クワイエット（2016年生、母スパイクラベンダー）
Quiet
2016.03.21
クワイエット（2016年3月21日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「ラベンダーの花言葉『沈黙』。母名より連想」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のローレルゲレイロ（当時12歳）と交配したスパイクラベンダーが7歳のときに産んだ初仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は佐藤牧場。戦績は、中央平地2戦0勝2着1回。主な勝ち鞍は2020年の一般C2四五。
経歴
デビュー前
1歳のとき、佐藤牧場から「北海道オータムセールサラブレッド1歳」に上場され、ブルーインベスターズによって216万円で落札された。
YGGオーナーズクラブにてで一口馬主が募集された。
服部利之厩舎（栗東）へ入厩。
2歳（2018年）
12月1日、デビュー戦は小牧太騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（阪神芝1600m 外回り 晴/良）に出走。馬体重は422kg。13頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを13番手で通過。直線では今一つ末脚が切れず13着に終わった。
12月22日、中2週で迎えた2戦目は、牝馬限定の2歳未勝利（阪神芝1600m 外回り 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で小牧太騎手（1戦0勝）。15頭立ての12番人気で11番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは、馬場の外目を通りながら2番手で通過。直線では持ち味のスタミナで最後まで奮闘したが、勝ったブランノワールにねじ伏せられて2馬身差の2着となった。
3歳（2019年）
2月3日、中5週で迎えた3戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（京都芝1600m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で小牧太騎手（2戦0勝）。12頭立ての7番人気で大外12番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では伸びが劣勢になり9着に終わった。
3月2日、中3週で迎えた4戦目は、3歳未勝利（阪神芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で小牧太騎手（3戦0勝）。16頭立ての9番人気で4番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず6着に終わった。
4歳（2020年）
4月24日、約14か月の休養明けで馬体重を前走から25kg増やして迎えた5戦目は、本田正重騎手を鞍上に迎えて、一般C2十三十四十五（浦和ダート1400m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。12頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。主導権を奪う形となり、平均ペースで馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では圧倒的な末脚を炸裂させて、最後は2着のレンベルガーに1馬身半の差をつけて初勝利を挙げた。
6月16日、中7週で迎えた6戦目は、一般C2四五（船橋ダート1500m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で本田正重騎手（1戦1勝）。9頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では猛烈な末脚を炸裂させて先頭をうかがい、最後は2着のゴールドライフをハナ差振り切って順当に勝利した。
6月29日、中1週で迎えた7戦目は、ポイント貯まって当たるかもSPAT4賞（浦和ダート1500m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で本田正重騎手（2戦2勝）。12頭立ての1番人気に推されて11番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。直線では伸びが劣勢になり6着に敗れた。
12月21日、約6か月の休養明けで迎えた8戦目は、一般C2四五（浦和ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で本田正重騎手（3戦2勝）。12頭立ての2番人気に推されて11番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のエレガンスヘイローに4馬身の差をつけて休み明け初戦を物にした。
5歳（2021年）
1月12日、中2週で迎えた9戦目は、一般C2三四（船橋ダート1200m 小雨/良）に出走。鞍上は5戦連続で本田正重騎手（4戦3勝）。12頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。端をきる形となり、やや速いペースで馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前のタフさで最後まで敢闘したが、バイカルにクビ差交わされて2着に甘んじた。
5月9日、約4か月の休養明けで迎えた10戦目は、4歳以上1勝クラス（中京芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は小牧太騎手（4戦0勝）。11頭立ての9番人気で10番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では今一つ伸び切れず11着に終わった。
5月29日、中2週で迎えた11戦目は、4歳以上1勝クラス（中京芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で小牧太騎手（5戦0勝）。9頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では見せ場を作れず9着に終わった。
6月26日、中3週で迎えた12戦目は、3歳以上1勝クラス（阪神芝1400m 小雨/良）に出走。鞍上は3戦連続で小牧太騎手（6戦0勝）。12頭立ての10番人気で大外12番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では今ひとつ伸びが無く10着に終わった。
8月15日、中6週で馬体重を前走から24kg増やして迎えた13戦目は、国分優作騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラス（小倉ダート1000m 曇/重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。14頭立ての14番人気で6番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線ではスパッと切れる脚を使えず14着に終わった。
9月12日、中3週で迎えた14戦目は、牝馬限定の3歳以上1勝クラス（中京ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は小牧太騎手（7戦0勝）。16頭立ての15番人気で12番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは15番手で通過。直線では今一つ伸び切れず15着に終わった。
10月2日、中2週で迎えた15戦目は、服部寿希騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上1勝クラス（中京ダート1200m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。12頭立ての12番人気で7番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず11着に終わった。
