イザニコス（2018年生、母マイネアルナイル）

イザニコス（2018年4月7日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「理想、理想的(ギリシャ語)」。毛色は栗毛。種牡馬のスクリーンヒーロー（当時14歳）と交配したマイネアルナイルが10歳のときに産んだ3番仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者はビッグレッドファーム。主な勝ち鞍は2021年の3歳未勝利。

経歴

デビュー前

ラフィアンターフマンクラブにて総額1,600万円（16万×100口）で一口馬主が募集された。

和田正一郎厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2020年）

11月29日、デビュー戦は柴田大知騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（東京芝1800m 曇/良）に出走。馬体重は434kg。13頭立ての11番人気で8番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では閃光のような末脚を発揮し、4着に入り込んだ。

12月20日、中2週で迎えた2戦目は、2歳未勝利（中山芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で柴田大知騎手（1戦0勝）。18頭立ての9番人気で14番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。最後は脚が止まってしまい8着に敗れた。

3歳（2021年）

2月20日、中8週で迎えた3戦目は、菅原明良騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（小倉芝1800m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての6番人気で14番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではジワジワと長く脚を使ってゴールまで走り切り、3着に入った。

3月7日、中1週で迎えた4戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（小倉芝1800m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で菅原明良騎手（1戦0勝）。16頭立ての2番人気に推されて12番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、馬場の外目を通りながら4コーナーを10番手で通過。直線では見せ場なく11着に敗れた。

5月16日、中9週で迎えた5戦目は、丹内祐次騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（新潟芝1600m 外回り曇/良）に出走。16頭立ての4番人気に推されて14番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では持ち前のタフネスでしぶとく走り抜いたが、伸びてきたサザンナイツ決め手に屈して3/4馬身差の2着に敗北した。

6月5日、中2週で迎えた6戦目は、3歳未勝利（東京芝1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で丹内祐次騎手（1戦0勝）。18頭立ての4番人気に推されて3番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では目の覚めるような末脚を弾けさせて先頭に立ち、最後は2着のボルゾーバーをクビ差振り切って初白星を挙げた。

12月12日、約6か月半の休養明けで迎えた7戦目は、富田暁騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラス（中京芝1600m 曇/良）に出走。16頭立ての10番人気で5番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では末脚を伸ばせず9着に終わった。

4歳（2022年）

1月22日、中5週で迎えた8戦目は、4歳以上1勝クラスの鳥栖特別（小倉芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は丹内祐次騎手（2戦1勝）。15頭立ての9番人気で大外15番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい8着に終わった。

2月6日、中1週で迎えた9戦目は、4歳以上1勝クラスの波佐見特別（小倉芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で丹内祐次騎手（3戦1勝）。16頭立ての11番人気で11番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではジリジリと前との差を詰めて先頭に立ち、最後は2着のスマートワンをクビ差振り切って2勝目を手に入れた。

4月17日、中9週で迎えた10戦目は、戸崎圭太騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上2勝クラスの野島崎特別（中山芝2000m 曇/良）に出走。12頭立ての9番人気で10番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では伸びが鈍く10着に終わった。

5月15日、中3週で迎えた11戦目は、4歳以上2勝クラス（東京芝1600m 曇/良）に出走。鞍上は柴田大知騎手（2戦0勝）。9頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚色が悪くなり8着に終わった。

11月20日、約6か月半の休み明けで迎えた12戦目は、団野大成騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上2勝クラスの五色沼特別（福島芝1800m 曇/良）に出走。16頭立ての15番人気で7番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。直線では迫力満点の伸び脚で急追したが、勝ったウインピクシスに詰め切れず、1馬身半差の2着となった。

12月17日、中3週で迎えた13戦目は、3歳以上2勝クラス（中山芝1800m 曇/良）に出走。鞍上は丹内祐次騎手（4戦2勝）。15頭立ての13番人気で14番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、終始5番手を追走。最後は脚を失くしてしまい14着に終わった。

5歳（2023年）

2月12日、中7週で迎えた14戦目は、牝馬限定の4歳以上2勝クラスの太宰府特別（小倉芝1800m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で丹内祐次騎手（5戦2勝）。16頭立ての11番人気で13番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では忍耐力が光る走りを見せたが、勝ったヒヅルジョウに詰め切れず、1馬身1/4差の2着となった。

2月26日、中1週で迎えた15戦目は、斎藤新騎手を鞍上に迎えて、4歳以上2勝クラスの八代特別（小倉芝2000m 晴/良）に出走。18頭立ての11番人気で2番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では脚を伸ばせず9着に終わった。

3月26日、中3週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた16戦目は、幸英明騎手を鞍上に迎えて、4歳以上2勝クラス（中山芝1800m 雨/不良）に出走。9頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを5番手で通過。直線では鋭い脚を使えず7着に敗れた。

7月1日、約3か月の休養明けで迎えた17戦目は、津村明秀騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上2勝クラスの松島特別（福島芝1800m 曇/稍重）に出走。16頭立ての11番人気で5番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では他馬と同じような脚色になり11着に終わった。

7月23日、中2週で迎えた18戦目は、石川裕紀人騎手を鞍上に迎えて、3歳以上2勝クラスの白河特別（福島芝1800m 晴/良）に出走。15頭立ての10番人気で12番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では力強い脚捌きでゴールまで走り切り、4着に入り込んだ。

8月13日、中2週で迎えた19戦目は、牝馬限定の3歳以上2勝クラスの三面川特別（新潟芝1800m 外回り晴/良）に出走。鞍上は津村明秀騎手（1戦0勝）。9頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では力強い脚捌きでゴールまで頑張り、3着を確保した。

10月1日、中6週で迎えた20戦目は、3歳以上2勝クラスの茨城新聞杯（中山芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は石川裕紀人騎手（1戦0勝）。15頭立ての11番人気で6番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では伸びが鈍く12着に終わった。

10月21日、中2週で迎えた21戦目は、3歳以上2勝クラスの村上特別（新潟芝2000m 外回り小雨/重）に出走。鞍上は丹内祐次騎手（6戦2勝）。9頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では脚勢がやや鈍り、3着に終わった。

11月19日、中3週で迎えた22戦目は、原優介騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上2勝クラスの五色沼特別（福島芝1800m 晴/良）に出走。16頭立ての11番人気で15番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では上がり1位タイの末脚を繰り出したが上位には届かず7着に終わった。

2023年12月6日付で中央競馬の競走馬登録を抹消した。