ダンケリキヤ（1983年生、母モダンプリンセス）

ダンケリキヤ（1983年5月1日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は鹿毛。種牡馬のマルゼンスキー（当時9歳）と交配したモダンプリンセスが6歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は（有）明和牧場。戦績は、中央平地23戦6勝2着4回。1988年の金杯(ハンデG3)で2着に入った他、1989年のガーネットステークス(オープン)で3着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

本郷一彦厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（1986年）

2月22日、デビュー戦は4歳新馬（中山ダート1200m 晴/重）に出走。馬体重は452kg。鞍上は菅原泰夫騎手。15頭立ての1番人気に推されて12番ゲートからスタート。端をきる恰好となり、ハイペースで集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のトウショウバイタルに8馬身の差をつけて勝利を物にした。

3月9日、4歳400万下の桜草特別（中山芝1200m 外回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で菅原泰夫騎手。13頭立ての1番人気に推されて11番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では見せ場なく12着に敗れた。

4月29日、3歳オープンの青葉賞（東京芝2400m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で菅原泰夫騎手。11頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。最後は垂れてしまい9着に終わった。

5月17日、4歳400万下（東京ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で菅原泰夫騎手。15頭立ての4番人気で12番ゲートからスタート。逃げる形となり、少々速いペースでレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では矢のような伸びを見せたが、ウィニングスマイルに半馬身交わされて2着となった。

11月9日、4歳以上400万下（東京ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は原昌久騎手。8頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。主導権を握る恰好となり、少し緩いペースで集団を先導。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では迫力満点の伸びを見せたが、ボーカルラインに交わされて5馬身差の2着に敗北した。

11月30日、4歳以上400万下（中山ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で原昌久騎手。16頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを2番手で通過。直線ではあとひと押しが利かず、5着に終わった。

4歳（1987年）

1月11日、5歳以上400万下（中山ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で原昌久騎手。16頭立ての1番人気に推されて14番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは、馬場の外目を通りながら2番手で通過。直線に入ると、前で粘るペガサスターフを次元の違う末脚で交わし去り、最後は1馬身半の差をつけてトップでゴールに入った。

1月24日、5歳以上900万下の水戸特別（中山ダート1200m 曇/重）に出走。鞍上は菅原泰夫騎手。14頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では一完歩ずつ着実に終いの脚を伸ばして、最後は2着のクインガーネットを半馬身振り切ってトップでゴールに入った。

2月28日、5歳以上1400万下の千葉ステークス（中山芝1200m 外回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で菅原泰夫騎手。6頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では脚が残っておらず4着に敗れた。

6月14日、4歳以上900万下の札幌競馬場開設80周年記念（札幌ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は原昌久騎手。12頭立ての3番人気に推されて9番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るインターネイティブを次元の違う末脚で半馬身差し切ってトップでゴールインした。

8月1日、札幌日刊スポーツ杯（札幌ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で原昌久騎手。10頭立ての3番人気で8番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では力感溢れる脚捌きでゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

9月13日、4歳以上900万下の江戸川特別（中山ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は菅原泰夫騎手。15頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では印象的な伸び脚で急追したが、抜け出したダイワウインザーを捕まえ切れず、半馬身差の2着となった。

10月3日、4歳以上900万下（中山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で菅原泰夫騎手。10頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では力感溢れる脚捌きでゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

11月8日、4歳以上900万下（東京ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で菅原泰夫騎手。8頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では凄まじい末脚を炸裂させて先頭に躍り出て、最後は2着のシャコーミキスキーに2馬身の差をつけて勝利を決めた。

11月29日、4歳以上900万下の神代特別（東京芝1600m 曇/良）に出走。鞍上はS.コーセン騎手。11頭立ての5番人気で12番ゲートからスタート。敢然とハナを奪い、忙しいペースで一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では目の覚めるような末脚を弾けさせて楽々と抜け出し、最後は2着のベルロビンに3馬身の差をつけて勝利を手中に収めた。

5歳（1988年）

1月5日、ハンデG3の金杯（中山芝2000m 曇/良）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は原昌久騎手。16頭立ての11番人気で10番ゲートからスタート。ハナを奪い、少し遅いペースで一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち味のタフネスで最後まで奮闘したが、アイアンシローにクビ差交わされて2着となった。

2月7日、G3の東京新聞杯（東京芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で原昌久騎手。14頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。逃げを打つ形となり、平均ペースで馬群を引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は垂れてしまい最後はメジロディッシュと並んで10着同着となった。

12月3日、ディセンバーステークス（中山芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は菅原泰夫騎手。10頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。ハナを奪い、平均的なペースで一団を先導。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後は力尽きて9着に終わった。

12月24日、クリスマスステークス（中山芝1600m 外回り晴/良）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で菅原泰夫騎手。12頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。先手を取る形となり、平均ペースで馬群を先導。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後は減速してしまい9着に敗れた。

6歳（1989年）

1月13日、ガーネットステークス（中山ダート1800m 曇/稍重）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は3戦連続で菅原泰夫騎手。14頭立ての2番人気に推されて11番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線ではあとひと踏ん張りが利かず、3着に終わった。

1月29日、銀嶺ステークス（東京ダート1400m 晴/良）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は4戦連続で菅原泰夫騎手。14頭立ての3番人気に推されて3番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では終いが甘くなり、5着に終わった。

2月18日、ハンデG3のフェブラリーハンデキャップ（東京ダート1600m 曇/不良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は5戦連続で菅原泰夫騎手。16頭立ての10番人気で大外16番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では末脚を伸ばせず9着に終わった。

3月19日、ハンデG3の中京記念（中京芝2000m 晴/良）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は小迫次男騎手。14頭立ての14番人気で5番ゲートからスタート。先陣を切る恰好となり、後続を2馬身以上離して、ミドルペースでレースを牽引。しかし、徐々にポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。最後は脚勢が鈍り14着に終わった。