トウジンシンデレラ（1997年生、母シクレノンソシエテ）

トウジンシンデレラ（1997年5月18日）は、日本の競走馬。牝馬。毛色は鹿毛。種牡馬のクリエイター（当時11歳）と交配したシクレノンソシエテが8歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は（有）碧雲牧場。戦績は、中央平地25戦2勝2着2回、地方6戦0勝2着1回。主な勝ち鞍は2000年の4歳以上500万下。

経歴

デビュー前

松元省一厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（2000年）

1月9日、デビュー戦は藤田伸二騎手を鞍上に据えて、牝馬限定の4歳新馬（京都ダート1400m 曇/良）に出走。馬体重は440kg。14頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。ハナを切り、少し遅いペースで集団を引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前の粘り強さでしぶとく脚を伸ばしたが、ロングカイソウに交わされて8馬身差の2着に敗北した。

1月22日、中1週で迎えた2戦目は、牝馬限定の4歳新馬（京都ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で藤田伸二騎手（1戦0勝）。13頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のテイエムシンデレラに1馬身1/4の差をつけて初勝利を挙げた。

2月20日、中3週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた3戦目は、幸英明騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳500万下（京都ダート1200m 曇/稍重）に出走。12頭立ての3番人気に推されて大外12番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では目立つような脚を使えず6着に敗れた。

6月3日、約3か月半の休養明けで迎えた4戦目は、松田大作騎手を鞍上に迎えて、4歳500万下のなでしこ賞（中京ダート1700m 曇/良）に出走。16頭立ての13番人気で1番ゲートからスタート。端を奪う恰好となり、かなりのスローペースで集団を牽引。しかし、徐々にポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。最後は脚色が衰えて16着に終わった。

6月25日、中2週で迎えた5戦目は、4歳500万下のあじさい賞（阪神芝1400m 曇/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。鞍上は2戦連続で松田大作騎手（1戦0勝）。18頭立ての15番人気で9番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では天稟の勝負根性でゴールまで力走し、4着に入り込んだ。

7月9日、中1週で迎えた6戦目は、牝馬限定の4歳500万下（阪神芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で松田大作騎手（2戦0勝）。14頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では印象的な伸び脚で急追したが、勝ったバトルグレイシーに詰め切れず、2馬身半差の2着に敗北した。

8月5日、中3週で迎えた7戦目は、A.カデール騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下のマカオジョッキークラブトロフィー（小倉芝1200m 晴/良）に牝馬ながら54kgの斤量を背負って出走。長時間の輸送競馬は初となった。14頭立ての4番人気で11番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、4着に終わった。

8月26日、中2週で迎えた8戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下の伊万里特別（小倉芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は松田大作騎手（3戦0勝）。16頭立ての1番人気に推されて14番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを3番手で通過。直線では全く伸びず8着に敗れた。

9月2日、連闘で迎えた9戦目は、4歳以上500万下（小倉芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で松田大作騎手（4戦0勝）。18頭立ての4番人気に推されて大外18番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では末脚を伸ばせず9着に敗れた。

9月24日、中2週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた10戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下（阪神ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は藤田伸二騎手（2戦1勝）。15頭立ての3番人気に推されて10番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線ではじりじりとしか伸びず7着に敗れた。

10月8日、中1週で迎えた11戦目は、4歳以上500万下（京都芝1400m 外回り曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で藤田伸二騎手（3戦1勝）。15頭立ての6番人気で14番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では鮮やかな末脚を弾けさせて先頭に躍り出て、最後は2着のワンダーエスセーナに1馬身3/4の差をつけて先頭ゴールを果たした。

5歳（2002年）

6月22日、約20か月半の休養明けで迎えた12戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（函館芝1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は松田大作騎手（5戦0勝）。16頭立ての12番人気で11番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、終始6番手を追走。最後は一杯になって13着に終わった。

7月6日、中1週で迎えた13戦目は、古川吉洋騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下の下北半島特別（函館芝1200m 雨/稍重）に出走。16頭立ての14番人気で14番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では力感溢れるフットワークでゴールまで頑張り、5着に入り込んだ。

