マシェール（1992年生、母パールドリーム）

マシェール（1992年3月30日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。品種はアングロアラブで、毛色は栗毛。種牡馬のフアストセンプウ（当時14歳）と交配したパールドリームが6歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は森永隆範。戦績は、中央平地11戦2勝、地方26戦7勝2着4回。1994年のアラブ3歳ステークス(アラ系3歳オープン)で3着に入った他、1996年のハロウインオープン(一般)に勝利するなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

山内研二厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（1994年）

6月19日、デビュー戦は原田聖二騎手を鞍上に据えて、アラ系3歳未勝利（中京芝1000m 雨/稍重）に出走。馬体重は412kg。11頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線ではじりじりとしか伸びず6着に終わった。

7月3日、中1週で迎えた2戦目は、アラ系3歳未勝利（中京芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で原田聖二騎手（1戦0勝）。14頭立ての12番人気で2番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では見せ場なく11着に終わった。

7月24日、中2週で迎えた3戦目は、本間忍騎手を鞍上に迎えて、アラ系3歳未勝利（小倉ダート1000m 晴/良）に出走。ダート戦への出走及び長時間の輸送競馬は初となった。12頭立ての10番人気で大外12番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では決め手が足りず5着に終わった。

7月30日、連闘で迎えた4戦目は、アラ系3歳400万下（小倉ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で本間忍騎手（1戦0勝）。7頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では上がり1位タイの末脚を見せたが上位争いには加われず5着に終わった。

10月29日、約3か月の休み明けで迎えた5戦目は、幸英明騎手を鞍上に迎えて、アラ系3歳未勝利（阪神ダート1200m 曇/良）に50kgの軽斤量で出走。10頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず7着に終わった。

11月6日、連闘で迎えた6戦目は、柴田善臣騎手を鞍上に迎えて、アラ系3歳未勝利（京都ダート1200m 小雨/良）に出走。8頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るセンターニーズを次元の違う末脚で交わし去り、最後は4馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

11月20日、中1週で迎えた7戦目は、藤田伸二騎手を鞍上に迎えて、アラ系3歳オープン（京都ダート1400m 晴/良）に出走。9頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では一歩一歩確実に末脚を伸ばして先頭に立ち、最後は2着のイガノラヴィーを半馬身振り切って2勝目を獲得した。

12月3日、中1週で迎えた8戦目は、田原成貴騎手を鞍上に迎えて、2歳オープンのアラブ3歳ステークス（中京芝1800m 晴/良）に出走。10頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では天稟の敢闘精神でゴールまで力走したが、3着に終わった。

12月10日、連闘で迎えた9戦目は、田中勝春騎手を鞍上に迎えて、アラ系3歳オープン（中山ダート1200m 晴/良）に出走。10頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。壮絶なハイペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では息の長い末脚を発揮したが、3着に終わった。

3歳（1995年）

1月29日、中6週で迎えた10戦目は、芹沢純一騎手を鞍上に迎えて、アラ系4歳以上オープン（小倉ダート1000m 晴/良）に牝馬ながら51kgの斤量を背負って出走。10頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では見せ場なく8着に敗れた。

2月4日、連闘で迎えた11戦目は、村山明騎手を鞍上に迎えて、3歳オープンのシュンエイ記念（小倉芝2000m 曇/稍重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。13頭立ての7番人気で12番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい12着に敗れた。

6月13日、約4か月半の休養明けで馬体重を前走から10kg増やして迎えた12戦目は、戸部尚実騎手を鞍上に迎えて、C1ロ（名古屋ダート1400m 曇/稍重）に出走。12頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。6着に終わった。

7月5日、中2週で迎えた13戦目は、竹地正樹騎手を鞍上に迎えて、3歳戦のアラブ王冠（名古屋ダート1900m 小雨/重）に出走。9頭立ての9番人気で大外9番ゲートからスタート。9着に終わった。

7月25日、中2週で迎えた14戦目は、アラ系一般C1ハ（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で竹地正樹騎手（1戦0勝）。10頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。最後は、2着のオウゴンゲンキに3馬身の差をつけて3勝目を収める

8月21日、中3週で迎えた15戦目は、はくちょう座特別（名古屋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で竹地正樹騎手（2戦1勝）。9頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。最後は、2着のダンディキヨツグに2馬身半の差をつけて4勝目を掴み取った。

9月7日、中1週で迎えた16戦目は、長月特別（名古屋ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で竹地正樹騎手（3戦2勝）。12頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。最後は、2着のエビスウイッチに半馬身の差をつけて5勝目をゲットした。

9月27日、中2週で迎えた17戦目は、オータム特別（名古屋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で竹地正樹騎手（4戦3勝）。11頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。3着に終わった。

