コッコリーノ（2014年生、母ニシノルージュ）

コッコリーノ（2014年4月27日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「可愛らしい（伊）」。毛色は青鹿毛。種牡馬のストーミングホーム（当時16歳）と交配したニシノルージュが12歳のときに産んだ7番仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は（有）タニグチ牧場。主な勝ち鞍は2017年のキュースト賞(一般C1七)。

経歴

デビュー前

1歳のとき、タニグチ牧場から「北海道サマーセールサラブレッド1歳」と「北海道オータムセールサラブレッド1歳」に上場されたがいずれも主取りとなった。2歳のとき、タニグチ牧場から「北海道トレーニングセールサラブレッド2歳」に上場され、ラ・メールによって756万円で落札された。

池上昌和厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2016年）

12月3日、デビュー戦は石橋脩騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（中山芝1200m 外回り晴/良）に出走。馬体重は420kg。16頭立ての11番人気で11番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後は脚を失くしてしまい14着に終わった。

3歳（2017年）

4月8日、約4か月の休み明けで迎えた2戦目は、丸田恭介騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（福島芝1200m 曇/良）に出走。16頭立ての14番人気で7番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを6番手で通過。直線では末脚にキレが無く9着に終わった。

7月1日、約3か月の間隔を開けて迎えた3戦目は、石川裕紀人騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（福島芝1200m 曇/良）に出走。16頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では力強い脚運びでゴールまで頑張り、3着に入った。

7月23日、中2週で迎えた4戦目は、3歳未勝利（福島芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は石橋脩騎手（1戦0勝）。16頭立ての8番人気で10番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では見所を作れず10着に敗れた。

9月2日、中5週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた5戦目は、北村宏司騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（新潟芝1000m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。18頭立ての10番人気で10番ゲートからスタート。16着に終わった。

10月15日、中5週で馬体重を前走からさらに12kg増やして迎えた6戦目は、南郷家全騎手を鞍上に迎えて、一般C2六（盛岡ダート1400m 曇/稍重）に出走。ダート戦への出走は初となった。6頭立ての2番人気で1番ゲートからスタート。ハナを奪う恰好となり、で集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では猛烈な末脚を弾けさせて突き抜け、最後は2着のペイシャムーンに6馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

10月30日、中1週で迎えた7戦目は、一般C2二（盛岡ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で南郷家全騎手（1戦1勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて1番ゲートからスタート。先手を取る形となり、で馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではスパッとキレる脚で猛進したが、タイガーヴェロスに交わされて1馬身半差の2着に敗北した。

11月6日、連闘で迎えた8戦目は、一般C2二（盛岡ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で南郷家全騎手（2戦1勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。端を奪う形となり、で馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のブラックチョコに5馬身の差をつけて断トツの支持に応えた。

11月18日、中1週で迎えた9戦目は、キュースト賞（水沢ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で南郷家全騎手（3戦2勝）。11頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。端に立つ形となり、で馬群を牽引。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。直線ではぐいぐいと末脚を伸ばして、最後は2着のタイムアラウドを3/4馬身振り切って単勝一倍台の期待に応えた。

12月2日、中1週で迎えた10戦目は、錦秋湖賞（水沢ダート1800m 曇/重）に出走。鞍上は5戦連続で南郷家全騎手（4戦3勝）。8頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では切れる脚を使えず6着に終わった。

12月18日、中1週で迎えた11戦目は、一般C1四（水沢ダート1600m 曇/不良）に出走。鞍上は6戦連続で南郷家全騎手（5戦3勝）。10頭立ての2番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では迫力のある伸びを見せたが、タイトに半馬身交わされて2着に敗北した。

12月30日、中1週で迎えた12戦目は、エルリッチャー賞（水沢ダート1600m 晴/不良）に出走。鞍上は7戦連続で南郷家全騎手（6戦3勝）。11頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。主導権を奪い、で一団を牽引。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを5番手で通過。直線では脚が上がってしまい10着に敗れた。

