カンナイノーザリー（1985年生、母ヒダロイス）

カンナイノーザリー（1985年4月19日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。毛色は鹿毛。種牡馬のノーザリー（当時13歳）と交配したヒダロイスが10歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は（有）コスモヴューファーム。戦績は、中央平地17戦1勝2着3回、地方30戦5勝2着5回。主な勝ち鞍は1990年の4歳以上500万下(牝)。

経歴

デビュー前

中之丸忠義厩舎（川崎）へ入厩。

2歳（1987年）

7月17日、デビュー戦は高松淳一騎手を鞍上に据えて、3歳（川崎ダート900m 晴/良）に出走。馬体重は505kg。8頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。最後は、勝ったケイシュウウイングからアタマ差の2着に甘んじた。

8月11日、中3週で迎えた2戦目は、山崎尋美騎手を鞍上に迎えて、3歳（川崎ダート900m 曇/良）に出走。6頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。最後は、勝ったケイシュウウイングから半馬身差の2着に敗れた。

9月11日、中3週で迎えた3戦目は、佐々木竹見騎手を鞍上に迎えて、3歳（大井ダート1200m 雨/稍重）に出走。7頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。4着に敗れた。

9月29日、中2週で迎えた4戦目は、2歳戦の若駒特別（船橋ダート1400m 内回り晴/良）に出走。鞍上は山崎尋美騎手（1戦0勝）。8頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。4着に敗れた。

10月22日、中2週で迎えた5戦目は、3歳（川崎ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で山崎尋美騎手（2戦0勝）。9頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。最後は、2着のアサヒタローに3/4馬身の差をつけて初白星を挙げた。

3歳（1988年）

1月20日、約3か月の休み明けで迎えた6戦目は、3歳戦の若竹特別（浦和ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で山崎尋美騎手（3戦1勝）。11頭立ての3番人気で大外11番ゲートからスタート。8着に敗れた。

1月31日、中1週で迎えた7戦目は、森下博騎手を鞍上に迎えて、3歳戦の葉牡丹特別（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。11頭立ての5番人気で大外11番ゲートからスタート。4着に終わった。

2月14日、中1週で迎えた8戦目は、桑島孝春騎手を鞍上に迎えて、3歳戦のバレンタイン特別（川崎ダート1600m 晴/良）に出走。10頭立ての4番人気で9番ゲートからスタート。7着に敗れた。

3月27日、中5週で迎えた9戦目は、3歳戦の桜草特別（川崎ダート1600m 晴/不良）に出走。鞍上は森下博騎手（1戦0勝）。9頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。最後は、勝ったケイシュウウイングから1馬身半差の2着に敗北した。

4月6日、中0週で馬体重を前走から15kg減らして迎えた10戦目は、3歳戦のつつじ特別（浦和ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で森下博騎手（2戦0勝）。8頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。4着に敗れた。

4月19日、中1週で迎えた11戦目は、3歳戦の山桜特別 2組（川崎ダート1600m 晴/不良）に出走。鞍上は3戦連続で森下博騎手（3戦0勝）。11頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。4着に終わった。

5月5日、中1週で迎えた12戦目は、3歳戦の菖蒲特別 2組（川崎ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で森下博騎手（4戦0勝）。11頭立ての3番人気で8番ゲートからスタート。4着に終わった。

6月23日、中6週で迎えた13戦目は、3歳戦のあじさい特別 1組（川崎ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で森下博騎手（5戦0勝）。7頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。4着に敗れた。

8月1日、中5週で馬体重を前走から16kg減らして迎えた14戦目は、長島茂夫騎手を鞍上に迎えて、一般B2（宇都宮ダート1500m 晴/良）に出走。8頭立ての1番人気に推されて大外8番ゲートからスタート。最後は、2着のモガミボールドに3馬身の差をつけて2勝目を手中に収めた。

9月4日、中4週で迎えた15戦目は、内田利雄騎手を鞍上に迎えて、3歳戦の北関東オークス（宇都宮ダート1900m 雨/不良）に出走。12頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。最後は、2着のアサヒプレスに1馬身半の差をつけて勝利を手に入れた。

9月21日、中1週で迎えた16戦目は、一般A2（足利ダート1700m 晴/不良）に出走。鞍上は長島茂夫騎手（1戦1勝）。10頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。最後は、勝ったマイゲストから1馬身差の2着に敗北した。

10月20日、中3週で迎えた17戦目は、一般A2（足利ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で長島茂夫騎手（2戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。最後は、2着のアトムタイガーに7馬身の差をつけて勝利を手中に収めた。

11月30日、中5週で迎えた18戦目は、一般A1 A2（宇都宮ダート1900m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で長島茂夫騎手（3戦2勝）。7頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。3着に敗れた。

12月22日、中2週で迎えた19戦目は、オリオン特別（宇都宮ダート1900m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で長島茂夫騎手（4戦2勝）。11頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。9着に敗れた。

4歳（1989年）

1月26日、中4週で迎えた20戦目は、ばん阿特別（足利ダート1900m 曇/良）に出走。鞍上は内田利雄騎手（1戦1勝）。7頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。5着に終わった。

2月16日、中2週で迎えた21戦目は、キャビン杯特別（宇都宮ダート1900m 曇/良）に出走。鞍上は長島茂夫騎手（5戦2勝）。7頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。4着に終わった。

3月17日、中3週で迎えた22戦目は、A1（足利ダート1900m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で長島茂夫騎手（6戦2勝）。5頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。3着に敗れた。

10月26日、約7か月半の休養明けで迎えた23戦目は、サフラン特別（足利ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で長島茂夫騎手（7戦2勝）。7頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。4着に敗れた。