10月9日、中1週で迎えた18戦目は、神無月特別（名古屋ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で竹地正樹騎手（5戦3勝）。11頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。最後は、2着のキンカキジョーに半馬身の差をつけて1着ゴールを果たした。

10月27日、中2週で迎えた19戦目は、豊年特別（名古屋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で竹地正樹騎手（6戦4勝）。12頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。最後は、勝ったキヨラカシンワから半馬身差の2着に敗北した。

11月14日、中2週で迎えた20戦目は、霜月特別（名古屋ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は8戦連続で竹地正樹騎手（7戦4勝）。12頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。3着に終わった。

12月7日、中2週で迎えた21戦目は、木枯らし特別（名古屋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は9戦連続で竹地正樹騎手（8戦4勝）。12頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。最後は、勝ったマグニテイオーからハナ差の2着に甘んじた。

12月26日、中2週で迎えた22戦目は、ミヤノダービー記念（名古屋ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は10戦連続で竹地正樹騎手（9戦4勝）。12頭立ての3番人気に推されて4番ゲートからスタート。最後は、勝ったハカタヤマガサから3馬身差の2着に敗北した。

4歳（1996年）

1月17日、中2週で迎えた23戦目は、新春アラブ争覇（名古屋ダート1800m 晴/稍重）に出走。鞍上は11戦連続で竹地正樹騎手（10戦4勝）。10頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。4着に敗れた。

2月19日、中4週で迎えた24戦目は、初音特別（名古屋ダート1800m 晴/重）に出走。鞍上は12戦連続で竹地正樹騎手（11戦4勝）。9頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。最後は、勝ったチタホープから3/4馬身差の2着に敗北した。

3月14日、中2週で迎えた25戦目は、弥生特別（名古屋ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は13戦連続で竹地正樹騎手（12戦4勝）。8頭立ての1番人気に推されて大外8番ゲートからスタート。最後は、2着のシャドーリンボーに3/4馬身の差をつけて勝利を手に入れた。

4月11日、中3週で迎えた26戦目は、エープリル特別（名古屋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は14戦連続で竹地正樹騎手（13戦5勝）。10頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。6着に敗れた。

5月2日、中2週で迎えた27戦目は、皐月特別（名古屋ダート1600m 曇/重）に出走。鞍上は15戦連続で竹地正樹騎手（14戦5勝）。11頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。最後は、2着のキンカキジョーに6馬身の差をつけて勝利を手中に収めた。

5月29日、中3週で迎えた28戦目は、名古屋杯（名古屋ダート1900m 曇/良）に出走。鞍上は16戦連続で竹地正樹騎手（15戦6勝）。11頭立ての5番人気で12番ゲートからスタート。5着に敗れた。

6月28日、中3週で迎えた29戦目は、ジュライ特別（名古屋ダート1600m 曇/不良）に出走。鞍上は17戦連続で竹地正樹騎手（16戦6勝）。12頭立ての3番人気に推されて11番ゲートからスタート。5着に敗れた。

7月24日、中3週で迎えた30戦目は、東海プリンス（名古屋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は18戦連続で竹地正樹騎手（17戦6勝）。11頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。最後はマキシムオージャと並んで5着同着となった。

9月26日、中8週で馬体重を前走から16kg増やして迎えた31戦目は、東海プリンス（名古屋ダート1600m 曇/重）に出走。鞍上は戸部尚実騎手（1戦0勝）。11頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。7着に敗れた。

10月15日、中2週で迎えた32戦目は、オクトーバーオープン（名古屋ダート1800m 晴/重）に出走。鞍上は竹地正樹騎手（18戦6勝）。10頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。10着に終わった。

10月31日、中1週で迎えた33戦目は、ハロウインオープン（名古屋ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で竹地正樹騎手（19戦6勝）。11頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。最後は、2着のチタホープに1馬身半の差をつけて勝利を手に入れた。

11月28日、中3週で迎えた34戦目は、ノベンバーオープン（名古屋ダート1600m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で竹地正樹騎手（20戦7勝）。10頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。3着に終わった。

12月23日、中3週で迎えた35戦目は、タマツバキ記念名古屋杯（名古屋ダート2500m 晴/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で竹地正樹騎手（21戦7勝）。12頭立ての12番人気で8番ゲートからスタート。10着に終わった。

5歳（1997年）

9月1日、約8か月半の休養明けで迎えた36戦目は、セプテンバーオープン（名古屋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で竹地正樹騎手（22戦7勝）。12頭立ての9番人気で4番ゲートからスタート。11着に終わった。

9月22日、中2週で迎えた37戦目は、デネブオープン（名古屋ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は6戦連続で竹地正樹騎手（23戦7勝）。10頭立ての8番人気で大外10番ゲートからスタート。10着に終わった。