シセイキセキ（2013年生、母ブライアンズイブ）

シセイキセキ（2013年4月26日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「冠名＋奇跡。奇跡が起きることを祈って」。毛色は青鹿毛。種牡馬のシンボリクリスエス（当時14歳）と交配したブライアンズイブが15歳のときに産んだ7番仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者はメイプルファーム。主な勝ち鞍は2019年のカタクリ特別(一般C13 C21)。

経歴

デビュー前

宗像義忠厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（2016年）

2月7日、デビュー戦は丸田恭介騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（東京ダート1600m 晴/良）に出走。馬体重は456kg。16頭立ての7番人気で大外16番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では伸びが劣勢になり7着に敗れた。

3月12日、中4週で迎えた2戦目は、田中勝春騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（中京ダート1200m 晴/稍重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての9番人気で3番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを10番手で通過。直線では目立つような脚を使えず9着に終わった。

6月4日、約3か月の間隔を開けて迎えた3戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（東京ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は丸田恭介騎手（1戦0勝）。16頭立ての10番人気で8番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず10着に終わった。

8月28日、約3か月の間隔を開けて馬体重を前走から12kg増やして迎えた4戦目は、3歳未勝利（新潟ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は田中勝春騎手（1戦0勝）。15頭立ての13番人気で11番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では目立つような脚を使えず13着に終わった。

9月17日、中2週で迎えた5戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（中山ダート1800m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で田中勝春騎手（2戦0勝）。16頭立ての14番人気で11番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線では見所を作れず13着に終わった。

10月18日、中3週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた6戦目は、石川倭騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C4-7（門別ダート1200m 晴/良）に出走。9頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭をうかがい、最後は2着のヤマニンオクサーを半馬身振り切って初勝利を挙げた。

11月8日、中2週で馬体重を前走からさらに12kg増やして迎えた7戦目は、ひいらぎ特別（門別ダート1000m 雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で石川倭騎手（1戦1勝）。8頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では切れる脚を使えず5着に敗れた。

4歳（2017年）

4月18日、約5か月半の休養明けで迎えた8戦目は、3歳以上C4-3（門別ダート1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で石川倭騎手（2戦1勝）。7頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。他馬と併走しながらハナに立ち、で集団を引っ張る。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。最後は脚色が悪くなり4着に敗れた。

5月11日、中2週で迎えた9戦目は、3歳以上C4-3（門別ダート1200m 雨/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で石川倭騎手（3戦1勝）。10頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始7番手を追走。直線では上がり2位タイの末脚を繰り出したが上位には割り込めず7着に敗れた。

5月31日、中2週で迎えた10戦目は、3歳以上C4-3（門別ダート1500m 内回り晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で石川倭騎手（4戦1勝）。12頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。端をきり、で一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では凄まじい末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のヒミノクリスエスに3馬身の差をつけて勝利を手中に収めた。

6月22日、中2週で迎えた11戦目は、「AIRDO DP」賞（門別ダート1500m 内回り曇/不良）に出走。鞍上は6戦連続で石川倭騎手（5戦2勝）。12頭立ての3番人気に推されて4番ゲートからスタート。他馬と併走しながら端をきり、で一団を牽引。道中で単騎先頭に変わり、1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では迫力満点の伸び脚で猛進したが、イーゼルに半馬身交わされて2着に敗北した。

7月6日、中1週で迎えた12戦目は、3歳以上C4-2（門別ダート1700m 晴/稍重）に出走。鞍上は7戦連続で石川倭騎手（6戦2勝）。11頭立ての3番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では速い脚を持続できず、4着に終わった。

10月10日、約3か月の休み明けで迎えた13戦目は、3歳以上C4-2（門別ダート1700m 曇/稍重）に出走。鞍上は8戦連続で石川倭騎手（7戦2勝）。10頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではシャープな伸び脚で猛追したが、勝ったモーヴを半馬身捉え切れず2着に敗北した。

10月26日、中1週で迎えた14戦目は、3歳以上C33 C41（門別ダート1700m 晴/重）に出走。鞍上は9戦連続で石川倭騎手（8戦2勝）。8頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では力感溢れる脚捌きでゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

11月9日、中1週で迎えた15戦目は、カトレア特別（門別ダート1700m 曇/不良）に出走。鞍上は10戦連続で石川倭騎手（9戦2勝）。12頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では目を引く伸び脚で猛追したが、勝ったトミケンフリンクに詰め切れず、1馬身半差の2着となった。

5歳（2018年）

4月24日、約5か月半の休み明けで迎えた16戦目は、ジャンボホタテホッキ祭り賞（門別ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は11戦連続で石川倭騎手（10戦2勝）。7頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。他馬と併走しながら先頭に立つ格好となり、でレースを牽引。道中で単騎先頭に変わり、1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では目の覚めるような末脚を炸裂させて先頭に躍り出て、最後は2着のゴッドパイレーツに2馬身の差をつけて久しぶりの実戦を制した。

