タマタイトスポット（1997年生、母タマビッグギャル）

タマタイトスポット（1997年5月13日）は、日本の競走馬。牝馬。毛色は鹿毛。種牡馬のタイトスポット（当時10歳）と交配したタマビッグギャルが13歳のときに産んだ5番仔が本馬である。産地は北海道様似郡様似町、生産者は瀬口信正。戦績は、中央平地27戦1勝2着2回、地方10戦4勝。主な勝ち鞍は2000年の4歳未勝利。

経歴

デビュー前

古賀一隆厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（1999年）

11月28日、デビュー戦は青木芳之騎手を鞍上に据えて、牝馬限定の3歳新馬（小倉ダート1000m 小雨/稍重）に出走。馬体重は462kg。10頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。端を奪う形となり、速いペースで馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前のタフさで最後まで敢闘したが、エスケーロイヤルに交わされて3馬身差の2着となった。

12月18日、中2週で迎えた2戦目は、牝馬限定の3歳新馬（小倉芝1200m 晴/良）に出走。芝レースへの出走及び長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で青木芳之騎手（1戦0勝）。11頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。端を取り切り、タフなペースでレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では物凄い伸び脚で猛進したが、ナムラマイカに交わされて3馬身半差の2着となった。

3歳（2000年）

1月5日、中2週で迎えた3戦目は、玉井智光騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（中山ダート1200m 晴/良）に出走。12頭立ての1番人気に推されて11番ゲートからスタート。苛烈なペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では終いの伸びを欠き、3着に終わった。

1月15日、中0週で迎えた4戦目は、横山典弘騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（中山ダート1000m 曇/重）に出走。11頭立ての圧倒的1番人気に推されて8番ゲートからスタート。果敢にハナを奪い、忙しいペースで一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では勢いよく末脚を伸ばして、最後は2着のダイヤモンドダストを半馬身振り切って初勝利を挙げた。

2月5日、中2週で迎えた5戦目は、加藤和宏騎手を鞍上に迎えて、4歳500万下のかささぎ賞（小倉芝1200m 曇/良）に出走。16頭立ての9番人気で1番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚勢が悪くなり8着に終わった。

2月19日、中1週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた6戦目は、4歳500万下の萌黄賞（小倉芝1200m 雨/良）に出走。鞍上は2戦連続で加藤和宏騎手（1戦0勝）。16頭立ての7番人気で11番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、馬場の外目を回って6番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線ではいいところがなく15着に敗れた。

3月12日、中2週で迎えた7戦目は、亀山泰延騎手を鞍上に迎えて、4歳500万下のはなのき賞（中京芝1200m 晴/良）に出走。16頭立ての11番人気で5番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを13番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸び、5着に入り込んだ。

5月28日、約2か月半の間隔を開けて迎えた8戦目は、4歳500万下のガーベラ賞（東京芝1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で亀山泰延騎手（1戦0勝）。16頭立ての11番人気で10番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、15番手を追走し、4コーナーは14番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり14着に終わった。

6月10日、中1週で迎えた9戦目は、大塚栄三郎騎手を鞍上に迎えて、4歳500万下の桐花賞（東京芝1400m 曇/稍重）に出走。17頭立ての17番人気で12番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では伸びが劣勢になり12着に終わった。

8月12日、中8週で迎えた10戦目は、4歳以上500万下（札幌ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は亀山泰延騎手（2戦0勝）。12頭立ての10番人気で5番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では切れる脚を使えず11着に終わった。

8月30日、中2週で迎えた11戦目は、安田富男騎手を鞍上に迎えて、レダ特別（旭川ダート1000m 晴/良）に出走。12頭立ての5番人気で10番ゲートからスタート。5着に敗れた。

4歳（2001年）

1月14日、約4か月半の休み明けで迎えた12戦目は、江田照男騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上500万下（中山ダート1200m 晴/稍重）に出走。16頭立ての7番人気で12番ゲートからスタート。かなり厳しいペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線では末脚がパッとせず14着に敗れた。

1月28日、中1週で迎えた13戦目は、伊藤直人騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上500万下（小倉芝1200m 曇/稍重）に出走。18頭立ての15番人気で12番ゲートからスタート。かなりのハイペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では上がり4位タイの末脚を繰り出したが上位には届かず9着に終わった。

2月10日、中1週で迎えた14戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下の香春岳特別（小倉芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で伊藤直人騎手（1戦0勝）。15頭立ての11番人気で1番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では脚が上がってしまい11着に終わった。

2月17日、連闘で迎えた15戦目は、4歳以上500万下（小倉芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で伊藤直人騎手（2戦0勝）。16頭立ての15番人気で2番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では上がり2位タイの末脚を見せたが上位には届かず10着に終わった。

