トウカイソルジャー（2004年生、母トウカイピュア）

トウカイソルジャー（2004年4月30日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋下士官」。毛色は栗毛。種牡馬のジャングルポケット（当時6歳）と交配したトウカイピュアが9歳のときに産んだ4番仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者は（有）磯野牧場。戦績は、地方27戦6勝2着7回。主な勝ち鞍は2007年の3歳。

経歴

デビュー前

八木仁厩舎（川崎）へ入厩。

3歳（2007年）

9月14日、デビュー戦は拜原靖之騎手を鞍上に据えて、3歳（川崎ダート1400m 晴/稍重）に出走。馬体重は482kg。10頭立ての4番人気で大外10番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では鋭い脚を使えず5着に敗れた。

10月10日、中3週で迎えた2戦目は、3歳（川崎ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で拜原靖之騎手（1戦0勝）。9頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線に入ると、前で粘るシンボリワーグナーを圧倒的な末脚で交わし去り、最後は2馬身の差をつけて初白星を挙げた。

11月8日、中3週で迎えた3戦目は、3歳（川崎ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で拜原靖之騎手（2戦1勝）。9頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、抜け出したニューチャプターを捕まえ切れず、1馬身差の2着に敗北した。

12月17日、中5週で迎えた4戦目は、3歳（川崎ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で拜原靖之騎手（3戦1勝）。11頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では天稟の敢闘精神でゴールまで力走したが、4着に終わった。

4歳（2008年）

1月4日、中2週で迎えた5戦目は、4歳（川崎ダート1500m 晴/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で拜原靖之騎手（4戦1勝）。10頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず7着に敗れた。

2月1日、中3週で迎えた6戦目は、4歳（川崎ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で拜原靖之騎手（5戦1勝）。11頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では末脚が続かず、3着に終わった。

2月27日、中3週で迎えた7戦目は、4歳（川崎ダート1500m 晴/重）に出走。鞍上は7戦連続で拜原靖之騎手（6戦1勝）。11頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では長くいい脚を使ってゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

4月18日、中6週で迎えた8戦目は、石崎隆之騎手を鞍上に迎えて、一般C3二（川崎ダート1600m 雨/不良）に出走。11頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では一際目立つ伸び脚で追い上げたが、抜け出したオウシュウコジーンを捕まえ切れず、アタマ差の2着に甘んじた。

5月23日、中4週で迎えた9戦目は、一般C2十1112（川崎ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で石崎隆之騎手（1戦0勝）。12頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを4番手で通過。直線ではじわりじわりと長く脚を使ってゴールまで力闘したが、4着に終わった。

7月17日、中7週で迎えた10戦目は、一般C3四五（川崎ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で石崎隆之騎手（2戦0勝）。11頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線ではジワジワと長く脚を使ってゴールまで力走したが、4着に終わった。

8月7日、中2週で迎えた11戦目は、一般C3四五六（川崎ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で石崎隆之騎手（3戦0勝）。12頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線ではキレのいい末脚を繰り出したが、3着に終わった。

5歳（2009年）

11月9日、約15か月半の休み明けで馬体重を前走から13kg減らして迎えた12戦目は、一般C3七（川崎ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は拜原靖之騎手（7戦1勝）。8頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では忍耐力が光る走りを見せたが、伸びてきたミサトプライド決め手に屈してクビ差の2着に甘んじた。

12月16日、中4週で迎えた13戦目は、一般C3三四（川崎ダート1500m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で拜原靖之騎手（8戦1勝）。14頭立ての1番人気に推されて13番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では異次元の末脚を弾けさせて、最後は2着のオールドワールドをクビ差振り切って久方ぶりに美酒を浴びた。

6歳（2010年）

1月1日、中1週で迎えた14戦目は、一般C3七八（川崎ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で拜原靖之騎手（9戦2勝）。12頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち味の強靭な心肺能力で最後まで奮闘したが、伸びてきたケイアイハリウッド決め手に屈してハナ差の2着に甘んじた。

1月25日、中2週で迎えた15戦目は、酒井忍騎手を鞍上に迎えて、一般C3九十（川崎ダート1500m 晴/良）に出走。14頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭をうかがい、最後は2着のロシュウを半馬身振り切って1着ゴールを果たした。

2月22日、中3週で迎えた16戦目は、一般C3九十（川崎ダート1500m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で酒井忍騎手（1戦1勝）。9頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線ではグングンと末脚を伸ばして、最後は2着のビートラッセルをハナ差振り切って4勝目をマークした。

3月30日、中4週で迎えた17戦目は、一般C3七八（川崎ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で酒井忍騎手（2戦2勝）。10頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線に入ると、前で粘るキュベレイを圧倒的な末脚で交わし去り、最後は1馬身半の差をつけて5勝目をマークした。

11月16日、約7か月半の休養明けで馬体重を前走から20kg減らして迎えた18戦目は、一般C3三四（川崎ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は拜原靖之騎手（10戦2勝）。11頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では見せ場を作れず8着に敗れた。

12月13日、中3週で迎えた19戦目は、一般C3五（川崎ダート1400m 雨/重）に出走。鞍上は2戦連続で拜原靖之騎手（11戦2勝）。8頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち味の豊富なスタミナで最後まで奮闘したが、勝ったライジングムーンに詰め切れず、5馬身差の2着となった。

7歳（2011年）

1月1日、中2週で迎えた20戦目は、一般C3十二十三（川崎ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で拜原靖之騎手（12戦2勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて6番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では持ち味のスタミナで最後まで奮闘したが、タキノゴールドに半馬身交わされて2着に敗北した。

1月24日、中2週で馬体重を前走から17kg増やして迎えた21戦目は、一般C3十一十二（川崎ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で拜原靖之騎手（13戦2勝）。12頭立ての1番人気に推されて11番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを4番手で通過。直線では堅実に脚を伸ばしたが、勝ったエイコーロンシャンに詰め切れず、4馬身差の2着に敗北した。

2月28日、中4週で迎えた22戦目は、一般C3六七（川崎ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は酒井忍騎手（3戦3勝）。12頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを7番手で通過。直線では力強い脚捌きでゴールまで走り切ったが、4着に終わった。

4月12日、中5週で迎えた23戦目は、一般C3五六七（川崎ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で酒井忍騎手（4戦3勝）。10頭立ての5番人気で大外10番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では全く伸びず6着に敗れた。

4月25日、中1週で迎えた24戦目は、一般C3十三十四（浦和ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で酒井忍騎手（5戦3勝）。12頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では鮮烈な末脚を爆発させて先頭に立ち、最後は2着のトニーアルメイダを3/4馬身振り切って単勝一倍台の期待に応えた。

5月16日、中2週で迎えた25戦目は、一般C3十十一（川崎ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で酒井忍騎手（6戦4勝）。10頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では切れ味のいい末脚を繰り出したが、3着に終わった。

6月13日、中3週で迎えた26戦目は、一般C3十十一十二（川崎ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は5戦連続で酒井忍騎手（7戦4勝）。11頭立ての1番人気に推されて大外11番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では見せ場なく6着に敗れた。

7月25日、中5週で迎えた27戦目は、山林堂信彦騎手を鞍上に迎えて、一般C3十三十四十五（川崎ダート1400m 晴/良）に出走。10頭立ての3番人気で大外10番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい10着に敗れた。