7月13日、連闘で迎えた14戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下の登別特別（函館芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で古川吉洋騎手（1戦0勝）。16頭立ての10番人気で1番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では脚を伸ばせず10着に終わった。

7月27日、中1週で迎えた15戦目は、3歳以上500万下の駒ケ岳特別（函館芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で古川吉洋騎手（2戦0勝）。13頭立ての10番人気で7番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では末脚に勢いがなく8着に終わった。

8月11日、中1週で迎えた16戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（札幌ダート1700m 曇/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で古川吉洋騎手（3戦0勝）。13頭立ての6番人気で12番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では見せ場を作れず9着に敗れた。

8月24日、中1週で迎えた17戦目は、3歳以上500万下（札幌芝1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で古川吉洋騎手（4戦0勝）。16頭立ての9番人気で15番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始8番手を追走。最後は垂れてしまい14着に終わった。

9月22日、中3週で迎えた18戦目は、植野貴也騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上500万下（阪神ダート1400m 晴/良）に出走。16頭立ての13番人気で大外16番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず7着に終わった。

10月5日、中1週で迎えた19戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（京都ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で植野貴也騎手（1戦0勝）。16頭立ての12番人気で5番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では目立つような脚を使えず6着に終わった。

10月22日、中1週で迎えた20戦目は、吉田稔騎手を鞍上に迎えて、名古屋チャレンジカップマース賞（名古屋ダート1400m 晴/稍重）に出走。11頭立ての4番人気で大外11番ゲートからスタート。最後は、勝ったキクノプロスパから1馬身半差の2着となった。

11月2日、中1週で迎えた21戦目は、川原正一騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上500万下（京都ダート1200m 晴/重）に出走。11頭立ての6番人気で10番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線ではじわじわとしか伸びず5着に敗れた。

11月16日、中1週で迎えた22戦目は、小牧太騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（京都ダート1400m 晴/良）に出走。16頭立ての13番人気で1番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では伸びが劣勢になり11着に終わった。

6歳（2003年）

5月13日、約6か月の休み明けで迎えた23戦目は、名古屋チャレンジカップマーキュリー賞（名古屋ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は吉田稔騎手（1戦0勝）。12頭立ての3番人気に推されて3番ゲートからスタート。7着に敗れた。

5月28日、中1週で馬体重を前走から14kg減らして迎えた24戦目は、斉藤正弘騎手を鞍上に迎えて、豊平川特別（札幌(地)ダート1000m 晴/良）に出走。9頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。5着に終わった。

6月12日、中1週で迎えた25戦目は、北村浩平騎手を鞍上に迎えて、朝里川特別（札幌(地)ダート1700m 晴/良）に出走。11頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。8着に終わった。

6月21日、連闘で迎えた26戦目は、3歳以上500万下（函館芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は松田大作騎手（6戦0勝）。16頭立ての16番人気で7番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では力強い脚運びでゴールまで頑張り、4着に入り込んだ。

7月6日、中1週で迎えた27戦目は、3歳以上500万下（函館芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で松田大作騎手（7戦0勝）。16頭立ての12番人気で13番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを13番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい9着に終わった。

7月27日、中2週で迎えた28戦目は、3歳以上500万下（函館芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で松田大作騎手（8戦0勝）。14頭立ての11番人気で11番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では目立つような脚を使えず9着に終わった。

8月23日、中3週で迎えた29戦目は、3歳以上500万下（札幌芝1200m 曇/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は北村浩平騎手（1戦0勝）。15頭立ての14番人気で6番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは14番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい9着に終わった。

9月30日、中4週で迎えた30戦目は、坂口重政騎手を鞍上に迎えて、絵馬特別（笠松ダート1600m 晴/良）に出走。10頭立ての9番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず10着に終わった。

11月25日、中7週で迎えた31戦目は、古川彰騎手を鞍上に迎えて、いろり火特別（笠松ダート1600m 曇/不良）に出走。10頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい9着に終わった。