レインボークイーン（1993年生、母レインボースキー）

レインボークイーン（1993年5月12日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。毛色は栗毛。種牡馬のリンドシェーバー（当時5歳）と交配したレインボースキーが13歳のときに産んだ5番仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は（有）千葉飯田牧場。戦績は、中央平地24戦3勝2着5回、地方5戦0勝。1996年の秋華賞(牝G1)で4着に入った他、1996年のクイーンステークス(牝G3)に勝利するなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

星川薫厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（1996年）

3月17日、デビュー戦は本田優騎手を鞍上に据えて、4歳未出走（中京ダート1000m 雨/不良）に出走。馬体重は474kg。13頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では終いの伸びを欠き、4着に終わった。

3月24日、連闘で迎えた2戦目は、4歳未出走（中京ダート1700m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で本田優騎手（1戦0勝）。8頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。主導権を奪う恰好となり、少し緩いペースで集団を先導。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では我慢強くタフに走り抜いたが、マイネアモーレに交わされて3馬身半差の2着に敗北した。

5月12日、中6週で迎えた3戦目は、牝馬限定の4歳未勝利（京都ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で本田優騎手（2戦0勝）。13頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。ハナを奪う恰好となり、ゆったりとしたペースで集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のテルノマジックに5馬身の差をつけて未勝利勝ちを決めた。

6月16日、中4週で迎えた4戦目は、4歳以上500万下（札幌ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で本田優騎手（3戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。端をきり、遅いペースで一団を牽引。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを7番手で通過。直線では伸びが鈍く8着に敗れた。

6月22日、連闘で迎えた5戦目は、4歳以上500万下（札幌芝1200m 曇/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。鞍上は5戦連続で本田優騎手（4戦1勝）。13頭立ての6番人気で12番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。最後はユーキャンフライと並んで2着同着となった。

7月6日、中1週で迎えた6戦目は、4歳以上500万下の礼文特別（札幌芝1200m 小雨/稍重）に出走。鞍上は6戦連続で本田優騎手（5戦1勝）。16頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線ではスパッとキレる脚で追い上げたが、抜け出したサンライトコールを差し切れず、1馬身半差の2着に敗北した。

7月21日、中1週で迎えた7戦目は、田原成貴騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上500万下のえりも特別（札幌芝1200m 曇/良）に出走。12頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線ではジワジワと長く脚を使ってゴールまで走り切ったが、4着に終わった。

7月27日、連闘で馬体重を前走から14kg減らして迎えた8戦目は、4歳以上500万下（札幌芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は本田優騎手（6戦1勝）。16頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のサクラエキスパートに1馬身1/4の差をつけて1着ゴールを果たした。

8月11日、中1週で馬体重を前走から12kg戻して迎えた9戦目は、牝馬限定の4歳以上900万下のかもめ島特別（函館芝1800m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で本田優騎手（7戦2勝）。6頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では持ち前のタフネスでしぶとく脚を伸ばしたが、勝ったリッツリーターにねじ伏せられてクビ差の2着となった。

9月8日、中3週で迎えた10戦目は、牝馬限定の4歳以上900万下の津軽海峡特別（函館芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で本田優騎手（8戦2勝）。12頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では鮮やかな伸び脚で急追したが、抜け出したプリンセストウジンにクビ差届かず2着に甘んじた。

9月29日、中2週で迎えた11戦目は、牝馬限定3歳G3のクイーンステークス（中山芝1800m 晴/良）に出走。重賞競走への出走及び長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は4戦連続で本田優騎手（9戦2勝）。14頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の外目を通りながら4コーナーを2番手で通過。直線では豪快に終いの脚を伸ばして先頭に立ち、最後は2着のフジノヤマザクラをクビ差振り切って重賞初挑戦初制覇を果たした。

10月20日、中2週で迎えた12戦目は、牝馬限定3歳G1の秋華賞（京都芝2000m 曇/良）に出走。G1級競走への出走は初となった。鞍上は5戦連続で本田優騎手（10戦3勝）。18頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の外目を通りながら4コーナーを5番手で通過。直線ではキレのいい末脚を披露し、4着に入った。

