アイスドール（2003年生、母ビスクドール）
Ice Doll
2003.02.15
アイスドール（2003年2月15日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。馬名の意味は「氷の人形」。毛色は栗毛。種牡馬のキャプテンスティーヴ（当時6歳）と交配したビスクドールが6歳のときに産んだ初仔が本馬である。産地は北海道勇払郡早来町、生産者はノーザンファーム。戦績は、中央平地23戦6勝2着2回、地方2戦0勝。2008年のエニフステークス(オープン)に勝利した他、2008年のクイーン賞(牝ハンデJpn3)で3着に入るなどの活躍をした。
プロフィール
基本情報
- 通算成績
- 25戦6勝 [6-2-3-14/25]
- 総賞金国内
- 1億2,242万円
- 生年月日
- 2003年2月15日
- 出生国
- 日本
- 品種
- サラブレッド
- 性別
- 牝
- 毛色
- 栗毛
- 厩舎
- 池江泰寿栗東
- 馬主
- （有）サンデーレーシング
- 生産者
- ノーザンファーム
- 一口馬主募集クラブ
- サンデーサラブレッドクラブ
- 一口馬主募集価格
- 1,400万円35万円×40口
- 抹消情報
- 中央：2009年2月19日抹消
地方：2009年3月4日抹消
性質分析
- 距離適性
- コース適正
- 馬場適正
- 成長
- 馬体重
- 脚質
- 出脚
- 末脚
- スタミナ
- 出走回数
回収率
血統
概要
母のビスクドールは中央平地8戦0勝2着1回。祖母のフェアリードールは海外1戦0勝。曾祖母のDream Dealは海外G1・1勝（米国ダ）。父のキャプテンスティーヴは海外G1・4勝（米国ダ[3勝],唖国ダ）。
近親馬
※活躍馬のみ。産駒
7代内クロス
| 種別 | 馬名 | クロス | 血量 |
|---|---|---|---|
| き | Pharamond＝Sickle | 7×6 | 2.34% |
| き | Pharos＝Fairway | 7*7×7 | 2.34% |
| き | Bull Dog＝Sir Gallahad | 7×7 | 1.56% |
| 牡 | Northern Dancer | 4×4 | 12.5% |
| 牡 | Native Dancer | 5*6×6*6 | 7.81% |
| 牡 | Swaps | 6×6 | 3.12% |
| 牡 | Nasrullah | 6*6*7×7 | 4.68% |
| 牡 | Sun Again | 6*7×7 | 3.12% |
| 牡 | Blue Larkspur | 6×7*7 | 3.12% |
| 牡 | Nearco | 6*7*7×6*7*7 | 6.25% |
| 牡 | Mahmoud | 7×6*7*7 | 3.9% |
| 牡 | Khaled | 7×7*7 | 2.34% |
| 牡 | Hyperion | 7*7×7*7*7*7 | 4.68% |
| 牡 | Gold Bridge | 7×7 | 1.56% |
| 牡S | Bold Ruler | 5*6 | 4.68% |
| 牡S | My Babu | 6*6 | 3.12% |
| 牡S | Discovery | 7*7 | 1.56% |
| 牝 | Almahmoud | 6×5*6 | 6.25% |
5代血統表
血統分類
- サイアーライン
- ダマスカス系
- ファミリーナンバー
- 9-f
レース成績
経歴
デビュー前
サンデーサラブレッドクラブにて総額1,400万円（35万×40口）で一口馬主が募集された。
池江泰寿厩舎（栗東）へ入厩。
2歳（2005年）
8月21日、デビュー戦は後藤浩輝騎手を鞍上に据えて、牝馬限定の2歳新馬（新潟芝1400m 晴/良）に出走。馬体重は446kg。18頭立ての1番人気に推されて14番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では矢のように急駛したが、抜け出したフォーナインミダスにハナ差届かず2着に甘んじた。
10月1日、中5週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた2戦目は、武豊騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の2歳未勝利（阪神芝1400m 曇/良）に出走。16頭立ての圧倒的1番人気に推されて大外16番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線に入ると、前で粘るコスモダンスナイトを異次元の末脚でハナ差だけ差し切って初白星を挙げた。
11月13日、中5週で迎えた3戦目は、藤岡佑介騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定2歳500万下の赤松賞（東京芝1600m 晴/良）に出走。13頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線に入ると、前で粘るキャンディーストアを次元の違う末脚で交わし去り、最後は1馬身の差をつけて2勝目を収める
12月4日、中2週で迎えた4戦目は、牝馬限定2歳G1の阪神ジュベナイルフィリーズ（阪神芝1600m 雨/良）に出走。G1級競走への出走は初となった。鞍上は2戦連続で藤岡佑介騎手（1戦1勝）。18頭立ての5番人気で大外18番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、17番手を追走し、4コーナーは16番手で通過。直線では上がり2位タイの末脚を見せたが上位には割り込めず7着に敗れた。
3歳（2006年）
2月18日、約2か月半の間隔を開けて迎えた5戦目は、牝馬限定3歳G3のクイーンカップ（東京芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で藤岡佑介騎手（2戦1勝）。16頭立ての2番人気に推されて12番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線ではジワジワと長く脚を使ってゴールまで走り切ったが、5着に終わった。
3月18日、中3週で迎えた6戦目は、福永祐一騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定3歳G3のフラワーカップ（中山芝1800m 曇/良）に出走。16頭立ての3番人気に推されて1番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では力感溢れるフットワークでゴールまで頑張ったが、5着に終わった。
4月23日、中4週で迎えた7戦目は、牝馬限定3歳G2のフローラステークス（東京芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は後藤浩輝騎手（1戦0勝）。18頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では今一つ伸び切れず8着に敗れた。
7月1日、中9週で迎えた8戦目は、牝馬限定の3歳以上1000万下の三春駒特別（福島芝1800m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で後藤浩輝騎手（2戦0勝）。16頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを6番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、5着に終わった。
8月13日、中5週で迎えた9戦目は、江田照男騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上1000万下の月岡温泉特別（新潟芝1400m 曇/良）に出走。18頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では目を引く伸び脚で猛追したが、抜け出したトシザサンサンにハナ差届かず2着に甘んじた。
