トーアメイウン（1999年生、母フルーツカクテル）

トーアメイウン（1999年5月27日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は鹿毛。種牡馬のアジュディケーティング（当時12歳）と交配したフルーツカクテルが11歳のときに産んだ5番仔が本馬である。産地は北海道虻田郡豊浦町、生産者は（有）トーア牧場。戦績は、中央平地11戦3勝2着2回。2003年の中山金杯(ハンデG3)で2着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

藤原辰雄厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（2002年）

2月23日、デビュー戦は土谷智紀騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（中山芝2000m 晴/良）に出走。馬体重は462kg。15頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭に躍り出て、最後は2着のダンスールノーブルに2馬身半の差をつけて初白星を挙げた。

6月30日、約4か月の休み明けで迎えた2戦目は、四位洋文騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（函館芝2000m 晴/良）に出走。16頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを7番手で通過。直線ではビュッとキレる脚で猛進したが、勝ったハリケーンルドルフにねじ伏せられて2馬身差の2着となった。

7月14日、中1週で迎えた3戦目は、3歳以上500万下（函館芝2000m 雨/重）に出走。鞍上は2戦連続で四位洋文騎手（1戦0勝）。16頭立ての1番人気に推されて14番ゲートからスタート。主導権を奪い、若干速いペースで一団を牽引。先頭のまま2馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させてすんなりと抜け出し、最後は2着のトワイライトラナイに5馬身の差をつけて勝利を手中に収めた。

10月5日、約3か月の間隔を開けて迎えた4戦目は、3歳以上1000万下（中山芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は土谷智紀騎手（1戦1勝）。12頭立ての3番人気に推されて8番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の大外を通りながら4コーナーを3番手で通過。直線では伸びを欠き7着に敗れた。

10月27日、中2週で迎えた5戦目は、3歳以上1000万下の錦秋特別（中山芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で土谷智紀騎手（2戦1勝）。16頭立ての7番人気で9番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では脚を伸ばせず7着に敗れた。

11月16日、中2週で迎えた6戦目は、ハンデ戦で3歳以上1000万下の磐梯山特別（福島芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で土谷智紀騎手（3戦1勝）。16頭立ての6番人気で大外16番ゲートからスタート。主導権を握り、平均的なペースで一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では鮮やかな末脚を弾けさせて先頭を奪い、最後は2着のサバイバルバトルに2馬身半の差をつけて勝利を手に入れた。

12月15日、中3週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた7戦目は、ハンデ戦で3歳以上1600万下の冬至ステークス（中山芝2500m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で土谷智紀騎手（4戦2勝）。13頭立ての9番人気で12番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では伸びを欠き6着に終わった。

4歳（2003年）

1月5日、中2週で迎えた8戦目は、ハンデG3の中山金杯（中山芝2000m 曇/良）に50kgの軽斤量で出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は5戦連続で土谷智紀騎手（5戦2勝）。16頭立ての12番人気で12番ゲートからスタート。主導権を握り、リードを2馬身以上キープして、若干緩いペースで一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前の豊富なスタミナでしぶとく走り抜いたが、トーホウシデンに3/4馬身交わされて2着となった。

8月17日、約7か月半の休養明けで迎えた9戦目は、3歳以上1600万下の朱鷺ステークス（新潟芝1800m 外回り雨/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は6戦連続で土谷智紀騎手（6戦2勝）。14頭立ての9番人気で大外14番ゲートからスタート。先手を取る形となり、スローペースで馬群を先導。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は減速してしまい12着に終わった。

10月5日、中6週で馬体重を前走から14kg増やして迎えた10戦目は、3歳以上1600万下のニューマーケットカップ（中山芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で土谷智紀騎手（7戦2勝）。9頭立ての3番人気で大外9番ゲートからスタート。先手を奪う恰好となり、少し緩いペースで集団を先導。しかし、徐々にポジションが下がり4コーナーを3番手で通過。最後は脚を失くしてしまい9着に敗れた。

11月16日、中5週で迎えた11戦目は、鈴木慶太騎手を鞍上に迎えて、ハンデG3の福島記念（福島芝2000m 曇/良）に51kgの軽斤量で出走。16頭立ての15番人気で5番ゲートからスタート。逃げる恰好となり、後続を2馬身以上離して、ミドルペースでレースを牽引。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを11番手で通過。直線では末脚に勢いがなく16着に終わった。