ビックプーカオ（2017年生、母イータカリーナ）

経歴

デビュー前

1歳のとき、三石軽種馬共同育成センターから「北海道オータムセールサラブレッド1歳」に上場され、大久保和夫によって885.6万円で落札された。

辻野豊厩舎（小林）へ入厩。

3歳（2020年）

11月4日、デビュー戦は森泰斗騎手を鞍上に据えて、3歳（大井ダート1200m 晴/良）に出走。馬体重は507kg。14頭立ての1番人気に推されて大外14番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では力強い脚捌きでゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

4歳（2021年）

6月7日、約7か月の休養明けで迎えた2戦目は、笹川翼騎手を鞍上に迎えて、一般C3六七（大井ダート1200m 晴/重）に出走。14頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを6番手で通過。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、抜け出したキタノライアンを差し切れず、1馬身1/4差の2着に敗北した。

6月28日、中2週で迎えた3戦目は、一般C3五六（大井ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で笹川翼騎手（1戦0勝）。14頭立ての1番人気に推されて大外14番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のキタノライアンに3馬身半の差をつけて初勝利を挙げた。

8月2日、中4週で迎えた4戦目は、一般C3七八（大井ダート1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で笹川翼騎手（2戦1勝）。16頭立ての圧倒的1番人気に推されて15番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを2番手で通過。直線に入ると、前で粘るムースチャレンジを次元の違う末脚で交わし去り、最後は3馬身半の差をつけて圧倒的人気に応えた。

9月9日、中4週で迎えた5戦目は、2012 JRAネット投票発売開始賞（大井ダート1200m 雨/不良）に出走。鞍上は4戦連続で笹川翼騎手（3戦2勝）。16頭立ての圧倒的1番人気に推されて14番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のボーリヴァージュに2馬身の差をつけて断トツ人気に応えた。

5歳（2022年）

9月6日、約12か月の休養明けで迎えた6戦目は、一般C3五六（大井ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で笹川翼騎手（4戦3勝）。14頭立ての圧倒的1番人気に推されて4番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では自慢の末脚を弾けさせて、最後は2着のアルマザッハークに1馬身の差をつけて破竹の4連勝を決めた。

12月8日、約3か月の休み明けで馬体重を前走から14kg増やして迎えた7戦目は、一般C3三（大井ダート1200m 晴/不良）に出走。鞍上は6戦連続で笹川翼騎手（5戦4勝）。14頭立ての圧倒的1番人気に推されて11番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを4番手で通過。直線では驚異的な末脚を弾けさせて先頭に躍り出て、最後は2着のカウンターパートに1馬身3/4の差をつけて怒涛の5連勝を決めた。

6歳（2023年）

1月24日、中6週で迎えた8戦目は、一般C3七八（大井ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で笹川翼騎手（6戦5勝）。16頭立ての圧倒的1番人気に推されて4番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では一歩一歩着実に末脚を伸ばして先頭に立ち、最後は2着のサンクスグランパを半馬身振り切って獅子奮迅の6連勝を決めた。

3月9日、中5週で迎えた9戦目は、一般C3四五（大井ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で笹川翼騎手（7戦6勝）。16頭立ての圧倒的1番人気に推されて7番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では一歩一歩着実に終いの脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のリンケージに1馬身3/4の差をつけて圧巻の7連勝を決めた。

4月21日、中5週で迎えた10戦目は、一般C3一二三（大井ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は9戦連続で笹川翼騎手（8戦7勝）。12頭立ての圧倒的1番人気に推されて5番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では一完歩ずつ前との差を詰めて先頭に立ち、最後は2着のトーセンジンライムを3/4馬身振り切って貫禄の8連勝を決めた。

5月22日、中3週で迎えた11戦目は、一般C2十一十二十三（大井ダート1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は10戦連続で笹川翼騎手（9戦8勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて1番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線で前を交わして先頭に立つと、勢いよく末脚を伸ばして、最後は2着のトニージャスティスに2馬身半の差をつけて驚異の9連勝を決めた。

6月28日、中4週で迎えた12戦目は、一般C2七八九（大井ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は11戦連続で笹川翼騎手（10戦9勝）。16頭立ての圧倒的1番人気に推されて3番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るジョーヌヴェールを目の覚めるような末脚で交わし去り、最後は3馬身の差をつけて10連勝を達成した。

7歳（2024年）

4月24日、約10か月の休養明けで迎えた13戦目は、一般C3二三（大井ダート1200m 雨/重）に出走。鞍上は12戦連続で笹川翼騎手（11戦10勝）。16頭立ての圧倒的1番人気に推されて8番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線ではいい脚を見せられず7着に敗れた。

5月16日、中2週で迎えた14戦目は、一般C3二三（大井ダート1200m 晴/不良）に出走。鞍上は13戦連続で笹川翼騎手（12戦10勝）。14頭立ての圧倒的1番人気に推されて9番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを10番手で通過。直線では切れ味鋭い末脚を発揮したが、3着に終わった。

12月31日、約7か月半の休み明けで馬体重を前走から18kg増やして迎えた15戦目は、一般C3一二（大井ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は14戦連続で笹川翼騎手（13戦10勝）。14頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では迫力十分の伸び脚で追い上げたが、勝ったルーセントスターに詰め切れず、3馬身半差の2着に敗北した。

8歳（2025年）

1月29日、中3週で迎えた16戦目は、一般C3三四五（大井ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は15戦連続で笹川翼騎手（14戦10勝）。13頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では迫力のある伸び脚で追い上げたが、抜け出したミキノカラクリバコを差し切れず、5馬身差の2着に敗北した。