カシノグローブ（2007年生、母クローバタテヤマ）

カシノグローブ（2007年3月5日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋地球産」。毛色は青鹿毛。種牡馬のキングヘイロー（当時12歳）と交配したクローバタテヤマが10歳のときに産んだ2番仔が本馬である。産地は鹿児島県、生産者は坂東島繁藤。戦績は、中央平地14戦0勝、地方5戦2勝。主な勝ち鞍は2010年の大隅特別。

経歴

デビュー前

1歳のとき、坂東島繁藤から「九州1歳市場サラブレッド1歳」に上場されたが主取りとなった。

田所清広厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2009年）

7月18日、デビュー戦は小坂忠士騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（小倉芝1000m 晴/良）に出走。馬体重は428kg。13頭立ての12番人気で9番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい8着に終わった。

8月1日、中1週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた2戦目は、2歳未勝利（小倉芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で小坂忠士騎手（1戦0勝）。18頭立ての13番人気で15番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線ではパワフルな末脚を繰り出し、6着に入り込んだ。

8月15日、中1週で迎えた3戦目は、2歳未勝利（小倉芝1200m 雨/重）に出走。鞍上は3戦連続で小坂忠士騎手（2戦0勝）。18頭立ての11番人気で大外18番ゲートからスタート。壮絶なハイペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では見所を作れず12着に終わった。

8月29日、中1週で迎えた4戦目は、2歳オープンのひまわり賞（小倉芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で小坂忠士騎手（3戦0勝）。17頭立ての17番人気で大外17番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、終始17番手を追走。直線では上がり2位の末脚を見せたが上位争いには加われず8着に終わった。

10月4日、中4週で馬体重を前走から14kg増やして迎えた5戦目は、国分恭介騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（阪神芝1400m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。15頭立ての13番人気で1番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では末脚が振るわず8着に終わった。

10月25日、中2週で迎えた6戦目は、2歳未勝利（京都芝1600m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で国分恭介騎手（1戦0勝）。11頭立ての11番人気で8番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では見せ場なく10着に終わった。

11月7日、中1週で迎えた7戦目は、2歳未勝利（京都芝1400m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は3戦連続で国分恭介騎手（2戦0勝）。11頭立ての10番人気で3番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後は脚色が鈍り9着に終わった。

11月21日、中1週で迎えた8戦目は、藤岡康太騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（京都ダート1400m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。16頭立ての13番人気で1番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始16番手を追走。直線では速い脚を使えず15着に終わった。

12月20日、中3週で迎えた9戦目は、2歳未勝利（阪神芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で藤岡康太騎手（1戦0勝）。17頭立ての17番人気で16番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線ではいいところがなく17着に終わった。

3歳（2010年）

1月5日、中1週で迎えた10戦目は、3歳未勝利（京都ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は小坂忠士騎手（4戦0勝）。16頭立ての16番人気で6番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを11番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず10着に終わった。

1月26日、中2週で馬体重を前走から13kg減らして迎えた11戦目は、尾林幸彦騎手を鞍上に迎えて、3歳戦のノカイドウ特別（荒尾ダート1400m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。10頭立ての4番人気で大外10番ゲートからスタート。最後は、2着のレッドエンゼルをクビ差制して待望の初白星を挙げた。

2月23日、中3週で迎えた12戦目は、3歳オープンのたんぽぽ賞（荒尾ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で尾林幸彦騎手（1戦1勝）。12頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。7着に終わった。

5月23日、約3か月の間隔を開けて迎えた13戦目は、武英智騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下（京都ダート1400m 雨/不良）に出走。16頭立ての16番人気で8番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始16番手を追走。直線では今ひとつ伸びが無く15着に終わった。

6月5日、中1週で迎えた14戦目は、川須栄彦騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下（京都芝1400m 晴/良）に53kgの軽斤量で出走。18頭立ての18番人気で7番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。最後は脚勢が衰えて16着に終わった。

7月3日、中3週で迎えた15戦目は、3歳以上500万下の豊中特別（阪神芝1200m 雨/重）に出走。鞍上は小坂忠士騎手（5戦0勝）。16頭立ての16番人気で9番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。最後は脚色が悪くなり15着に終わった。

7月29日、中3週で馬体重を前走から13kg減らして迎えた16戦目は、杉村一樹騎手を鞍上に迎えて、えびの特別（荒尾ダート1400m 晴/不良）に56kgの斤量を背負って出走。10頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。3着に終わった。

8月12日、中1週で迎えた17戦目は、大隅特別（荒尾ダート1400m 曇/重）に56kgの斤量を背負って出走。鞍上は2戦連続で杉村一樹騎手（1戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。最後は、2着のカシノストライカーに3/4馬身の差をつけて2勝目をつかんだ。

8月26日、中1週で迎えた18戦目は、霧島賞（荒尾ダート1500m 晴/良）に56kgの斤量を背負って出走。鞍上は3戦連続で杉村一樹騎手（2戦1勝）。12頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。4着に終わった。

10月9日、中5週で馬体重を前走から22kg増やして迎えた19戦目は、高野容輔騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下（京都ダート1800m 雨/不良）に出走。12頭立ての11番人気で8番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを11番手で通過。直線では速い脚を使えず11着に終わった。