シゲルタダカツ（2007年生、母オオシマサリー）

シゲルタダカツ（2007年5月23日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋本多忠勝より」。毛色は栗毛。種牡馬のグラスワンダー（当時12歳）と交配したオオシマサリーが14歳のときに産んだ7番仔が本馬である。産地は北海道浦河郡荻伏村、生産者は猿橋義昭。戦績は、中央平地33戦3勝2着5回、中央障害1戦0勝、地方10戦0勝。主な勝ち鞍は2011年の3歳以上500万下。

経歴

デビュー前

1歳のとき、猿橋義昭から「北海道サマーセールサラブレッド1歳」に上場されたが主取りとなった。同年、猿橋義昭から「北海道オータムセールサラブレッド1歳」に上場され、森中蕃によって273万円で落札された。

川村禎彦厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2009年）

10月3日、デビュー戦は太宰啓介騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（阪神芝1800m 外回り晴/稍重）に出走。馬体重は488kg。11頭立ての11番人気で2番ゲートからスタート。主導権を奪う恰好となり、ユッタリとしたペースで集団を牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は一杯になって9着に終わった。

10月25日、中2週で迎えた2戦目は、幸英明騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（京都ダート1800m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。14頭立ての9番人気で12番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では末脚が冴えず12着に終わった。

11月7日、中1週で迎えた3戦目は、川島信二騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（京都ダート1400m 晴/良）に出走。11頭立ての11番人気で7番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では天稟の負けじ魂を発揮してゴールまで力走し、4着に入り込んだ。

11月21日、中1週で迎えた4戦目は、2歳未勝利（京都ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で川島信二騎手（1戦0勝）。16頭立ての11番人気で9番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では堅調な伸びを見せたが、抜け出したディガジェにハナ差届かず2着となった。

12月12日、中2週で迎えた5戦目は、2歳未勝利（阪神ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は3戦連続で川島信二騎手（2戦0勝）。16頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。ハナに立つ恰好となり、平均ペースで馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではじわりじわりと長く脚を使ってゴールまで力闘し、3着に入った。

12月26日、中1週で迎えた6戦目は、和田竜二騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（阪神ダート1400m 晴/良）に出走。15頭立ての3番人気に推されて12番ゲートからスタート。極端なハイペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち味のタフさで最後まで奮戦したが、勝ったゼンノベラーノにねじ伏せられて1馬身3/4差の2着に敗北した。

3歳（2010年）

1月9日、中1週で迎えた7戦目は、3歳未勝利（京都ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で和田竜二騎手（1戦0勝）。16頭立ての3番人気に推されて14番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではやや伸びを欠き、3着に終わった。

1月23日、中1週で迎えた8戦目は、3歳未勝利（京都ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で和田竜二騎手（2戦0勝）。15頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では目覚ましい伸びを見せたが、勝ったデンコウラッキーにねじ伏せられて1馬身1/4差の2着に敗北した。

2月6日、中1週で迎えた9戦目は、3歳未勝利（京都ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で和田竜二騎手（3戦0勝）。13頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。果敢にハナを奪い、少し速いペースで一団を先導。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前のタフネスでしぶとく脚を伸ばしたが、ディオメデスにクビ差交わされて2着に甘んじた。

2月21日、中1週で迎えた10戦目は、3歳未勝利（京都ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で和田竜二騎手（4戦0勝）。16頭立ての1番人気に推されて11番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではシャープな伸び脚で急追したが、抜け出したヒラボクソングにクビ差届かず2着に甘んじた。

3月7日、中1週で迎えた11戦目は、3歳未勝利（阪神ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は6戦連続で和田竜二騎手（5戦0勝）。16頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。果敢にハナを切り、少し速いペースで集団を引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では豪快な末脚を爆発させて、最後は2着のディープハントをクビ差振り切って待望の初白星を挙げた。

3月28日、中2週で迎えた12戦目は、浜中俊騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下（阪神ダート1400m 晴/良）に出走。15頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。先陣を切る形となり、少々速いペースでレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では速い脚を持続できず、3着に終わった。

