タヤスリョンリョン（1998年生、母タヤスノハナ）

経歴

デビュー前

1歳のとき、乾皆雄から「北海道8月市場サラブレッド2歳」に上場され、上野育成牧場によって525万円で落札された。

3歳（2001年）

3月16日、デビュー戦は柿本政男騎手を鞍上に据えて、3歳（船橋ダート1000m 晴/良）に出走。馬体重は446kg。7頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では上がり2位の末脚を見せたが上位争いには絡めず3着に敗れた。

4月5日、中2週で迎えた2戦目は、石崎隆之騎手を鞍上に迎えて、3歳（船橋ダート1200m 晴/良）に出走。9頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線に入ると、前で粘るクリノパートナーを驚異的な末脚で交わし去り、最後は3馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

4月20日、中1週で迎えた3戦目は、3歳（船橋ダート1400m 内回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で石崎隆之騎手（1戦1勝）。12頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線に入ると、前で粘るアイランドファイトを途轍もない末脚で交わし去り、最後は1馬身の差をつけて制した。

12月19日、約8か月の休養明けで迎えた4戦目は、石崎駿騎手を鞍上に迎えて、3歳（船橋ダート1500m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。12頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線で前を交わして先頭に立つと、そのまま渾身の走りで粘り続けて、最後は2着のジェラシックキセキに1馬身の差をつけて久々の実戦を物にした。

4歳（2002年）

1月3日、中1週で迎えた5戦目は、一般C2四ア（船橋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で石崎駿騎手（1戦1勝）。14頭立ての1番人気に推されて11番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線で前を交わして先頭に立つと、目の覚めるような末脚を炸裂させて、最後は2着のチャイナスペシャルに1馬身の差をつけて破竹の4連勝を決めた。

2月5日、中4週で迎えた6戦目は、一般C2三（浦和ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で石崎駿騎手（2戦2勝）。11頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線ではいいところがなく8着に敗れた。

2月26日、中2週で迎えた7戦目は、酒井忍騎手を鞍上に迎えて、一般C2三（船橋ダート1600m 曇/良）に出走。14頭立ての4番人気で12番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では末脚がパッとせず7着に敗れた。

6月10日、約3か月半の休養明けで馬体重を前走から20kg増やして迎えた8戦目は、山田信大騎手を鞍上に迎えて、一般C2二イ（船橋ダート1600m 晴/良）に出走。11頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを5番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず5着に終わった。

6月28日、中2週で迎えた9戦目は、撫子特別（船橋ダート1600m 晴/不良）に出走。鞍上は2戦連続で山田信大騎手（1戦0勝）。14頭立ての3番人気に推されて12番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線ではいいところがなく12着に敗れた。

7月17日、中2週で迎えた10戦目は、一般C2四イ（船橋ダート1500m 曇/不良）に出走。鞍上は3戦連続で山田信大騎手（2戦0勝）。12頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では見せ場を作れず7着に敗れた。

8月9日、中2週で迎えた11戦目は、一般C2五六（大井ダート1590m 内回り晴/良）に出走。鞍上は石崎隆之騎手（2戦2勝）。9頭立ての3番人気で8番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るカネショウレグナムを鮮やかな末脚でクビ差だけ差し切って勝利をモノにする

8月27日、中2週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた12戦目は、ミルキーウェイ特別（船橋ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で石崎隆之騎手（3戦3勝）。14頭立ての2番人気に推されて大外14番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では一際目立つ伸び脚で猛追したが、抜け出したオールナイトケイを捕まえ切れず、クビ差の2着に甘んじた。

9月17日、中2週で馬体重を前走から6kg絞って迎えた13戦目は、一般C1四イ（船橋ダート1600m 小雨/不良）に出走。鞍上は山田信大騎手（3戦0勝）。14頭立ての3番人気に推されて12番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを3番手で通過。直線では天賦の闘争本能でゴールまで勇戦したが、3着に終わった。

10月2日、中1週で迎えた14戦目は、一般C1三（船橋ダート1600m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で山田信大騎手（4戦0勝）。14頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線ではもうワンパンチ足りず、5着に終わった。