ナイスラッキー（2005年生、母ナイスムラマサ）

ナイスラッキー（2005年4月21日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「母名の一部＋母母名の一部」。毛色は鹿毛。種牡馬のジョリーズヘイロー（当時18歳）と交配したナイスムラマサが16歳のときに産んだ7番仔が本馬である。産地は北海道三石郡三石町、生産者は元茂牧場。戦績は、中央平地19戦1勝2着4回、中央障害4戦1勝2着1回。主な勝ち鞍は2008年の3歳未勝利。

経歴

デビュー前

谷原義明厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2007年）

10月7日、デビュー戦は江田照男騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（東京ダート1600m 晴/良）に出走。馬体重は510kg。9頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では物凄い伸び脚で猛追したが、勝ったヨシカツゾーに詰め切れず、2馬身半差の2着となった。

10月27日、中2週で迎えた2戦目は、勝浦正樹騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（東京ダート1600m 雨/不良）に出走。12頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では脚を伸ばせず5着に敗れた。

3歳（2008年）

2月16日、約3か月半の休養明けで馬体重を前走から12kg増やして迎えた3戦目は、3歳未勝利（東京ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は江田照男騎手（1戦0勝）。16頭立ての7番人気で14番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。最後は脚色が衰えて12着に敗れた。

3月22日、中4週で馬体重を前走から8kg絞って迎えた4戦目は、吉田豊騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中山ダート1800m 晴/重）に出走。15頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。かなりのハイペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを10番手で通過。直線では閃光のような末脚を発揮し、3着に入った。

4月6日、中1週で迎えた5戦目は、3歳未勝利（中山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で吉田豊騎手（1戦0勝）。15頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、抜け出したシルクパナシアを差し切れず、5馬身差の2着に敗北した。

4月26日、中2週で迎えた6戦目は、3歳未勝利（東京ダート2100m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で吉田豊騎手（2戦0勝）。11頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線に入ると、前で粘るヴァルナを次元の違う末脚で交わし去り、最後は1馬身3/4の差をつけて未勝利勝ちを決めた。

5月17日、中2週で迎えた7戦目は、3歳500万下（東京ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で吉田豊騎手（3戦1勝）。16頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、16番手を追走し、4コーナーは15番手で通過。直線では切れ味のいい末脚を披露し、4着に入った。

6月7日、中2週で迎えた8戦目は、3歳500万下（東京ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で吉田豊騎手（4戦1勝）。16頭立ての4番人気に推されて10番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、15番手を追走し、4コーナーは14番手で通過。直線では素晴らしい伸び脚で急追したが、抜け出したケイアイスイジンを差し切れず、1馬身1/4差の2着に敗北した。

6月29日、中2週で迎えた9戦目は、内田博幸騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（阪神ダート1800m 曇/不良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。14頭立ての3番人気に推されて7番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを11番手で通過。直線では出色の末脚を発揮したが、4着に終わった。

7月19日、中2週で迎えた10戦目は、3歳以上500万下（新潟ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は吉田豊騎手（5戦1勝）。15頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを9番手で通過。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、抜け出したバロンビスティーを差し切れず、4馬身差の2着となった。

8月3日、中1週で迎えた11戦目は、3歳以上500万下の三国特別（新潟ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で吉田豊騎手（6戦1勝）。15頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを11番手で通過。直線では上がり1位タイの末脚を見せたが上位には食い込めず6着に敗れた。

9月6日、中4週で迎えた12戦目は、3歳以上500万下（新潟ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は勝浦正樹騎手（1戦0勝）。15頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、15番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを10番手で通過。直線では切れ味鋭い末脚を発揮したが、4着に終わった。

4歳（2009年）

6月28日、約10か月の休み明けで馬体重を前走から20kg減らして迎えた13戦目は、3歳以上500万下（福島ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は吉田豊騎手（7戦1勝）。15頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを10番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず7着に敗れた。

7月25日、中3週で馬体重を前走から24kg戻して迎えた14戦目は、3歳以上500万下の三国特別（新潟ダート1800m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で吉田豊騎手（8戦1勝）。15頭立ての10番人気で1番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線では見せ場を作れず14着に終わった。

8月16日、中2週で迎えた15戦目は、3歳以上500万下（新潟ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で吉田豊騎手（9戦1勝）。14頭立ての7番人気で10番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず9着に敗れた。

5歳（2010年）

8月14日、約12か月の休養明けで馬体重を前走から30kg減らして迎えた16戦目は、蛯名正義騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（新潟ダート1800m 雨/不良）に出走。14頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを10番手で通過。直線では見所を作れず12着に敗れた。

8月29日、中1週で迎えた17戦目は、国分恭介騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（新潟ダート1800m 晴/良）に出走。15頭立ての11番人気で11番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では伸びが鈍く12着に終わった。

9月26日、中3週で迎えた18戦目は、3歳以上500万下（中山ダート1800m 晴/稍重）に出走。鞍上は江田照男騎手（2戦0勝）。15頭立ての11番人気で4番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では決め手に欠いて12着に終わった。

12月26日、約3か月の休養明けで馬体重を前走から28kg増やして迎えた19戦目は、3歳以上500万下（中山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で江田照男騎手（3戦0勝）。16頭立ての16番人気で7番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始16番手を追走。直線では末脚が冴えず14着に終わった。

6歳（2011年）

4月9日、約3か月半の休み明けで迎えた20戦目は、高野和馬騎手を鞍上に迎えて、障害4歳以上未勝利（阪神障害芝→ダート2970m 曇）に出走。14頭立ての11番人気で12番ゲートからスタート。3着に入り込んだ。

6月26日、約2か月半の間隔を開けて迎えた21戦目は、障害3歳以上未勝利（中山障害芝→ダート2880m 曇）に出走。鞍上は2戦連続で高野和馬騎手（1戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。最後は、勝ったサトノバロンから3馬身差の2着に敗北した。

7月16日、中2週で馬体重を前走から18kg減らして迎えた22戦目は、障害3歳以上未勝利（新潟障害芝2850m 外→内晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で高野和馬騎手（2戦0勝）。13頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。最後は、2着のメジロジェラルドをクビ差制して久方ぶりに勝利を挙げた。

8月20日、中4週で馬体重を前走から10kg戻して迎えた23戦目は、J・G3の新潟ジャンプステークス（新潟障害芝3250m 外→内曇/良）に出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は4戦連続で高野和馬騎手（3戦1勝）。14頭立ての9番人気で6番ゲートからスタート。7着に終わった。