4歳（2018年）

1月7日、連闘で迎えた13戦目は、ハルアケボノ賞（水沢ダート1600m 曇/不良）に出走。鞍上は8戦連続で南郷家全騎手（7戦3勝）。9頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線では末脚を伸ばせず5着に敗れた。

3月22日、約2か月半の間隔を開けて馬体重を前走から13kg増やして迎えた14戦目は、春霞賞（水沢ダート1600m 雨/重）に出走。鞍上は9戦連続で南郷家全騎手（8戦3勝）。10頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線では決め手に欠いて10着に終わった。

4月2日、中1週で迎えた15戦目は、エイプリルカップ（水沢ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は10戦連続で南郷家全騎手（9戦3勝）。12頭立ての12番人気で大外12番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始12番手を追走。直線ではジワジワとしか伸びず12着に終わった。

4月16日、中1週で迎えた16戦目は、オオバナマメザクラ賞（水沢ダート1300m 晴/不良）に出走。鞍上は11戦連続で南郷家全騎手（10戦3勝）。8頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では今一つ末脚が切れず5着に終わった。

4月28日、中1週で迎えた17戦目は、山本聡哉騎手を鞍上に迎えて、南関東ジョッキーズフレンドリーマッチ第1（盛岡ダート1400m 晴/良）に出走。14頭立ての12番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線では末脚が振るわず10着に終わった。

5月12日、中1週で迎えた18戦目は、フリルサンセット賞（盛岡芝1600m 曇/良）に出走。鞍上は南郷家全騎手（11戦3勝）。9頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では末脚が冴えず9着に終わった。

5月28日、中1週で迎えた19戦目は、ツリガネソウ賞（盛岡ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で南郷家全騎手（12戦3勝）。11頭立ての11番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線では伸びが劣勢になり11着に終わった。

6月25日、中3週で迎えた20戦目は、サンゴジュ賞（水沢ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で南郷家全騎手（13戦3勝）。10頭立ての10番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線ではジワジワとしか伸びず5着に終わった。

7月15日、中2週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた21戦目は、KICK START賞（盛岡ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で南郷家全騎手（14戦3勝）。12頭立ての12番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では末脚に勢いがなく12着に終わった。

7月30日、中1週で馬体重を前走から7kg絞って迎えた22戦目は、ツユクサ賞（盛岡ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で南郷家全騎手（15戦3勝）。10頭立ての10番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始10番手を追走。直線では今一つ末脚が弾けず9着に終わった。

8月15日、中1週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた23戦目は、菊沢一樹騎手を鞍上に迎えて、ヤングジョッキーズTR盛岡第1戦（盛岡ダート1200m 曇/良）に出走。12頭立ての11番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始8番手を追走。直線では見所を作れず10着に終わった。

8月26日、中1週で馬体重を前走から10kg絞って迎えた24戦目は、一般C1（水沢ダート850m 曇/良）に出走。鞍上は南郷家全騎手（16戦3勝）。10頭立ての9番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始9番手を追走。直線ではじりじりとしか伸びず9着に終わった。

9月8日、中1週で迎えた25戦目は、一般C1（水沢ダート850m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で南郷家全騎手（17戦3勝）。9頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始9番手を追走。直線ではじわじわとしか伸びず8着に終わった。

9月17日、連闘で迎えた26戦目は、一般B2（盛岡ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で南郷家全騎手（18戦3勝）。8頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始6番手を追走。直線では伸びあぐねて7着に終わった。

10月13日、中3週で迎えた27戦目は、一般B2（盛岡ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で南郷家全騎手（19戦3勝）。11頭立ての11番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始11番手を追走。直線では決め手が足りず11着に終わった。

10月27日、中1週で迎えた28戦目は、大坪慎騎手を鞍上に迎えて、一般B2七（盛岡ダート1600m 曇/重）に出走。10頭立ての10番人気で大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線では決め手に欠いて9着に終わった。