11月15日、中2週で迎えた24戦目は、はくちょう座特別（足利ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で長島茂夫騎手（8戦2勝）。8頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。最後は、2着のダイナミツククインに1馬身半の差をつけて勝利をモノにする

12月6日、中2週で迎えた25戦目は、あすなろ特別（宇都宮ダート1900m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で長島茂夫騎手（9戦3勝）。12頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。3着に終わった。

12月21日、中1週で迎えた26戦目は、オシドリ特別（足利ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は内田利雄騎手（2戦1勝）。7頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。最後は、勝ったヨツヤハヤテから2馬身差の2着となった。

5歳（1990年）

2月24日、中8週で迎えた27戦目は、増井裕騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の5歳以上500万下（阪神ダート1200m 曇/重）に出走。11頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線ではビュッとキレる脚を見せたが、勝ったマチルダバンブーにねじ伏せられて2馬身半差の2着となった。

3月10日、中1週で迎えた28戦目は、牝馬限定の5歳以上500万下（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で増井裕騎手（1戦0勝）。9頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では脚を伸ばせず4着に敗れた。

4月1日、中2週で迎えた29戦目は、牝馬限定の5歳以上500万下（阪神ダート1200m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で増井裕騎手（2戦0勝）。16頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを6番手で通過。直線では瞬発力に富んだ末脚を発揮したが、3着に終わった。

4月14日、中1週で迎えた30戦目は、村本善之騎手を鞍上に迎えて、5歳以上500万下（阪神ダート1200m 晴/重）に出走。16頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを4番手で通過。直線では物凄い伸び脚を見せたが、勝ったナカトップスターにねじ伏せられて1馬身半差の2着に敗北した。

5月5日、中2週で迎えた31戦目は、5歳以上500万下（京都芝1600m 外回り雨/不良）に出走。芝レースへの出走は初となった。鞍上は増井裕騎手（3戦0勝）。18頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは15番手で通過。直線では天賦の闘争心でゴールまで勇戦したが、6着に終わった。

5月20日、中1週で迎えた32戦目は、岸滋彦騎手を鞍上に迎えて、5歳以上500万下（東京ダート1600m 曇/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての3番人気に推されて大外16番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では天稟の闘争心でゴールまで力走したが、4着に終わった。

6月16日、中3週で迎えた33戦目は、5歳以上500万下（中京ダート1700m 曇/不良）に出走。鞍上は増井裕騎手（4戦0勝）。16頭立ての3番人気に推されて9番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では伸びが劣勢になり9着に敗れた。

7月14日、中3週で迎えた34戦目は、南井克巳騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下の豊前特別（小倉ダート1700m 曇/稍重）に出走。11頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では末脚が続かず、4着に終わった。

7月28日、中1週で迎えた35戦目は、4歳以上500万下の日向特別（小倉ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で南井克巳騎手（1戦0勝）。11頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線ではジワリジワリと長く脚を使ってゴールまで力走し、4着を確保した。

8月12日、中1週で迎えた36戦目は、4歳以上500万下の伊万里特別（小倉芝1700m 曇/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は3戦連続で南井克巳騎手（2戦0勝）。11頭立ての7番人気で9番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では力感溢れるフットワークでゴールまで走り切り、3着に入り込んだ。

8月25日、中1週で迎えた37戦目は、4歳以上500万下（小倉芝1700m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で南井克巳騎手（3戦0勝）。9頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の大外を通りながら4コーナーを2番手で通過。直線では伸びが鈍く4着に敗れた。

9月2日、連闘で迎えた38戦目は、4歳以上500万下（小倉芝1700m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で南井克巳騎手（4戦0勝）。13頭立ての4番人気で10番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線ではビュッとキレる脚で猛進したが、伸びてきたダイイチエルフ決め手に屈してクビ差の2着に惜敗した。

10月6日、中4週で迎えた39戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下（京都ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は6戦連続で南井克巳騎手（5戦0勝）。16頭立ての3番人気に推されて14番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では上がり4位の伸び脚を披露したが上位には届かず6着に敗れた。

10月20日、中1週で迎えた40戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下（京都ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で南井克巳騎手（6戦0勝）。9頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では豪脚を爆発させて先頭を奪い、最後は2着のモーニングラブに1馬身の差をつけて勝利を手中に収めた。

11月3日、中1週で迎えた41戦目は、牝馬限定の4歳以上900万下の衣笠特別（京都芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で南井克巳騎手（7戦1勝）。11頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では今ひとつ伸びが無く9着に終わった。

11月24日、中2週で迎えた42戦目は、4歳以上900万下（京都ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は9戦連続で南井克巳騎手（8戦1勝）。10頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線ではじわじわとしか伸びず8着に敗れた。

12月8日、中1週で迎えた43戦目は、ハンデ戦で4歳以上900万下の宝ケ池特別（京都ダート1800m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は岸滋彦騎手（1戦0勝）。10頭立ての10番人気で9番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後は減速してしまい10着に終わった。

6歳（1991年）

2月11日、中8週で迎えた44戦目は、フエブラリーハンデ特別（川崎ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は山崎尋美騎手（4戦1勝）。8頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。5着に終わった。

2月21日、中0週で迎えた45戦目は、千葉日報賞スプリント（船橋ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は森下博騎手（6戦0勝）。8頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。8着に終わった。

3月8日、中1週で迎えた46戦目は、弥生特別（浦和ダート1600m 雨/良）に出走。鞍上は2戦連続で森下博騎手（7戦0勝）。8頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。5着に終わった。

3月14日、連闘で迎えた47戦目は、久保秀男騎手を鞍上に迎えて、フラワーハンデ特別（川崎ダート1600m 曇/重）に出走。8頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。7着に終わった。