マルサンヴィーナス（2009年生、母フサイチヴィーナス）

マルサンヴィーナス（2009年1月10日）は、日本の競走馬。牝馬。毛色は鹿毛。種牡馬のツルマルボーイ（当時11歳）と交配したフサイチヴィーナスが13歳のときに産んだ7番仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は山田政宏。戦績は、地方30戦4勝2着3回。主な勝ち鞍は2012年のフォーチュネイトラベンダー特別(C1)。

経歴

デビュー前

高橋三郎厩舎（大井）へ入厩。

2歳（2011年）

12月2日、デビュー戦は石川駿介騎手を鞍上に据えて、2歳（大井ダート1200m 曇/稍重）に出走。馬体重は420kg。13頭立ての13番人気で5番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線では上がり3位の伸び脚を披露したが上位争いには加われず10着に終わった。

3歳（2012年）

1月17日、中6週で迎えた2戦目は、3歳（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で石川駿介騎手（1戦0勝）。14頭立ての10番人気で10番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では鬼脚を爆発させて先頭に立ち、最後は2着のカズノマジックに1馬身半の差をつけて初勝利を挙げた。

2月15日、中3週で迎えた3戦目は、牝馬限定の3歳（大井ダート1600m 内回り曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で石川駿介騎手（2戦1勝）。14頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では今一つ末脚が切れず6着に敗れた。

3月7日、中2週で迎えた4戦目は、3歳（大井ダート1600m 内回り曇/不良）に出走。鞍上は4戦連続で石川駿介騎手（3戦1勝）。15頭立ての10番人気で12番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では驚異的な末脚を炸裂させて先頭をうかがい、最後は2着のタイヨウエスケープを3/4馬身振り切って2勝目を奪取した。

4月20日、中5週で迎えた5戦目は、3歳（大井ダート1600m 内回り曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で石川駿介騎手（4戦2勝）。10頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では迫力のある伸び脚で追い上げたが、勝ったニュアージゲランに詰め切れず、4馬身差の2着となった。

6月8日、中6週で迎えた6戦目は、張田京騎手を鞍上に迎えて、3歳（大井ダート1400m 晴/良）に出走。12頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを6番手で通過。直線では勢いよく末脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のコウギョウクロスに1馬身1/4の差をつけて3勝目を獲得した。

7月10日、中4週で迎えた7戦目は、3歳戦のフォーチュネイトラベンダー特別（大井ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で張田京騎手（1戦1勝）。14頭立ての3番人気に推されて11番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線に入ると、前で粘るエコザヴァレンチノを次元の違う末脚で交わし去り、最後は1馬身3/4の差をつけて優勝

8月15日、中4週で迎えた8戦目は、水彩都市・江東特別（大井ダート1600m 内回り曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で張田京騎手（2戦2勝）。5頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。他馬と併走しながら先頭に立つ形となり、若干緩いペースで一団を引っ張る。道中で単騎先頭に変わり、1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、モアステージにクビ差交わされて2着に甘んじた。

9月7日、中2週で迎えた9戦目は、3歳S2の戸塚記念（川崎ダート2100m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で張田京騎手（3戦2勝）。13頭立ての10番人気で3番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では速い脚を使えず9着に終わった。

10月4日、中3週で迎えた10戦目は、南関東地方競馬チャンネル賞（大井ダート1400m 晴/不良）に出走。鞍上は5戦連続で張田京騎手（4戦2勝）。14頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線では上々の伸びを見せたが、抜け出したスウェプトアローを差し切れず、2馬身差の2着に敗北した。

10月22日、中2週で迎えた11戦目は、オパール賞（大井ダート1600m 内回り晴/稍重）に出走。鞍上は6戦連続で張田京騎手（5戦2勝）。14頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線では目立つような脚を使えず11着に敗れた。

4歳（2013年）

3月28日、約5か月の休養明けで迎えた12戦目は、牝馬限定戦のデネボラ賞（大井ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で張田京騎手（6戦2勝）。14頭立ての10番人気で13番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線では他馬と同じ脚色になってしまい10着に終わった。

5月13日、中6週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた13戦目は、左海誠二騎手を鞍上に迎えて、エメラルド賞（大井ダート1600m 内回り曇/重）に出走。14頭立ての14番人気で5番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを13番手で通過。直線では全く伸びず14着に終わった。