4月10日、中1週で迎えた13戦目は、3歳500万下（阪神ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は川島信二騎手（3戦0勝）。16頭立ての4番人気に推されて1番ゲートからスタート。前に出て、かなりのハイペースでレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の力で粘り続けて、最後は2着のペガサスヒーローに1馬身半の差をつけて制した。

5月2日、中2週で迎えた14戦目は、3歳オープンの端午ステークス（京都ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は和田竜二騎手（6戦1勝）。16頭立ての11番人気で2番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。最後は減速してしまい11着に終わった。

5月22日、中2週で迎えた15戦目は、石橋脩騎手を鞍上に迎えて、3歳オープンの昇竜ステークス（京都ダート1800m 曇/良）に出走。10頭立ての9番人気で2番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後は脚色が衰えて10着に終わった。

11月27日、約6か月半の休養明けで馬体重を前走から22kg増やして迎えた16戦目は、3歳以上1000万下（京都ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は太宰啓介騎手（1戦0勝）。16頭立ての12番人気で13番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり、馬場の外目を通りながら4コーナーを13番手で通過。直線では脚を伸ばせず16着に終わった。

12月26日、中3週で迎えた17戦目は、国分優作騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下（阪神ダート1400m 晴/良）に53kgの軽斤量で出走。16頭立ての12番人気で3番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では余力が残っておらず15着に終わった。

4歳（2011年）

1月16日、中2週で迎えた18戦目は、4歳以上1000万下（京都ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は太宰啓介騎手（2戦0勝）。16頭立ての14番人気で8番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って7番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では末脚がパッとせず14着に終わった。

1月29日、中1週で迎えた19戦目は、上村洋行騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1000万下の和布刈特別（小倉ダート1700m 曇/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての13番人気で6番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線では末脚にキレが無く13着に終わった。

2月12日、中1週で迎えた20戦目は、中村将之騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1000万下（京都ダート1400m 晴/良）に出走。16頭立ての14番人気で14番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では脚を伸ばせず13着に終わった。

3月6日、中2週で迎えた21戦目は、田中健騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1000万下（阪神芝1400m 曇/良）に出走。14頭立ての14番人気で12番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。最後は垂れてしまい11着に終わった。

4月10日、中4週で迎えた22戦目は、4歳以上1000万下（阪神芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は和田竜二騎手（7戦1勝）。18頭立ての14番人気で大外18番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後は脚を失くしてしまい12着に終わった。

4月30日、中2週で迎えた23戦目は、後藤浩輝騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1000万下（東京芝1600m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。12頭立ての12番人気で8番ゲートからスタート。端を取り切り、落ち着いたペースでレースを引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚勢が衰えて9着に終わった。

6月5日、中4週で迎えた24戦目は、N.ピンナ騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1000万下（阪神ダート1400m 曇/良）に出走。16頭立ての11番人気で大外16番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始4番手を追走。最後はバテてしまい12着に終わった。

7月9日、中4週で迎えた25戦目は、高倉稜騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（京都ダート1400m 晴/良）に出走。16頭立ての7番人気で15番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後はガス欠状態になり8着に敗れた。

7月30日、中2週で馬体重を前走から14kg増やして迎えた26戦目は、3歳以上500万下の豊前特別（小倉ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は幸英明騎手（1戦0勝）。16頭立ての12番人気で9番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを14番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり10着に終わった。

8月21日、中2週で迎えた27戦目は、酒井学騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下の伊万里特別（小倉芝1200m 雨/重）に出走。12頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。ハナに立つ形となり、厳しいペースで馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では天性のガッツでゴールまで力闘し、3着を確保した。

9月3日、中1週で迎えた28戦目は、北村友一騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（小倉芝1200m 曇/良）に出走。18頭立ての7番人気で大外18番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では終いの伸びを欠き、5着に終わった。

