ウインザーローズ（1988年生、母メイワキミコ）

ウインザーローズ（1988年4月4日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。毛色は黒鹿毛。種牡馬のウインザーノット（当時8歳）と交配したメイワキミコが15歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は（有）明和牧場。戦績は、中央平地19戦3勝2着3回。主な勝ち鞍は1992年の土湯特別(500万下)。

経歴

デビュー前

鈴木康弘厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（1990年）

12月2日、デビュー戦は増沢末夫騎手を鞍上に据えて、牝馬限定の3歳新馬（中山芝1200m 外回り晴/良）に出走。馬体重は404kg。12頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るゲイメホーンを鮮やかな末脚で交わし去り、最後は1馬身1/4の差をつけて初勝利を挙げた。

12月8日、連闘で迎えた2戦目は、3歳500万下の黒松賞（中山芝1200m 外回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で増沢末夫騎手（1戦1勝）。12頭立ての3番人気に推されて大外12番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では持ち前のタフネスでしぶとく脚を伸ばしたが、勝ったキタノオゴジョにねじ伏せられてクビ差の2着に惜敗した。

3歳（1991年）

1月7日、中3週で迎えた3戦目は、牝馬限定3歳オープンのフローラステークス（中山芝1200m 外回り晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で増沢末夫騎手（2戦1勝）。14頭立ての2番人気に推されて13番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、馬場の外目を回って2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後は垂れてしまい13着に敗れた。

2月2日、中3週で迎えた4戦目は、牝馬限定の4歳500万下（東京ダート1200m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は4戦連続で増沢末夫騎手（3戦1勝）。9頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では終いの伸びを欠き、3着に終わった。

4歳（1992年）

5月16日、約15か月半の休養明けで迎えた5戦目は、塚越一弘騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の5歳以上500万下（新潟ダート1200m 曇/重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。11頭立ての3番人気で大外11番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。最後は失速してしまい7着に敗れた。

6月28日、中5週で馬体重を前走から14kg増やして迎えた6戦目は、酒井健二騎手を鞍上に迎えて、5歳以上500万下（福島ダート1000m 晴/良）に出走。7頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では忍耐力が光る走りを見せたが、勝ったメジロシャネルに詰め切れず、5馬身差の2着に敗北した。

7月5日、連闘で迎えた7戦目は、5歳以上500万下（福島ダート1000m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で酒井健二騎手（1戦0勝）。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて7番ゲートからスタート。ハナに立つ形となり、スローペースで馬群を先導。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線に入ると、前で粘るヒューストンシチーを豪脚で交わし去り、最後は2馬身半の差をつけて圧倒的支持に応えた。

7月18日、中1週で迎えた8戦目は、谷中公一騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上500万下（新潟ダート1000m 曇/不良）に出走。10頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではあとひと押しが利かず、3着に終わった。

8月1日、中1週で迎えた9戦目は、土谷智紀騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（新潟ダート1000m 晴/良）に出走。12頭立ての3番人気に推されて6番ゲートからスタート。先頭に立つ格好となり、ややスローペースでレースを牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では速い脚を持続できず、3着に終わった。

8月16日、中1週で迎えた10戦目は、4歳以上500万下（新潟ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で土谷智紀騎手（1戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。端に立つ形となり、極端なスローペースで馬群を牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではしぶとく伸び続けたが、カガヤキに交わされて1馬身3/4差の2着に敗北した。

8月30日、中1週で迎えた11戦目は、4歳以上500万下（新潟ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で土谷智紀騎手（2戦0勝）。8頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。逃げを打ち、若干遅いペースでレースを進める。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では余力が残っておらず7着に敗れた。

10月10日、中5週で馬体重を前走から18kg減らして迎えた12戦目は、天間昭一騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下の岩谷特別（福島芝1000m 晴/良）に出走。14頭立ての4番人気で10番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では力強い脚運びでゴールまで頑張ったが、5着に終わった。

10月24日、中1週で迎えた13戦目は、沢昭典騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下の土湯特別（福島芝1200m 曇/良）に出走。16頭立ての7番人気で12番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るギャロップビーナスを猛烈な末脚で半馬身差し切って勝利を手に入れた。

12月5日、中5週で迎えた14戦目は、ハンデ戦で4歳以上900万下の伊吹山特別（中京芝1200m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は酒井健二騎手（2戦1勝）。16頭立ての3番人気に推されて5番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを7番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい7着に敗れた。

12月26日、中2週で迎えた15戦目は、4歳以上900万下（中山芝1200m 外回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で酒井健二騎手（3戦1勝）。15頭立ての11番人気で4番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず9着に終わった。

5歳（1993年）

1月6日、中1週で迎えた16戦目は、牝馬限定の5歳以上900万下（中山ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で酒井健二騎手（4戦1勝）。12頭立ての10番人気で7番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず8着に終わった。

1月17日、中1週で迎えた17戦目は、牝馬限定の5歳以上900万下（中山ダート1200m 晴/重）に出走。鞍上は4戦連続で酒井健二騎手（5戦1勝）。10頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では今一つ伸び切れず8着に終わった。

1月30日、中1週で迎えた18戦目は、牝馬限定の5歳以上900万下（東京ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で酒井健二騎手（6戦1勝）。14頭立ての12番人気で4番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では上がり3位の伸び脚を披露したが上位争いには加われず7着に終わった。

2月13日、中1週で迎えた19戦目は、牝馬限定の5歳以上900万下の中津川特別（東京ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で酒井健二騎手（7戦1勝）。12頭立ての12番人気で4番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では決め手に欠いて6着に終わった。