3月10日、中2週で迎えた16戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下（中京ダート1000m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で伊藤直人騎手（3戦0勝）。13頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では脚が残っておらず7着に終わった。

3月24日、中1週で迎えた17戦目は、高橋智大騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上500万下（中京ダート1000m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。15頭立ての9番人気で4番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では切れる脚を使えず11着に終わった。

4月22日、中3週で迎えた18戦目は、嘉藤貴行騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下の遠野特別（福島芝1200m 晴/良）に出走。16頭立ての13番人気で10番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では末脚が振るわず11着に終わった。

7月14日、約3か月の間隔を開けて迎えた19戦目は、小林久晃騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下の閃光特別（新潟芝1000m 曇/良）に出走。18頭立ての16番人気で3番ゲートからスタート。7着に終わった。

7月29日、中1週で迎えた20戦目は、3歳以上500万下（新潟芝1000m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で小林久晃騎手（1戦0勝）。18頭立ての12番人気で17番ゲートからスタート。3着に入り込んだ。

8月26日、中3週で迎えた21戦目は、3歳以上500万下（新潟芝1000m 雨/良）に出走。鞍上は3戦連続で小林久晃騎手（2戦0勝）。18頭立ての4番人気に推されて10番ゲートからスタート。14着に敗れた。

9月16日、中2週で迎えた22戦目は、鈴来直人騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（札幌芝1000m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。12頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では脚を伸ばせず6着に敗れた。

9月23日、連闘で迎えた23戦目は、3歳以上500万下（札幌芝1000m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で鈴来直人騎手（1戦0勝）。14頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを6番手で通過。直線では決め手に欠いて6着に敗れた。

10月14日、中2週で迎えた24戦目は、3歳以上500万下の飛翔特別（新潟芝1000m 晴/良）に出走。鞍上は大塚栄三郎騎手（1戦0勝）。18頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。最後はノボサクラと並んで13着同着となった。

5歳（2002年）

1月12日、約3か月の休み明けで馬体重を前走から12kg増やして迎えた25戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下（東京ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は江田照男騎手（1戦0勝）。16頭立ての6番人気で14番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では最後まで息が続かず13着に敗れた。

2月3日、中2週で馬体重を前走から14kg絞って迎えた26戦目は、4歳以上500万下（小倉芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は小林久晃騎手（3戦0勝）。15頭立ての14番人気で12番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを13番手で通過。直線では伸びあぐねて15着に終わった。

2月9日、連闘で迎えた27戦目は、G.ビエトリーニ騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上500万下（小倉ダート1000m 曇/良）に出走。14頭立ての10番人気で大外14番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい7着に終わった。

3月3日、中2週で迎えた28戦目は、吉永護騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（中京ダート1000m 晴/良）に出走。16頭立ての16番人気で13番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では末脚がパッとせず12着に終わった。

4月13日、中5週で馬体重を前走から11kg増やして迎えた29戦目は、小林俊彦騎手を鞍上に迎えて、一般C2（水沢ダート1400m 曇/重）に出走。9頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。最後は、2着のロゼットドーンに3/4馬身の差をつけて久々に勝利を挙げた。

4月29日、中1週で迎えた30戦目は、一般C2（水沢ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で小林俊彦騎手（1戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。6着に敗れた。

5月19日、中2週で迎えた31戦目は、一般C2（盛岡ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で小林俊彦騎手（2戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。最後は、2着のタイキハンターをクビ差制して勝利を手中に収めた。

5月27日、連闘で迎えた32戦目は、一般C2（盛岡ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で小林俊彦騎手（3戦2勝）。10頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。3着に終わった。

7月8日、中5週で迎えた33戦目は、村松学騎手を鞍上に迎えて、一般C2（水沢ダート1400m 曇/不良）に出走。9頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。3着に終わった。

7月29日、中2週で迎えた34戦目は、一般C2（盛岡ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は小林俊彦騎手（4戦2勝）。10頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。最後は、2着のセイウンヤマトに1馬身の差をつけて優勝

8月17日、中2週で迎えた35戦目は、一般C2（盛岡ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で小林俊彦騎手（5戦3勝）。10頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。最後は、2着のコメンデーションをクビ差制して5勝目を掴み取った。

9月1日、中1週で迎えた36戦目は、一般C1（水沢ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で小林俊彦騎手（6戦4勝）。12頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。9着に敗れた。

9月16日、中1週で迎えた37戦目は、一般C1（水沢ダート1600m 小雨/良）に出走。鞍上は4戦連続で小林俊彦騎手（7戦4勝）。12頭立ての6番人気で大外12番ゲートからスタート。7着に敗れた。