10月1日、中3週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた29戦目は、3歳以上500万下（阪神ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は酒井学騎手（1戦0勝）。16頭立ての5番人気で10番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では末脚を持続できず、5着に終わった。

10月16日、中1週で迎えた30戦目は、3歳以上500万下（京都ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は和田竜二騎手（8戦1勝）。14頭立ての4番人気で大外14番ゲートからスタート。主導権を握り、若干緩いペースで一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では詰めが甘くなり、4着に終わった。

10月30日、中1週で迎えた31戦目は、北村宏司騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（京都ダート1400m 小雨/良）に出走。15頭立ての3番人気に推されて7番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では生得の持続力で渋太く末脚を持続させて、最後は2着のジャマイカジョーを半馬身振り切って久々に美酒を浴びた。

11月26日、中3週で迎えた32戦目は、国分恭介騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下（京都ダート1400m 晴/良）に出走。16頭立ての9番人気で1番ゲートからスタート。先手を取り、若干緩いペースで一団を先導。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では最後まで息が続かず16着に終わった。

5歳（2012年）

1月15日、中6週で馬体重を前走から16kg増やして迎えた33戦目は、熊沢重文騎手を鞍上に迎えて、障害4歳以上未勝利（京都障害芝→ダート2910m 曇）に出走。13頭立ての7番人気で10番ゲートからスタート。3着に入った。

11月3日、約10か月の休養明けで馬体重を前走から18kg絞って迎えた34戦目は、3歳以上1000万下（京都ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は太宰啓介騎手（3戦0勝）。16頭立ての13番人気で1番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。最後は脚色が悪くなり16着に終わった。

12月23日、中6週で馬体重を前走から10kg戻して迎えた35戦目は、鮫島克也騎手を鞍上に迎えて、もみの木賞（佐賀ダート1400m 曇/不良）に出走。9頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを7番手で通過。直線では今一つ伸び切れず7着に敗れた。

6歳（2013年）

1月4日、中1週で馬体重を前走から10kg絞って迎えた36戦目は、山口勲騎手を鞍上に迎えて、福寿草賞（佐賀ダート1400m 晴/稍重）に出走。7頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。果敢に端を奪い、で一団を引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では末脚がパッとせず3着に敗れた。

1月27日、中2週で迎えた37戦目は、山下裕貴騎手を鞍上に迎えて、鶴見岳特別（佐賀ダート2000m 雪/稍重）に出走。10頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では伸びが劣勢になり10着に終わった。

2月10日、中1週で迎えた38戦目は、村松翔太騎手を鞍上に迎えて、春寒賞（佐賀ダート1400m 晴/稍重）に出走。10頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では脚を伸ばせず8着に終わった。

2月23日、中1週で迎えた39戦目は、小松丈二騎手を鞍上に迎えて、セントポーリア賞（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。11頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では伸びが劣勢になり8着に敗れた。

3月23日、中3週で迎えた40戦目は、地方重賞の松浦川賞（佐賀ダート1750m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で小松丈二騎手（1戦0勝）。11頭立ての10番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では切れる脚を使えず9着に終わった。

4月20日、中3週で迎えた41戦目は、地方重賞の六角川賞（佐賀ダート1800m 雨/不良）に出走。鞍上は山口勲騎手（1戦0勝）。10頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。直線では余力が残っておらず8着に敗れた。

5月4日、中1週で迎えた42戦目は、菊池川特別（佐賀ダート1750m 晴/良）に出走。鞍上は山下裕貴騎手（1戦0勝）。9頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では脚が残っておらず7着に終わった。

5月19日、中1週で迎えた43戦目は、錦江湾特別（佐賀ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は山口勲騎手（2戦0勝）。11頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。直線では末脚にキレが無く5着に終わった。

5月31日、中1週で迎えた44戦目は、北山湖特別（佐賀ダート1750m 曇/稍重）に出走。鞍上は小松丈二騎手（2戦0勝）。10頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線ではじわじわとしか伸びず8着に敗れた。