ジョイフルベル（2004年生、母タイキアンコール）

ジョイフルベル（2004年5月27日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「楽しい＋鈴。楽しく鳴りひびく」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のタイキブリザード（当時13歳）と交配したタイキアンコールが10歳のときに産んだ4番仔が本馬である。産地は青森県、生産者はオオタ牧場。戦績は、中央平地3戦0勝、地方27戦6勝2着4回。

経歴

デビュー前

当歳のとき、オオタ牧場から「八戸10月市場サラブレッド当歳」に上場され、バンダム牧場によって315万円で落札された。1歳のとき、バンダム牧場から「北海道サマーセールサラブレッド1歳」に上場されたが主取りとなった。

池上昌弘厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（2007年）

6月17日、デビュー戦は田中博康騎手を鞍上に据えて、3歳未勝利（函館ダート1700m 晴/良）に53kgの軽斤量で出走。馬体重は514kg。13頭立ての9番人気で4番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。最後は失速してしまい13着に終わった。

6月24日、連闘で迎えた2戦目は、3歳未勝利（函館ダート1000m 晴/良）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で田中博康騎手（1戦0勝）。12頭立ての10番人気で11番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では見せ場なく9着に終わった。

7月15日、中2週で迎えた3戦目は、菊沢隆徳騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（函館ダート1700m 小雨/良）に出走。13頭立ての11番人気で10番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では伸びが鈍く10着に終わった。

8月12日、中3週で迎えた4戦目は、宮川実騎手を鞍上に迎えて、一般E8（高知ダート1300m 晴/良）に出走。6頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。他馬と併走しながら先頭に立ち、後続を2馬身以上離して、でレースを引っ張る。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを4番手で通過。直線では末脚が振るわず5着に敗れた。

8月18日、連闘で迎えた5戦目は、赤岡修次騎手を鞍上に迎えて、一般Eハ（高知ダート1300m 晴/良）に出走。9頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではいいところがなく4着に敗れた。

9月30日、中5週で馬体重を前走から14kg増やして迎えた6戦目は、永森大智騎手を鞍上に迎えて、一般E8（高知ダート1300m 曇/重）に出走。7頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。逃げを打つ形となり、で馬群を引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では見せ場なく3着に終わった。

10月14日、中1週で迎えた7戦目は、一般E9（高知ダート1300m 曇/重）に出走。鞍上は赤岡修次騎手（1戦0勝）。7頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では全く伸びず3着に敗れた。

10月21日、連闘で迎えた8戦目は、一般Eハ（高知ダート1300m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で赤岡修次騎手（2戦0勝）。8頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。敢然と端をきり、で一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のクニサキシズコに3馬身の差をつけて待望の初勝利を挙げた。

10月28日、連闘で迎えた9戦目は、路地酒座くろ周年特別（高知ダート1300m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で赤岡修次騎手（3戦1勝）。7頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したミノオーカンを捕まえ切れず、2馬身半差の2着に敗北した。

11月4日、連闘で迎えた10戦目は、ホットハウス22（高知ダート1300m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で赤岡修次騎手（4戦1勝）。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線に入ると、前で粘るメイショウガーラを上がり0位の末脚で交わし去り、最後は2馬身半の差をつけて断トツ人気に応えた。

11月10日、連闘で迎えた11戦目は、鷹野宏史騎手を鞍上に迎えて、SJシリーズ第2戦（高知ダート1400m 晴/稍重）に出走。10頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

11月18日、連闘で迎えた12戦目は、結婚記念2007（高知ダート1300m 曇/良）に出走。鞍上は赤岡修次騎手（5戦2勝）。12頭立ての3番人気に推されて1番ゲートからスタート。ハナに立ち、で集団を引っ張る。しかし、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを3番手で通過。最後は脚色が衰えて11着に敗れた。

11月24日、連闘で迎えた13戦目は、伊藤千尋騎手を鞍上に迎えて、一般E4（高知ダート1300m 晴/良）に出走。7頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したミノオーカンを捕まえ切れず、1馬身差の2着に敗北した。