9月9日、中3週で迎えた10戦目は、牝馬限定3歳オープンの紫苑ステークス（中山芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で江田照男騎手（1戦0勝）。15頭立ての3番人気に推されて2番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では力強い脚捌きでゴールまで頑張ったが、3着に終わった。
10月8日、中3週で迎えた11戦目は、牝馬限定の3歳以上1000万下の鷹巣山特別（東京芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で江田照男騎手（2戦0勝）。18頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず7着に敗れた。
12月17日、中9週で迎えた12戦目は、牝馬限定の3歳以上1000万下（中山芝1600m 外回り 晴/良）に出走。鞍上は後藤浩輝騎手（3戦0勝）。16頭立ての4番人気に推されて7番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では末脚にキレが無く8着に敗れた。
4歳（2007年）
5月20日、約5か月の休養明けで馬体重を前走から20kg増やして迎えた13戦目は、赤木高太郎騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上1000万下（中京芝1800m 晴/良）に出走。13頭立ての3番人気に推されて5番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、終始4番手を追走。最後は脚色が衰えて10着に敗れた。
6月16日、中3週で馬体重を前走から16kg絞って迎えた14戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は武豊騎手（1戦1勝）。16頭立ての1番人気に推されて12番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線に入ると、前で粘るテンザンコノハナを次元の違う末脚で交わし去り、最後は3馬身半の差をつけて久方ぶりに勝利を挙げた。
7月29日、中5週で迎えた15戦目は、和田竜二騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下の響灘特別（小倉ダート1700m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての2番人気に推されて13番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の大外を通りながら4コーナーを4番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭に立ち、最後は2着のクリーンを3/4馬身振り切って4勝目を挙げた。
11月3日、約3か月の休養明けで馬体重を前走から18kg増やして迎えた16戦目は、ハンデ戦で3歳以上1600万下の花園ステークス（京都ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は武豊騎手（2戦2勝）。13頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では一気に末脚を伸ばして先頭に立ち、最後は2着のイセノイチをハナ差振り切って5勝目を手にした。
12月8日、中4週で迎えた17戦目は、ハンデ戦でオープンの師走ステークス（中山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は後藤浩輝騎手（4戦0勝）。16頭立ての2番人気に推されて大外16番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では末脚に勢いがなく14着に敗れた。
5歳（2008年）
2月27日、約2か月半の間隔を開けて迎えた18戦目は、牝馬限定Jpn2のエンプレス杯（川崎ダート2100m 晴/重）に出走。鞍上は武豊騎手（3戦3勝）。11頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではやや伸びを欠き、4着に終わった。
4月26日、中7週で迎えた19戦目は、安藤光彰騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定G3の福島牝馬ステークス（福島芝1800m 曇/良）に出走。16頭立ての13番人気で15番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では末脚が冴えず7着に終わった。
5月11日、中1週で迎えた20戦目は、松岡正海騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦でオープンのオアシスステークス（東京ダート1600m 曇/不良）に52kgの軽斤量で出走。16頭立ての12番人気で13番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは15番手で通過。直線ではパワフルな末脚を発揮し、3着に入り込んだ。
5月31日、中2週で馬体重を前走から14kg減らして迎えた21戦目は、欅ステークス（東京ダート1400m 小雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で松岡正海騎手（1戦0勝）。16頭立ての4番人気に推されて12番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線では決め手に欠いて14着に敗れた。
9月27日、約4か月の休養明けで馬体重を前走から18kg戻して迎えた22戦目は、川田将雅騎手を鞍上に迎えて、エニフステークス（阪神ダート1400m 晴/良）に出走。16頭立ての8番人気で大外16番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、徐々に進出して、馬場の大外を通りながら4コーナーを10番手で通過。直線に入ると、前で粘るサチノスイーティーを圧倒的な末脚で半馬身差し切って6勝目を挙げた。
11月23日、中7週で馬体重を前走から12kg絞って迎えた23戦目は、霜月ステークス（東京ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は松岡正海騎手（2戦0勝）。16頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線では切れ味光る末脚を繰り出したが、5着に終わった。
12月10日、中1週で迎えた24戦目は、牝馬限定のハンデJpn3のクイーン賞（船橋ダート1800m 晴/不良）に出走。鞍上は川田将雅騎手（1戦1勝）。14頭立ての3番人気に推されて8番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では切れ味鋭い末脚を発揮したが、3着に終わった。
6歳（2009年）
2月14日、中8週で迎えた25戦目は、ハンデ戦でオープンのアルデバランステークス（京都ダート1800m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で川田将雅騎手（2戦1勝）。16頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを13番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり11着に敗れた。