10月23日、中2週で迎えた16戦目は、3歳以上1勝クラス（阪神芝1600m 外回り 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で服部寿希騎手（1戦0勝）。15頭立ての15番人気で10番ゲートからスタート。先手を奪う恰好となり、少し緩いペースで集団を先導。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚を失くしてしまい8着に終わった。
11月20日、中3週で迎えた17戦目は、3歳以上1勝クラス（阪神芝1400m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は3戦連続で服部寿希騎手（2戦0勝）。18頭立ての18番人気で8番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では天性の負けん気を発揮してゴールまで力闘し、5着に入り込んだ。
12月18日、中3週で迎えた18戦目は、3歳以上1勝クラス（中京芝1400m 晴/稍重）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は4戦連続で服部寿希騎手（3戦0勝）。18頭立ての10番人気で4番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。最後は脚色が衰えて15着に終わった。
6歳（2022年）
3月12日、約3か月の間隔を開けて馬体重を前走から10kg減らして迎えた19戦目は、4歳以上1勝クラス（中京芝1400m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は5戦連続で服部寿希騎手（4戦0勝）。18頭立ての13番人気で14番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では伸びあぐねて16着に終わった。
4月2日、中2週で馬体重を前走から6kg戻して迎えた20戦目は、4歳以上1勝クラス（阪神芝1400m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は6戦連続で服部寿希騎手（5戦0勝）。17頭立ての14番人気で8番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では目立つような脚を使えず8着に終わった。
4月24日、中2週で迎えた21戦目は、4歳以上1勝クラス（阪神芝1600m 外回り 曇/稍重）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は7戦連続で服部寿希騎手（6戦0勝）。14頭立ての14番人気で5番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線ではじわじわとしか伸びず10着に終わった。
5月22日、中3週で迎えた22戦目は、4歳以上1勝クラス（中京芝1600m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は8戦連続で服部寿希騎手（7戦0勝）。14頭立ての13番人気で5番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では力強い脚捌きでゴールまで走り切り、3着に入り込んだ。
6月19日、中3週で迎えた23戦目は、3歳以上1勝クラス（阪神芝1600m 外回り 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は9戦連続で服部寿希騎手（8戦0勝）。11頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい7着に終わった。
10月1日、約3か月半の休み明けで迎えた24戦目は、3歳以上1勝クラス（中京芝1600m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は10戦連続で服部寿希騎手（9戦0勝）。13頭立ての13番人気で7番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線では決め手に欠いて9着に終わった。
10月29日、中3週で迎えた25戦目は、3歳以上1勝クラス（阪神芝1600m 外回り 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は11戦連続で服部寿希騎手（10戦0勝）。18頭立ての16番人気で8番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを10番手で通過。直線ではじわじわとしか伸びず9着に終わった。
12月3日、中4週で迎えた26戦目は、3歳以上1勝クラス（中京芝1600m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は12戦連続で服部寿希騎手（11戦0勝）。16頭立ての12番人気で8番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では切れる脚を使えず6着に終わった。
7歳（2023年）
1月14日、中5週で迎えた27戦目は、4歳以上1勝クラス（中京芝1600m 曇/重）に出走。鞍上は13戦連続で服部寿希騎手（12戦0勝）。16頭立ての13番人気で12番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始3番手を追走。直線では余力が残っておらず12着に終わった。
2月12日、中3週で迎えた28戦目は、4歳以上1勝クラス（阪神芝1600m 外回り 晴/良）に出走。鞍上は14戦連続で服部寿希騎手（13戦0勝）。17頭立ての15番人気で6番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く13着に終わった。
3月5日、中2週で迎えた29戦目は、鷲頭虎太騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1勝クラス（阪神芝1600m 外回り 晴/良）に出走。17頭立ての17番人気で13番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始17番手を追走。直線では上がり3位タイの末脚を繰り出したが上位争いには絡めず11着に終わった。
4月1日、中3週で迎えた30戦目は、河原田菜々騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1勝クラス（阪神芝2000m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。12頭立ての11番人気で8番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを12番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり9着に終わった。
7月8日、約3か月半の休み明けで馬体重を前走から14kg減らして迎えた31戦目は、牝馬限定の3歳以上1勝クラス（中京芝2000m 曇/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で河原田菜々騎手（1戦0勝）。15頭立ての15番人気で5番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを14番手で通過。直線では目立つような脚を使えず12着に終わった。
7月22日、中1週で迎えた32戦目は、田中健騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラスの香嵐渓特別（中京芝2000m 晴/良）に出走。12頭立ての11番人気で5番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では末脚がパッとせず10着に終わった。
8月19日、中3週で迎えた33戦目は、3歳以上1勝クラス（小倉芝1800m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は河原田菜々騎手（2戦0勝）。16頭立ての16番人気で7番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは15番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず13着に終わった。
2023年8月25日付で中央競馬の競走馬登録を抹消した。