭立ての10番人気で11番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では末脚にキレが無く9着に終わった。

11月6日、中5週で馬体重を前走からさらに19kg増やして迎えた15戦目は、加藤聡一騎手を鞍上に迎えて、岩田朋樹&高須若奈結婚記念杯（名古屋ダート1500m 曇/良）に出走。12頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。敢然と端を奪い、でレースを進める。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線ではしぶとく脚を伸ばしたが、勝ったショートストップに詰め切れず、5馬身差の2着に敗北した。

11月17日、中1週で迎えた16戦目は、一般C2（名古屋ダート1500m 晴/不良）に出走。鞍上は2戦連続で加藤聡一騎手（1戦0勝）。12頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。逃げを打つ恰好となり、で集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では卓抜な伸び脚で驀進したが、ケンドチョウライに半馬身交わされて2着に敗北した。

12月15日、中3週で迎えた17戦目は、寒冷賞（名古屋ダート1700m 曇/不良）に出走。鞍上は3戦連続で加藤聡一騎手（2戦0勝）。12頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線ではじわじわと長く脚を使ってゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

12月22日、連闘で馬体重を前走から12kg減らして迎えた18戦目は、一般B6（名古屋ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で加藤聡一騎手（3戦0勝）。11頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。逃げを打つ形となり、で馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では猛烈な末脚を弾けさせて、最後は2着のブラックアリエスをクビ差振り切って久方ぶりに白星を挙げた。

5歳（2024年）

1月1日、中0週で馬体重を前走から9kg戻して迎えた19戦目は、大畑慧悟騎手を鞍上に迎えて、一般B3（名古屋ダート1500m 晴/稍重）に出走。11頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では終いの伸びを欠き、3着に終わった。

1月18日、中1週で迎えた20戦目は、大畑雅章騎手を鞍上に迎えて、金シャチJkオールスターズ（名古屋ダート1500m 小雨/良）に出走。12頭立ての3番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では脚色がやや鈍り、3着に終わった。

1月30日、中1週で迎えた21戦目は、ちゃんこ鍋賞（名古屋ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は加藤聡一騎手（4戦1勝）。11頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のマイネルナラティヴに4馬身の差をつけて1番人気に応えた。

2月13日、中1週で迎えた22戦目は、ショコラ特別（名古屋ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で加藤聡一騎手（5戦2勝）。10頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では最後まで息が続かず6着に敗れた。

3月4日、中2週で迎えた23戦目は、一般A6（笠松ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で加藤聡一騎手（6戦2勝）。8頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のハーイに3馬身の差をつけて1番人気に応えた。

3月29日、中3週で迎えた24戦目は、宮下瞳騎手を鞍上に迎えて、アクアマリンオープン（名古屋ダート1500m 晴/不良）に出走。9頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。ハナを切る形となり、で馬群を先導。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後は失速してしまい7着に敗れた。

4月10日、中1週で迎えた25戦目は、土筆特別（名古屋ダート1700m 晴/稍重）に出走。鞍上は加藤聡一騎手（7戦3勝）。12頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では持ち味のファイティングスピリットで最後まで奮闘したが、勝ったモンストルシチーにねじ伏せられて3馬身差の2着に敗北した。

4月23日、中1週で迎えた26戦目は、塚本征吾騎手を鞍上に迎えて、一宮特別（名古屋ダート1700m 曇/重）に出走。10頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。先頭に立ち、でレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではしぶとさが光る走りを見せたが、ウインフェーデに交わされて1馬身差の2着となった。