サンデーバニヤン（2000年生、母エキセントリック）

サンデーバニヤン（2000年4月19日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は栗毛。種牡馬のマーベラスサンデー（当時8歳）と交配したエキセントリックが7歳のときに産んだ3番仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は（有）八木牧場。戦績は、地方20戦9勝2着1回。2004年の大井記念(地方重賞)に勝利する活躍をした。その他にも重賞1勝を挙げた。

経歴

デビュー前

岡部盛雄厩舎（大井）へ入厩。

2歳（2002年）

11月19日、デビュー戦は鷹見浩騎手を鞍上に据えて、2歳（大井ダート1000m 曇/良）に出走。馬体重は519kg。12頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のアクセスゴッドに約10馬身の大差をつけて初白星を挙げた。

12月28日、中5週で迎えた2戦目は、2歳戦のエリカ特別（大井ダート1590m 内回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で鷹見浩騎手（1戦1勝）。14頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。先手を奪い、非常に緩いペースで一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のワンダータカオーに5馬身の差をつけて勝利を手に入れた。

3歳（2003年）

3月17日、約2か月半の間隔を開けて迎えた3戦目は、3歳オープンの’03雲取賞（大井ダート1590m 内回り曇/不良）に出走。鞍上は3戦連続で鷹見浩騎手（2戦2勝）。13頭立ての3番人気に推されて8番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では見所を作れず7着に敗れた。

4月23日、中4週で迎えた4戦目は、3歳戦のチューリップ特別（大井ダート1690m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で鷹見浩騎手（3戦2勝）。11頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線ではもうひとつ伸びを欠き、4着に終わった。

5月14日、中2週で馬体重を前走から14kg減らして迎えた5戦目は、3歳地方重賞の羽田盃（大井ダート1790m 雨/良）に出走。鞍上は5戦連続で鷹見浩騎手（4戦2勝）。16頭立ての12番人気で2番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線ではスパッと切れる脚を使えず7着に終わった。

10月10日、約5か月の休み明けで馬体重を前走からさらに11kg減らして迎えた6戦目は、一般C1五六（大井ダート1590m 内回り曇/良）に出走。鞍上は6戦連続で鷹見浩騎手（5戦2勝）。12頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。他馬と併走しながら先頭に立つ形となり、遅いペースで一団を牽引。道中で単騎先頭に変わり、1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のダイワブルーバードに4馬身の差をつけて久々の実戦をモノにした。

10月24日、中1週で迎えた7戦目は、ふたご座特別（大井ダート1590m 内回り晴/重）に出走。鞍上は7戦連続で鷹見浩騎手（6戦3勝）。11頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。先手を取る形となり、超スローペースで馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のフリーダムウイングに3馬身の差をつけて4勝目を収める

11月27日、中4週で迎えた8戦目は、晩秋賞（大井ダート1590m 内回り曇/重）に出走。鞍上は8戦連続で鷹見浩騎手（7戦4勝）。12頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のエイリュウサンタに6馬身の差をつけて1着ゴールを果たした。

12月11日、中1週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた9戦目は、3歳地方重賞の東京湾カップ（船橋ダート1800m 雨/重）に出走。鞍上は9戦連続で鷹見浩騎手（8戦5勝）。14頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。競走中止となった。

4歳（2004年）

1月19日、中5週で迎えた10戦目は、ジャニュアリー賞（大井ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は10戦連続で鷹見浩騎手（9戦5勝）。14頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて悠々と抜け出し、最後は2着のバンブーレインボーに7馬身の差をつけて勝利を手に入れた。

2月16日、中3週で迎えた11戦目は、ハンデ戦のアレキサンドライト賞（大井ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は11戦連続で鷹見浩騎手（10戦6勝）。13頭立ての1番人気に推されて大外13番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、勝ったカセギガシラに詰め切れず、1馬身半差の2着に敗北した。

3月19日、中4週で迎えた12戦目は、スプリングタイム賞（大井ダート2000m 晴/稍重）に出走。鞍上は12戦連続で鷹見浩騎手（11戦6勝）。10頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線に入ると、前で粘るシャコーヤングを強烈な末脚で交わし去り、最後は1馬身の差をつけて7勝目を獲得した。

4月7日、中2週で迎えた13戦目は、トゥインクルオープニング賞（大井ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は13戦連続で鷹見浩騎手（12戦7勝）。11頭立ての1番人気に推されて大外11番ゲートからスタート。先陣を切る形となり、ミドルペースでレースを進める。先頭のまま2馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて抜け出し、最後は2着のヤスミダブリンに6馬身の差をつけて1着ゴールを果たした。

6月2日、中7週で迎えた14戦目は、地方重賞の大井記念（大井ダート2600m 晴/稍重）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は14戦連続で鷹見浩騎手（13戦8勝）。13頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のアイディンワンダーに2馬身の差をつけて先頭ゴールを果たした。

6月30日、中3週で迎えた15戦目は、G1の帝王賞GI（大井ダート2000m 晴/稍重）に出走。G1級競走への出走は初となった。鞍上は15戦連続で鷹見浩騎手（14戦9勝）。10頭立ての6番人気で9番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを7番手で通過。直線ではいいところがなく8着に終わった。

9月30日、約3か月の休養明けで迎えた16戦目は、地方重賞の東京記念（大井ダート2400m 晴/稍重）に出走。鞍上は16戦連続で鷹見浩騎手（15戦9勝）。14頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では見せ場を作れず8着に敗れた。

5歳（2005年）

1月18日、約3か月半の休み明けで馬体重を前走から18kg増やして迎えた17戦目は、ハンデ戦でオープンの’05ウインタースプリント（大井ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は17戦連続で鷹見浩騎手（16戦9勝）。13頭立ての6番人気で10番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では伸びが劣勢になり5着に敗れた。

6歳（2006年）

6月6日、約17か月の休み明けで馬体重を前走から13kg絞って迎えた18戦目は、坂井英光騎手を鞍上に迎えて、地方重賞の大井記念（大井ダート2600m 曇/良）に出走。11頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。先陣を切る恰好となり、非常に遅いペースでレースを牽引。しかし、徐々にポジションが下がり4コーナーを3番手で通過。最後は脚勢が鈍り11着に終わった。

6月29日、中2週で迎えた19戦目は、武蔵野オープン（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で坂井英光騎手（1戦0勝）。14頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く14着に敗れた。

8月2日、中4週で迎えた20戦目は、ハンデ地方重賞のサンタアニタトロフィー（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で坂井英光騎手（2戦0勝）。12頭立ての11番人気で10番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを12番手で通過。直線では目立つような脚を使えず12着に終わった。