12月9日、中1週で迎えた14戦目は、若鮎特別（高知ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で伊藤千尋騎手（1戦0勝）。9頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではいいところがなく4着に敗れた。

12月15日、連闘で迎えた15戦目は、一般E3（高知ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で伊藤千尋騎手（2戦0勝）。10頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では見所を作れず7着に終わった。

12月23日、連闘で迎えた16戦目は、中西達也騎手を鞍上に迎えて、一般Eロ（高知ダート1300m 晴/不良）に出走。12頭立ての2番人気に推されて大外12番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを先頭で通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のプレシュウズに1馬身半の差をつけて勝利を手中に収めた。

12月31日、連闘で迎えた17戦目は、年末年始は馬次第特別（高知ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は伊藤千尋騎手（3戦0勝）。9頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では切れる脚を使えず7着に終わった。

4歳（2008年）

1月3日、連闘で迎えた18戦目は、一般Eイ（高知ダート1300m 晴/重）に出走。鞍上は中西達也騎手（1戦1勝）。6頭立ての2番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したオーナードリームを捕まえ切れず、2馬身差の2着に敗れた。

1月19日、中1週で迎えた19戦目は、福寿草特別（高知ダート1400m 晴/不良）に出走。鞍上は伊藤千尋騎手（4戦0勝）。8頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線では末脚が振るわず6着に敗れた。

2月2日、中1週で迎えた20戦目は、西山裕貴騎手を鞍上に迎えて、一般Eイ（高知ダート1300m 雨/重）に出走。11頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では上がり0位の末脚を繰り出したが上位争いには絡めず5着に敗れた。

6月22日、約4か月半の休養明けで迎えた21戦目は、一般E3（高知ダート1300m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で西山裕貴騎手（1戦0勝）。7頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線では上がり0位の末脚を見せたが上位争いには絡めず5着に終わった。

7月6日、中1週で迎えた22戦目は、GO!郷間勇太特別（高知ダート1300m 晴/不良）に出走。鞍上は3戦連続で西山裕貴騎手（2戦0勝）。9頭立ての3番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線ではいい脚を見せられず7着に敗れた。

7月20日、中1週で迎えた23戦目は、ファイナルレース（高知ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で西山裕貴騎手（3戦0勝）。10頭立ての3番人気で8番ゲートからスタート。端に立つ恰好となり、で集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、ヨナンコンコルドにアタマ差交わされて2着に惜敗した。

8月17日、中3週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた24戦目は、一般E2（高知ダート1300m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で西山裕貴騎手（4戦0勝）。10頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では一完歩ずつ前との差を詰めて、最後は2着のマルハチマモンを半馬身振り切って勝利を手中に収めた。

9月7日、中2週で馬体重を前走から12kg戻して迎えた25戦目は、一般D9（高知ダート1300m 晴/稍重）に出走。鞍上は6戦連続で西山裕貴騎手（5戦1勝）。7頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るイケノグレイスを上がり0位の末脚で交わし去り、最後は1馬身半の差をつけて5勝目を獲得した。

9月19日、中1週で迎えた26戦目は、一般D4（高知ダート1300m 曇/不良）に出走。鞍上は7戦連続で西山裕貴騎手（6戦2勝）。7頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では一完歩ずつ前との差を詰めて、最後は2着のスーパーラビオスをハナ差振り切って6勝目をマークした。

10月13日、中2週で迎えた27戦目は、一般D6（高知ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で西山裕貴騎手（7戦3勝）。7頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。最後は脚が止まってしまい6着に敗れた。

11月14日、中4週で迎えた28戦目は、一般D6（高知ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は9戦連続で西山裕貴騎手（8戦3勝）。7頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線では全く伸びず5着に敗れた。

12月20日、中4週で迎えた29戦目は、一般D5（高知ダート1300m 曇/良）に出走。鞍上は伊藤千尋騎手（5戦0勝）。8頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。端をきる形となり、で馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではゴールまでジンワリと伸び、3着を確保した。

5歳（2009年）

1月17日、中3週で迎えた30戦目は、一般D4（高知ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で伊藤千尋騎手（6戦0勝）。7頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では上がり0位の伸び脚を披露したが上位争いには絡めず5着に終わった。