11月10日、中2週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた13戦目は、牝馬限定G1のエリザベス女王杯（京都芝2200m 外回り曇/良）に出走。鞍上は6戦連続で本田優騎手（11戦3勝）。16頭立ての9番人気で5番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。最後はタレてしまい10着に終わった。

4歳（1997年）

6月8日、約7か月の休養明けで馬体重を前走から22kg絞って迎えた14戦目は、巴賞（函館芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で本田優騎手（12戦3勝）。9頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後はタレてしまい8着に終わった。

7月6日、中3週で馬体重を前走から18kg戻して迎えた15戦目は、4歳以上1600万下の漁火ステークス（函館芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で本田優騎手（13戦3勝）。14頭立ての4番人気で11番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを2番手で通過。最後は脚色が鈍り10着に敗れた。

7月20日、中1週で迎えた16戦目は、ハンデ戦でオープンのUHB杯（函館芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は9戦連続で本田優騎手（14戦3勝）。13頭立ての10番人気で3番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では今一つ末脚が切れず8着に終わった。

8月3日、中1週で迎えた17戦目は、札幌競馬場開設90周年記念札幌日経オープン（札幌芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は10戦連続で本田優騎手（15戦3勝）。14頭立ての9番人気で10番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず7着に終わった。

8月17日、中1週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた18戦目は、G2の札幌記念（札幌芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は11戦連続で本田優騎手（16戦3勝）。13頭立ての11番人気で大外13番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを12番手で通過。直線では伸びを欠き13着に終わった。

8月31日、中1週で迎えた19戦目は、道新杯（札幌芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は12戦連続で本田優騎手（17戦3勝）。10頭立ての10番人気で大外10番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では上がり2位の末脚を見せたが上位争いには参加できず8着に終わった。

10月12日、中5週で迎えた20戦目は、牝馬限定G3の府中牝馬ステークス（東京芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は13戦連続で本田優騎手（18戦3勝）。11頭立ての9番人気で2番ゲートからスタート。端を取り切り、落ち着いたペースでレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚勢が衰えて10着に終わった。

11月8日、中3週で迎えた21戦目は、4歳以上1600万下のドンカスターステークス（京都芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は14戦連続で本田優騎手（19戦3勝）。18頭立ての12番人気で10番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始18番手を追走。直線では速い脚を使えず16着に終わった。

12月14日、中4週で迎えた22戦目は、上籠勝仁騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1600万下の元町ステークス（阪神ダート1400m 晴/良）に出走。16頭立ての10番人気で6番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを14番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり11着に終わった。

5歳（1998年）

1月10日、中3週で迎えた23戦目は、ハンデ戦で5歳以上1600万下の新春ステークス（京都芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は本田優騎手（20戦3勝）。16頭立ての16番人気で13番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では伸びが劣勢になり14着に終わった。

1月31日、中2週で迎えた24戦目は、小林徹弥騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定G3の京都牝馬特別（京都芝1600m 外回り曇/良）に出走。13頭立ての13番人気で8番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後は脚勢が悪くなり12着に終わった。

7月3日、約5か月の休養明けで迎えた25戦目は、石井勝男騎手を鞍上に迎えて、地方重賞の報知オールスターカップ（川崎ダート1600m 晴/良）に出走。13頭立ての10番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを13番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず13着に終わった。

7月23日、中2週で迎えた26戦目は、ハンデ地方重賞のサンタアニタトロフィー（大井ダート1600m 内回り曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で石井勝男騎手（1戦0勝）。15頭立ての9番人気で1番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい11着に終わった。

8月7日、中1週で迎えた27戦目は、牝馬限定のハンデ地方重賞のトゥインクルレディー賞（大井ダート1600m 内回り晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で石井勝男騎手（2戦0勝）。16頭立ての11番人気で8番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では最後まで息が続かず14着に終わった。

9月2日、中3週で迎えた28戦目は、G3のさきたま杯（浦和ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で石井勝男騎手（3戦0勝）。11頭立ての11番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始11番手を追走。直線では上がり0位の末脚を繰り出したが上位には割り込めず7着に終わった。

10月21日、中6週で馬体重を前走から15kg増やして迎えた29戦目は、柿本政男騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定G3のクイーン賞（船橋ダート1800m 雨/稍重）に出走。11頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では今ひとつ伸びが無く7着に終わった。