バイカル（2017年生、母クラールハイト）
Baikal
2017.06.04
バイカル（2017年6月4日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「世界で最も透明度の高い湖の名前。母名より連想」。毛色は鹿毛。種牡馬のロージズインメイ（当時17歳）と交配したクラールハイトが9歳のときに産んだ3番仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者はムラカミファーム。主な勝ち鞍は2021年の一般C1二三。
経歴
デビュー前
勢司和浩厩舎（美浦）へ入厩。
2歳（2019年）
9月15日、デビュー戦は柴田大知騎手を鞍上に据えて、牝馬限定の2歳新馬（中山芝1600m 外回り 晴/良）に出走。馬体重は452kg。16頭立ての10番人気で3番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では出色の末脚を披露し、5着に入り込んだ。
9月29日、中1週で迎えた2戦目は、2歳未勝利（中山芝1600m 外回り 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で柴田大知騎手（1戦0勝）。16頭立ての12番人気で大外16番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では速い脚を使えず6着に終わった。
10月19日、中2週で迎えた3戦目は、牝馬限定の2歳未勝利（東京芝1600m 曇/不良）に出走。鞍上は3戦連続で柴田大知騎手（2戦0勝）。12頭立ての9番人気で1番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では上がり2位タイの末脚を繰り出したが上位争いには参加できず5着に終わった。
3歳（2020年）
8月9日、約10か月の休養明けで馬体重を前走から36kg増やして迎えた4戦目は、3歳未勝利（新潟芝1600m 外回り 曇/不良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は4戦連続で柴田大知騎手（3戦0勝）。18頭立ての8番人気で14番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後はタレてしまい9着に敗れた。
10月26日、約2か月半の間隔を開けて迎えた5戦目は、森泰斗騎手を鞍上に迎えて、3歳（船橋ダート1200m 晴/稍重）に出走。ダート戦への出走は初となった。12頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線で前を交わして先頭に立つと、途轍もない末脚を爆発させて、最後は2着のヴィクトリーレーンに3馬身の差をつけて初白星を挙げた。
12月4日、中5週で迎えた6戦目は、一般C2八九（船橋ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で森泰斗騎手（1戦1勝）。11頭立ての圧倒的1番人気に推されて4番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のロマンスピネルに2馬身の差をつけて圧倒的人気に応えた。
4歳（2021年）
1月12日、中5週で迎えた7戦目は、一般C2三四（船橋ダート1200m 小雨/良）に出走。鞍上は3戦連続で森泰斗騎手（2戦2勝）。12頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線に入ると、前で粘るクワイエットをクビ差だけ差し切って順当に勝利した。
2月9日、中3週で迎えた8戦目は、一般C1二三（船橋ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で森泰斗騎手（3戦3勝）。9頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では鮮烈な末脚を爆発させて先頭をうかがい、最後は2着のハクサンホーリーを3/4馬身振り切って破竹の4連勝を決めた。
3月16日、中4週で迎えた9戦目は、若葉スプリント（船橋ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で森泰斗騎手（4戦4勝）。11頭立ての圧倒的1番人気に推されて大外11番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線ではスパッと切れる脚で追い上げたが、抜け出したフィナルタにハナ差届かず2着に甘んじた。
4月6日、中2週で迎えた10戦目は、北極スプリント（船橋ダート1200m 晴/不良）に出走。鞍上は6戦連続で森泰斗騎手（5戦4勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて3番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前の粘り強さで最後まで脚を伸ばしたが、勝ったハクサンホーリーにねじ伏せられて2馬身差の2着に敗北した。
5月6日、中3週で迎えた11戦目は、矢野貴之騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定戦のアイドクレース賞（船橋ダート1200m 晴/稍重）に出走。9頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では持ち味のファイティングスピリットで最後まで奮戦したが、勝ったキモンルビーに詰め切れず、6馬身差の2着に敗北した。
8月10日、約3か月の休養明けで馬体重を前走から14kg減らして迎えた12戦目は、笹川翼騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定戦の馬い!?江戸前船橋飯塚海苔記念（船橋ダート1500m 晴/稍重）に出走。12頭立ての3番人気に推されて4番ゲートからスタート。逃げを打つ恰好となり、平均的なペースで集団を引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後は脚色が衰えて9着に敗れた。
9月3日、中2週で迎えた13戦目は、チューベローズスプリント（船橋ダート1200m 雨/不良）に出走。鞍上は森泰斗騎手（6戦4勝）。12頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では目の覚めるような末脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のマイクハージュに2馬身の差をつけて5勝目を手にした。
5歳（2022年）
3月24日、約6か月半の休養明けで迎えた14戦目は、牝馬限定戦の馬い!男は善一ブラック記念（船橋ダート1200m 晴/不良）に出走。鞍上は2戦連続で森泰斗騎手（7戦5勝）。12頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではいい脚を見せられず5着に敗れた。
4月13日、中2週で迎えた15戦目は、馬い!八幡平ドラゴンアイ開眼記念（船橋ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で森泰斗騎手（8戦5勝）。12頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では鮮烈な末脚を爆発させて先頭を奪い、最後は2着のカールスバートに1馬身半の差をつけて優勝
5月3日、中2週で迎えた16戦目は、カーネーションスプリント（船橋ダート1200m 晴/重）に出走。鞍上は4戦連続で森泰斗騎手（9戦6勝）。12頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では脚勢がやや衰え、4着に終わった。
6月22日、中6週で迎えた17戦目は、タチアオイスプリント（船橋ダート1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で森泰斗騎手（10戦6勝）。8頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。主導権を奪う恰好となり、平均的なペースで集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前のタフネスで最後まで脚を伸ばしたが、ベルフリップに交わされて2馬身半差の2着に敗北した。