5月16日、中2週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた17戦目は、藤特別（門別ダート1600m 内回り晴/良）に出走。鞍上は12戦連続で石川倭騎手（11戦3勝）。7頭立ての圧倒的1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では持ち前のファイティングスピリットで最後まで踏ん張ったが、ナムラランボーに交わされて2馬身半差の2着に敗北した。

5月30日、中1週で馬体重を前走から6kg絞って迎えた18戦目は、服部茂史騎手を鞍上に迎えて、新冠町サラブレッド銀座賞（門別ダート1700m 曇/良）に出走。9頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るミネサランチェゴを次元の違う末脚でハナ差だけ差し切って4勝目を挙げた。

6月12日、中1週で迎えた19戦目は、ジャスミン特別（門別ダート1700m 雨/不良）に出走。鞍上は石川倭騎手（12戦3勝）。9頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではしぶとく脚を伸ばしたが、勝ったジョンドゥに詰め切れず、1馬身差の2着となった。

6月26日、中1週で迎えた20戦目は、ベニバナ特別（門別ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で石川倭騎手（13戦3勝）。12頭立ての1番人気に推されて大外12番ゲートからスタート。端に立つ恰好となり、で集団を牽引。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。直線に入ると、前で粘るアートオブダムールを次元の違う末脚でクビ差だけ差し切って5勝目を奪取した。

7月26日、中3週で迎えた21戦目は、五十嵐冬樹騎手を鞍上に迎えて、新ひだか夏まつり特別（門別ダート1800m 晴/良）に出走。10頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを先頭で通過。直線では鮮やかな伸び脚で猛進したが、コールアングレに交わされて1馬身差の2着に敗北した。

8月22日、中3週で迎えた22戦目は、日高町商工会特別（門別ダート1700m 晴/重）に出走。鞍上は石川倭騎手（14戦4勝）。12頭立ての1番人気に推されて11番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち味の強靭な心肺能力で最後まで奮闘したが、勝ったチェリーウイングにねじ伏せられてクビ差の2着に甘んじた。

9月5日、中1週で迎えた23戦目は、十勝軽種馬農協特別（門別ダート1700m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で石川倭騎手（15戦4勝）。12頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではゴールまでジワジワと伸びたが、3着に終わった。

9月27日、中2週で迎えた24戦目は、阿部龍騎手を鞍上に迎えて、メランポジューム特別（門別ダート1800m 曇/良）に出走。12頭立ての3番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では目立つような脚を使えず7着に敗れた。

10月10日、中1週で迎えた25戦目は、ルシナ特別（門別ダート1700m 曇/重）に出走。鞍上は石川倭騎手（16戦4勝）。10頭立ての2番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後は脚勢が衰えて8着に敗れた。

10月24日、中1週で迎えた26戦目は、松井伸也騎手を鞍上に迎えて、イチョウ特別（門別ダート1700m 晴/不良）に出走。10頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。最後は脚が止まってしまい9着に終わった。

11月7日、中1週で迎えた27戦目は、ひいらぎ特別（門別ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は石川倭騎手（17戦4勝）。9頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では目立つような脚を使えず5着に終わった。

6歳（2019年）

4月17日、約5か月半の休養明けで迎えた28戦目は、門別温泉とねっこの湯特別（門別ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で石川倭騎手（18戦4勝）。9頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前の豊富なスタミナで最後まで踏ん張ったが、勝ったエスシーレオーネにねじ伏せられて4馬身差の2着となった。

5月1日、中1週で迎えた29戦目は、カタクリ特別（門別ダート1700m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で石川倭騎手（19戦4勝）。8頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。果敢に端をきり、で一団を引っ張る。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り続けて、最後は2着のバトルハクオウに1馬身半の差をつけて勝利を手中に収めた。

5月16日、中1週で迎えた30戦目は、ビオラ特別（門別ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で石川倭騎手（20戦5勝）。12頭立ての6番人気で大外12番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚を失くしてしまい8着に敗れた。

6月13日、中3週で迎えた31戦目は、フリオーソ賞（門別ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で石川倭騎手（21戦5勝）。7頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。他馬と併走しながら逃げる形となり、リードを2馬身以上確保して、で一団を引っ張る。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。最後はバタバタになってしまい6着に終わった。

6月27日、中1週で迎えた32戦目は、アヤメ特別（門別ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は6戦連続で石川倭騎手（22戦5勝）。13頭立ての12番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず6着に終わった。

7月9日、中1週で迎えた33戦目は、中頓別町北緯45度夏まつり特別（門別ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は五十嵐冬樹騎手（1戦0勝）。9頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では見せ場なく4着に終わった。