スズカブラック（2001年生、母セトロマン）

スズカブラック（2001年5月31日）は、日本の競走馬。馬名の意味は「冠名＋黒色」。毛色は青鹿毛。種牡馬のバブルガムフェロー（当時8歳）と交配したセトロマンが12歳のときに産んだ4番仔が本馬である。産地は北海道勇払郡鵡川町、生産者は（有）新井牧場。戦績は、中央平地9戦0勝、中央障害1戦0勝、地方9戦3勝2着3回。主な勝ち鞍は2005年の一般C21。

経歴

デビュー前

武宏平厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2003年）

12月14日、デビュー戦は石橋脩騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（中京芝1800m 晴/良）に出走。馬体重は484kg。11頭立ての6番人気で大外11番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線では決め手に欠いて6着に敗れた。

12月28日、中1週で迎えた2戦目は、安藤光彰騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（阪神芝2000m 晴/良）に出走。15頭立ての10番人気で3番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを12番手で通過。直線では末脚が冴えず12着に終わった。

3歳（2004年）

1月10日、中1週で迎えた3戦目は、C.ルメール騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（京都ダート1400m 曇/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。16頭立ての13番人気で14番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では見所を作れず15着に終わった。

2月24日、中5週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた4戦目は、武幸四郎騎手を鞍上に迎えて、3歳戦の名古屋チャレンジカップレモン賞（名古屋ダート1400m 晴/稍重）に出走。12頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。4着に終わった。

9月18日、約7か月の休み明けで迎えた5戦目は、武英智騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（札幌ダート1700m 曇/良）に出走。13頭立ての13番人気で4番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを13番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず13着に終わった。

10月18日、中3週で迎えた6戦目は、宇都英樹騎手を鞍上に迎えて、一般C17（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。9頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。最後は、2着のミスユニバースに半馬身の差をつけて初白星を挙げた。

10月27日、連闘で迎えた7戦目は、一般C8（名古屋ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で宇都英樹騎手（1戦1勝）。10頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。5着に敗れた。

11月8日、中1週で迎えた8戦目は、吉本隆記騎手を鞍上に迎えて、一般C16（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。10頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。3着に終わった。

12月21日、中5週で馬体重を前走から14kg増やして迎えた9戦目は、一般C16（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で吉本隆記騎手（1戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。最後は、勝ったサンエムディバースから半馬身差の2着に敗北した。

4歳（2005年）

1月3日、中1週で迎えた10戦目は、一般C21（名古屋ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は宇都英樹騎手（2戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。最後は、2着のリバティーホーラーをハナ差制して1着ゴールを果たした。

1月16日、中1週で迎えた11戦目は、安部幸夫騎手を鞍上に迎えて、アロエ賞（名古屋ダート1400m 晴/重）に出走。10頭立ての7番人気で9番ゲートからスタート。最後は、勝ったコンフィデンツァからアタマ差の2着となった。

1月30日、中1週で迎えた12戦目は、一般C18（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は宇都英樹騎手（3戦2勝）。10頭立ての1番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。最後は、2着のゴールデンメガミに3馬身の差をつけて3勝目を手にした。

2月16日、中1週で迎えた13戦目は、一般C9（名古屋ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で宇都英樹騎手（4戦3勝）。10頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。最後は、勝ったナムラメロディーから1馬身半差の2着に敗北した。

3月19日、中3週で馬体重を前走から13kg減らして迎えた14戦目は、小坂忠士騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（阪神ダート1400m 晴/重）に出走。16頭立ての16番人気で6番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線ではいい脚を見せられず13着に終わった。

4月10日、中2週で迎えた15戦目は、4歳以上500万下（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で小坂忠士騎手（1戦0勝）。10頭立ての9番人気で2番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを7番手で通過。直線では伸びあぐねて10着に終わった。

4月30日、中2週で迎えた16戦目は、障害4歳以上未勝利（京都障害芝→ダート2910m 晴）に出走。鞍上は3戦連続で小坂忠士騎手（2戦0勝）。14頭立ての10番人気で10番ゲートからスタート。13着に終わった。

5歳（2006年）

3月26日、約11か月の休養明けで迎えた17戦目は、佐久間寛志騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（阪神ダート1200m 曇/良）に出走。16頭立ての16番人気で3番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始10番手を追走。最後は勢いを失って16着に終わった。

7月8日、約3か月半の休養明けで迎えた18戦目は、3歳以上500万下（京都ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は小坂忠士騎手（3戦0勝）。16頭立ての16番人気で9番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線では伸びを欠き14着に終わった。

6歳（2007年）

2月10日、約7か月の休み明けで迎えた19戦目は、4歳以上500万下（小倉ダート1700m 晴/重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は武英智騎手（1戦0勝）。16頭立ての15番人気で大外16番ゲートからスタート。先手を取り、平均的なペースで一団を先導。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線では鋭い脚を使えず最後はナウシカトウショウと並んで12着同着となった。