7月25日、中4週で迎えた18戦目は、トリカブトスプリント（船橋ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で森泰斗騎手（11戦6勝）。11頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線で前を交わして先頭に立つと、一歩一歩確実に終いの脚を伸ばして、最後は2着のカールスバートに1馬身の差をつけて7勝目を奪取した。
8月22日、中3週で迎えた19戦目は、天の川スプリント（船橋ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は7戦連続で森泰斗騎手（12戦7勝）。8頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。逃げを打ち、ミドルペースでレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではしっかりと末脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のスパークジョイに2馬身の差をつけて1着ゴールを果たした。
6歳（2023年）
1月17日、約5か月の休養明けで迎えた20戦目は、酒々井スプリント（船橋ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で森泰斗騎手（13戦8勝）。11頭立ての1番人気に推されて大外11番ゲートからスタート。主導権を奪う形となり、平均ペースで馬群を牽引。しかし、徐々にポジションが下がり4コーナーを3番手で通過。直線では一完歩ずつ前との差を詰めて先頭に立ち、最後は2着のカミノホウオーを半馬身振り切って単勝一倍台の期待に応えた。
2月6日、中2週で迎えた21戦目は、浜風スプリント（船橋ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は9戦連続で森泰斗騎手（14戦9勝）。11頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。敢然と端を奪い、ミドルペースでレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では末脚を持続できず、3着に終わった。
3月16日、中4週で迎えた22戦目は、駿風スプリント（船橋ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は10戦連続で森泰斗騎手（15戦9勝）。11頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では末脚に勢いがなく6着に敗れた。
4月14日、中3週で迎えた23戦目は、ブルースタースプリント（船橋ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は11戦連続で森泰斗騎手（16戦9勝）。10頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では末脚がパッとせず7着に敗れた。
5月1日、中1週で迎えた24戦目は、川島正太郎騎手を鞍上に迎えて、くじらスプリント（船橋ダート1200m 晴/良）に出走。12頭立ての9番人気で3番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始6番手を追走。最後は垂れてしまい12着に終わった。
8月25日、約4か月の休養明けで迎えた25戦目は、やまなみ五湖「宮ケ瀬湖」「奥相模湖」賞（川崎ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は森泰斗騎手（17戦9勝）。10頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを7番手で通過。直線では今一つ末脚が切れず7着に終わった。
9月26日、中4週で迎えた26戦目は、張田昂騎手を鞍上に迎えて、ベゴニアスプリント（船橋ダート1200m 曇/良）に出走。12頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。果敢に端をきり、ミドルペースで一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後はガス欠状態になり7着に敗れた。
10月25日、中3週で迎えた27戦目は、オクトーバーダッシュ（船橋ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は森泰斗騎手（18戦9勝）。14頭立ての8番人気で11番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では末脚が振るわず12着に終わった。
12月31日、中9週で馬体重を前走から18kg増やして迎えた28戦目は、吉原寛人騎手を鞍上に迎えて、一般C1-4（高知ダート1400m 晴/重）に出走。10頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。ハナに立つ恰好となり、で馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では鮮やかな末脚を炸裂させて、最後は2着のロードグリュックに2馬身の差をつけて10勝目を達成した。
7歳（2024年）
1月17日、中1週で迎えた29戦目は、井上瑛太騎手を鞍上に迎えて、地球33番地特別（高知ダート1400m 晴/良）に出走。9頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。先手を奪う恰好となり、で集団を先導。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では伸びが甘くなり、3着に終わった。
1月31日、中1週で迎えた30戦目は、宮川実騎手を鞍上に迎えて、観音岩特別（高知ダート1300m 小雨/重）に出走。8頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。ハナに立ち、で集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚色が衰えて5着に敗れた。
2月14日、中1週で迎えた31戦目は、嫉妬の炎特別（高知ダート1600m 晴/重）に出走。鞍上は吉原寛人騎手（1戦1勝）。8頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。直線では天性の負けん性を発揮してゴールまで力闘したが、3着に終わった。
3月26日、中5週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた32戦目は、一般B3（高知ダート1300m 晴/不良）に出走。鞍上は2戦連続で吉原寛人騎手（2戦1勝）。11頭立ての2番人気に推されて12番ゲートからスタート。果敢に端をきり、で一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では上々の伸びを見せたが、ミズワリヲクダサイに交わされて2馬身差の2着に敗北した。
4月13日、中2週で馬体重を前走から6kg絞って迎えた33戦目は、一般B4（高知ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は宮川実騎手（1戦0勝）。8頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。ハナに立ち、で集団を引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では見せ場を作れず5着に敗れた。
4月28日、中1週で迎えた34戦目は、渡辺彩夢特別（高知ダート1400m 晴/不良）に出走。鞍上は2戦連続で宮川実騎手（2戦0勝）。10頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。最後は脚勢が悪くなり10着に終わった。