6月4日、中2週で迎えた14戦目は、JAいちかわ賞（大井ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で左海誠二騎手（1戦0勝）。15頭立ての13番人気で2番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線では伸びを欠き14着に終わった。

6月27日、中2週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた15戦目は、佐藤博紀騎手を鞍上に迎えて、ムーンビーチ賞（大井ダート1200m 晴/重）に出走。15頭立ての13番人気で3番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、15番手を追走し、4コーナーは14番手で通過。直線では脚を伸ばせず15着に終わった。

7月11日、中1週で迎えた16戦目は、はくちょう座特別（大井ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で佐藤博紀騎手（1戦0勝）。15頭立ての13番人気で7番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを13番手で通過。直線では末脚がパッとせず14着に終わった。

8月26日、中6週で迎えた17戦目は、新涼特別（大井ダート1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で佐藤博紀騎手（2戦0勝）。16頭立ての16番人気で14番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを16番手で通過。直線では末脚が冴えず16着に終わった。

9月20日、中3週で迎えた18戦目は、長月特別（大井ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で佐藤博紀騎手（3戦0勝）。14頭立ての14番人気で1番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを13番手で通過。直線ではいい脚を見せられず14着に終わった。

10月4日、中1週で迎えた19戦目は、錦秋特別（大井ダート1800m 雨/不良）に出走。鞍上は5戦連続で佐藤博紀騎手（4戦0勝）。12頭立ての12番人気で大外12番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線ではじわじわとしか伸びず11着に終わった。

10月14日、中0週で迎えた20戦目は、印西コスモス賞（大井ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は6戦連続で佐藤博紀騎手（5戦0勝）。13頭立ての13番人気で8番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを13番手で通過。直線では決め手が足りず12着に終わった。

11月8日、中3週で迎えた21戦目は、小平健二騎手を鞍上に迎えて、週末めとろポリシャン賞（大井ダート1800m 晴/重）に出走。16頭立ての16番人気で8番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを15番手で通過。直線では末脚が振るわず16着に終わった。

11月24日、中1週で迎えた22戦目は、こいぬ座特別（大井ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で小平健二騎手（1戦0勝）。16頭立ての16番人気で13番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、15番手を追走し、4コーナーは16番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず13着に終わった。

12月19日、中3週で迎えた23戦目は、柏木健宏騎手を鞍上に迎えて、ハッピーエンド特別（川崎ダート1400m 雨/重）に出走。12頭立ての12番人気で大外12番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず10着に終わった。

12月31日、中1週で迎えた24戦目は、金子正彦騎手を鞍上に迎えて、カウントダウン2014賞（大井ダート1200m 晴/良）に出走。16頭立ての16番人気で15番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを14番手で通過。直線では今ひとつ伸びが無く12着に終わった。

5歳（2014年）

1月10日、中0週で迎えた25戦目は、宮城おおさき高橋英文引退記念（船橋ダート1000m 晴/不良）に出走。鞍上は2戦連続で金子正彦騎手（1戦0勝）。12頭立ての12番人気で10番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では上がり2位の末脚を見せたが上位には食い込めず9着に終わった。

1月22日、中1週で迎えた26戦目は、一般C1四五（大井ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で金子正彦騎手（2戦0勝）。16頭立ての16番人気で10番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始15番手を追走。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい10着に終わった。

2月7日、中1週で迎えた27戦目は、一般C1五六（大井ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で金子正彦騎手（3戦0勝）。14頭立ての14番人気で10番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では他馬と同じ脚色になってしまい10着に終わった。

2月26日、中2週で迎えた28戦目は、一般C1五六（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で金子正彦騎手（4戦0勝）。14頭立ての12番人気で3番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを13番手で通過。直線では今ひとつ伸びが無く13着に終わった。

3月12日、中1週で迎えた29戦目は、一般C1四五六（大井ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で金子正彦騎手（5戦0勝）。14頭立ての13番人気で10番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線では鋭い脚を使えず13着に終わった。

4月2日、中2週で迎えた30戦目は、一般C1四五六（大井ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は7戦連続で金子正彦騎手（6戦0勝）。12頭立ての12番人気で3番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では鋭い脚を使えず12着に終わった。