シンゼンイトサン（2020年生、母シンゼンクイーン）

シンゼンイトサン（2020年4月28日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「冠名+人名より+敬称」。毛色は鹿毛。種牡馬のオルフェーヴル（当時12歳）と交配したシンゼンクイーンが7歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は有限会社大作ステーブル。主な勝ち鞍は2023年の3歳C1 C2。

経歴

デビュー前

飯田祐史厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（2023年）

3月26日、デビュー戦は荻野琢真騎手を鞍上に据えて、3歳未勝利（中京ダート1200m 雨/不良）に出走。馬体重は436kg。16頭立ての10番人気で9番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では脚が残っておらず7着に終わった。

4月15日、中2週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた2戦目は、角田大和騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（福島ダート1150m 小雨/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての10番人気で11番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。最後は力尽きて13着に終わった。

5月11日、中3週で迎えた3戦目は、山本咲希到騎手を鞍上に迎えて、3歳C1（園田ダート1400m 晴/良）に出走。11頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では末脚にキレが無く9着に敗れた。

5月31日、中2週で迎えた4戦目は、長谷部駿弥騎手を鞍上に迎えて、3歳C1二（園田ダート1400m 曇/重）に出走。7頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。果敢に端を奪い、で一団を引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後はバタバタになってしまい5着に敗れた。

6月8日、連闘で迎えた5戦目は、3歳C1（園田ダート820m 雨/良）に出走。鞍上は2戦連続で長谷部駿弥騎手（1戦0勝）。9頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では迫力満点の伸び脚で急追したが、勝ったテクノエクスプレスに詰め切れず、4馬身差の2着となった。

6月30日、中2週で迎えた6戦目は、3歳C1 C2（園田ダート820m 雨/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で長谷部駿弥騎手（2戦0勝）。12頭立ての3番人気に推されて4番ゲートからスタート。先陣を切る形となり、でレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では強烈な末脚を弾けさせて先頭を奪い、最後は2着のワールドペコに1馬身3/4の差をつけて初白星を挙げた。

7月28日、中3週で迎えた7戦目は、3歳以上C2（園田ダート820m 曇/重）に出走。鞍上は4戦連続で長谷部駿弥騎手（3戦1勝）。12頭立ての3番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では持ち前の豊富なスタミナでしぶとく走り抜いたが、勝ったバクレツマホウに詰め切れず、4馬身差の2着に敗北した。

8月11日、中1週で迎えた8戦目は、3歳以上C2（園田ダート820m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で長谷部駿弥騎手（4戦1勝）。12頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く9着に敗れた。

9月8日、中3週で迎えた9戦目は、長尾翼玖騎手を鞍上に迎えて、そのだライオンズクラブ杯（園田ダート820m 曇/稍重）に出走。12頭立ての3番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではもうひとつ伸びを欠き、3着に終わった。

12月13日、約3か月の休養明けで迎えた10戦目は、3歳以上C3（園田ダート820m 晴/稍重）に出走。鞍上は長谷部駿弥騎手（5戦1勝）。12頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではビュッと切れる脚で追い上げたが、抜け出したモズミヤビを捕まえ切れず、クビ差の2着に甘んじた。

4歳（2024年）

1月3日、中2週で迎えた11戦目は、4歳以上C3（園田ダート820m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で長谷部駿弥騎手（6戦1勝）。11頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。逃げを打ち、でレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では凄まじい末脚を炸裂させてあっさりと抜け出し、最後は2着のタケマルスワローに3馬身の差をつけて下馬評通りの実力を証明した。

1月30日、中3週で迎えた12戦目は、ロウバイ賞（姫路ダート800m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で長谷部駿弥騎手（7戦2勝）。10頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。主導権を握る恰好となり、で集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前のタフネスで最後まで脚を伸ばしたが、リスキーウィスキーに半馬身交わされて2着に敗北した。

2月22日、中2週で迎えた13戦目は、4歳以上C2（姫路ダート800m 曇/重）に出走。鞍上は4戦連続で長谷部駿弥騎手（8戦2勝）。12頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。逃げる形となり、でレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではビュッと切れる脚を見せたが、イテマエダセンに交わされて3馬身差の2着に敗北した。

3月26日、中4週で迎えた14戦目は、4歳以上C2（園田ダート820m 曇/不良）に出走。鞍上は5戦連続で長谷部駿弥騎手（9戦2勝）。12頭立ての1番人気に推されて11番ゲートからスタート。他馬と併走しながらハナを切る形となり、で馬群を先導。道中で単騎先頭に変わり、1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではあとひと押しが利かず、3着に終わった。

4月18日、中2週で迎えた15戦目は、SPRINGダッシュ（園田ダート820m 曇/良）に出走。鞍上は6戦連続で長谷部駿弥騎手（10戦2勝）。11頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。端に立つ形となり、で馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではあとひと踏ん張りが利かず、4着に終わった。

5月9日、中2週で迎えた16戦目は、吉村智洋騎手を鞍上に迎えて、4歳以上C2二（園田ダート820m 晴/良）に出走。8頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。最後は勢いを失って7着に敗れた。

5月22日、中1週で迎えた17戦目は、食満スプリント（園田ダート1230m 曇/良）に出走。鞍上は長谷部駿弥騎手（11戦2勝）。9頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。ハナに立つ形となり、で馬群を先導。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後は失速してしまい8着に敗れた。

6月5日、中1週で迎えた18戦目は、4歳以上C2二（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で長谷部駿弥騎手（12戦2勝）。9頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。端に立つ恰好となり、で集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では圧倒的な末脚を炸裂させて、最後は2着のクラウンオーシャンをクビ差振り切って3勝目を奪取した。

7月7日、中4週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた19戦目は、青海大樹騎手を鞍上に迎えて、一般C1-7（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。9頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。果敢にハナを奪い、で一団を先導。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを4番手で通過。直線では余力が残っておらず9着に敗れた。

7月22日、中1週で迎えた20戦目は、KYUSHU DREAM賞（佐賀ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で青海大樹騎手（1戦0勝）。11頭立ての7番人気で10番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを11番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり11着に終わった。

9月14日、中7週で迎えた21戦目は、一般C1-7（佐賀ダート1300m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で青海大樹騎手（2戦0勝）。11頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線では切れる脚を使えず11着に敗れた。

10月20日、中4週で迎えた22戦目は、佐賀牛の肉質基準は国内トップクラス杯（佐賀ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は4戦連続で青海大樹騎手（3戦0勝）。11頭立ての11番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを11番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず11着に終わった。

11月10日、中2週で迎えた23戦目は、中山蓮王騎手を鞍上に迎えて、ほとめきナイター賞（佐賀ダート1400m 雨/稍重）に出走。10頭立ての10番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり5着に終わった。