ハナソメイ（2015年生、母エポキシ）

ハナソメイ（2015年1月23日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。馬名の意味は「花染衣、桜の品種名」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のタートルボウル（当時13歳）と交配したエポキシが7歳のときに産んだ2番仔が本馬である。産地は北海道安平町、生産者はノーザンファーム。戦績は、中央平地6戦1勝。主な勝ち鞍は2018年の3歳新馬。

経歴

デビュー前

当歳のとき、ノーザンファームから「セレクトセールサラブレッド当歳」に上場され、林瑛子によって972万円で落札された。

橋口慎介厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（2018年）

1月14日、デビュー戦は藤岡康太騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（中京芝2000m 晴/良）に出走。馬体重は424kg。18頭立ての9番人気で1番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るプラードデラルスを上がり4位タイの末脚で3/4馬身差し切って初勝利を挙げた。

2月10日、中3週で迎えた2戦目は、3歳500万下のあすなろ賞（小倉芝2000m 雨/稍重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で藤岡康太騎手（1戦1勝）。12頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では脚が残っておらず9着に敗れた。

3月24日、中5週で迎えた3戦目は、松若風馬騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下の大寒桜賞（中京芝2200m 晴/稍重）に出走。11頭立ての11番人気で6番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線では上がり2位タイの末脚を繰り出したが上位争いには参加できず7着に終わった。

8月4日、約4か月半の休養明けで馬体重を前走から16kg増やして迎えた4戦目は、武豊騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上500万下の都井岬特別（小倉芝2000m 晴/良）に出走。13頭立ての7番人気で12番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず5着に敗れた。

9月16日、中5週で迎えた5戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（阪神芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は藤岡康太騎手（2戦1勝）。15頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後は脚が止まってしまい11着に敗れた。

10月13日、中3週で迎えた6戦目は、西村淳也騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（新潟芝1800m 外回り晴/良）に50kgの軽斤量で出走。14頭立ての9番人気で5番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では天性の負けじ心を発揮してゴールまで力闘し、5着を確保した。

4歳（2019年）

7月6日、約9か月の休み明けで馬体重を前走から14kg増やして迎えた7戦目は、牝馬限定の3歳以上1勝クラス（中京芝1600m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で西村淳也騎手（1戦0勝）。16頭立ての10番人気で4番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線ではジリ脚になってしまい7着に終わった。

8月4日、中3週で迎えた8戦目は、牝馬限定の3歳以上1勝クラス（小倉ダート1700m 晴/良）に出走。ダート戦への出走及び長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は3戦連続で西村淳也騎手（2戦0勝）。14頭立ての9番人気で8番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では全く伸びず8着に終わった。

9月1日、中3週で迎えた9戦目は、3歳以上1勝クラスの若戸大橋特別（小倉芝1800m 小雨/重）に出走。鞍上は武豊騎手（1戦0勝）。16頭立ての10番人気で4番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線ではいい脚を見せられず14着に終わった。

11月3日、中8週で迎えた10戦目は、藤田菜七子騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラス（福島芝2000m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。14頭立ての11番人気で4番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では見所を作れず9着に終わった。

12月14日、中5週で迎えた11戦目は、国分恭介騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラス（阪神芝1800m 外回り晴/良）に出走。15頭立ての13番人気で2番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。最後は脚が止まってしまい11着に終わった。

5歳（2020年）

3月14日、約3か月の休養明けで迎えた12戦目は、亀田温心騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上1勝クラス（中京芝1600m 曇/重）に52kgの軽斤量で出走。16頭立ての13番人気で4番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線では今一つ末脚が切れず10着に終わった。

4月19日、中4週で迎えた13戦目は、小崎綾也騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1勝クラス（阪神芝2200m 曇/良）に出走。8頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では持ち前の豊富なスタミナでしぶとく走り抜いたが、勝ったジンゴイストに詰め切れず、2馬身半差の2着となった。

2021年1月23日付で中央競馬の競走馬登録を抹消した。