11月26日、中3週で迎えた29戦目は、岩本怜騎手を鞍上に迎えて、一般B2六（水沢ダート1600m 晴/重）に出走。12頭立ての12番人気で10番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では脚を伸ばせず8着に終わった。

12月17日、中2週で迎えた30戦目は、ブルーデイジー賞（水沢ダート1600m 曇/不良）に出走。鞍上は南郷家全騎手（20戦3勝）。12頭立ての12番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始6番手を追走。最後はバタバタになってしまい11着に終わった。

5歳（2019年）

5月19日、約5か月の休み明けで馬体重を前走から14kg増やして迎えた31戦目は、一般C2十六（盛岡ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で南郷家全騎手（21戦3勝）。9頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。ハナを奪い、で一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は力尽きて7着に敗れた。

5月26日、連闘で迎えた32戦目は、一般C2十七（盛岡ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で南郷家全騎手（22戦3勝）。8頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。逃げを打つ形となり、で馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では逸出した伸びを見せたが、ブランドチャームにハナ差交わされて2着に甘んじた。

6月2日、連闘で迎えた33戦目は、一般C2十五（盛岡ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は山本聡哉騎手（1戦0勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前の忍耐力で最後まで敢闘したが、勝ったサクラサクラに詰め切れず、8馬身差の2着に敗北した。

6月9日、連闘で迎えた34戦目は、一般C2十八（水沢ダート1300m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で山本聡哉騎手（2戦0勝）。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて6番ゲートからスタート。主導権を握る形となり、で馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では凄まじい末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のウインラングロワに4馬身の差をつけて圧倒的支持に応えた。

6月16日、連闘で迎えた35戦目は、一般C2十三（水沢ダート1300m 雨/不良）に出走。鞍上は3戦連続で山本聡哉騎手（3戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。主導権を奪う形となり、で馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では渾身の力で末脚を持続させて、最後は2着のプレシャスをアタマ差振り切って単勝一倍台の期待に応えた。

6月24日、連闘で迎えた36戦目は、一般C2九（水沢ダート1300m 雨/重）に出走。鞍上は4戦連続で山本聡哉騎手（4戦2勝）。8頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。端をきる形となり、で馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前の粘り強さで最後まで脚を伸ばしたが、ショーコーズに半馬身交わされて2着に敗北した。

6月30日、連闘で迎えた37戦目は、一般C2八（水沢ダート1300m 曇/不良）に出走。鞍上は5戦連続で山本聡哉騎手（5戦2勝）。7頭立ての圧倒的1番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では余力が残っておらず7着に敗れた。

7月7日、連闘で迎えた38戦目は、一般C2九（盛岡ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で山本聡哉騎手（6戦2勝）。9頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後はバテてしまい9着に敗れた。

8月10日、中4週で迎えた39戦目は、一般C2九（盛岡ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は南郷家全騎手（23戦3勝）。7頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始6番手を追走。直線では全く伸びず7着に終わった。

8月17日、連闘で迎えた40戦目は、一般C2十（水沢ダート1300m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で南郷家全騎手（24戦3勝）。7頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線では今一つ末脚が弾けず5着に敗れた。

8月25日、連闘で迎えた41戦目は、一般C2十（水沢ダート1300m 曇/重）に出走。鞍上は3戦連続で南郷家全騎手（25戦3勝）。7頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを7番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず7着に敗れた。

9月7日、中1週で迎えた42戦目は、一般C1九（盛岡ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で南郷家全騎手（26戦3勝）。7頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを7番手で通過。直線では目立つような脚を使えず7着に終わった。

9月21日、中1週で迎えた43戦目は、一般C1七（盛岡ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で南郷家全騎手（27戦3勝）。9頭立ての9番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では今一つ末脚が切れず9着に終わった。

9月30日、連闘で迎えた44戦目は、一般C2二（盛岡ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で南郷家全騎手（28戦3勝）。9頭立ての9番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始9番手を追走。直線では速い脚を使えず9着に終わった。