キャプテンオーダー（1986年生、母バイオオーダー）

キャプテンオーダー（1986年3月13日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は黒鹿毛。種牡馬のミルジヨージ（当時11歳）と交配したバイオオーダーが8歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者は（有）向別牧場。戦績は、中央平地23戦4勝2着4回、地方3戦0勝2着1回。主な勝ち鞍は1991年の松島特別(900万下)。

経歴

デビュー前

藤岡範士厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（1989年）

5月14日、デビュー戦は久保敏文騎手を鞍上に据えて、4歳未勝利（京都芝1600m 外回り晴/重）に出走。馬体重は470kg。15頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では切れ味光る末脚を披露したが、4着に終わった。

5月28日、中1週で迎えた2戦目は、4歳未勝利（阪神芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で久保敏文騎手（1戦0勝）。16頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、15番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを12番手で通過。直線では天稟の敢闘精神でゴールまで力走したが、5着に終わった。

6月25日、中3週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた3戦目は、4歳未勝利（中京芝2000m 晴/不良）に出走。鞍上は3戦連続で久保敏文騎手（2戦0勝）。15頭立ての2番人気に推されて11番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線ではやや伸びを欠き、4着に終わった。

7月15日、中2週で迎えた4戦目は、松本達也騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（小倉芝2000m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。10頭立ての3番人気で大外10番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では逸出した伸び脚で猛進したが、勝ったウエストタイラントにねじ伏せられて1馬身1/4差の2着となった。

8月12日、中3週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた5戦目は、4歳未勝利（小倉芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で松本達也騎手（1戦0勝）。8頭立ての2番人気に推されて大外8番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線ではしぶとさが光る走りを見せたが、勝ったカンパリーホープに詰め切れず、1馬身差の2着に敗北した。

9月16日、中4週で馬体重を前走から8kg絞って迎えた6戦目は、4歳未勝利（阪神芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で松本達也騎手（2戦0勝）。11頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では堅実な伸びを見せたが、抜け出したタカチホオーを捕まえ切れず、ハナ差の2着に甘んじた。

11月4日、中6週で迎えた7戦目は、横山雄一騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（福島芝1800m 晴/良）に出走。14頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では矢のような伸びを見せたが、スズカフェアリーにハナ差交わされて2着に甘んじた。

11月12日、連闘で迎えた8戦目は、内山正博騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（福島芝1800m 晴/良）に出走。14頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭に躍り出て、最後は2着のスピードマナードに2馬身半の差をつけて待望の初勝利を挙げた。

12月9日、中3週で迎えた9戦目は、4歳以上400万下の葺合特別（阪神芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は久保敏文騎手（3戦0勝）。14頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の外目を通りながら4コーナーを2番手で通過。直線では瞬発力に富んだ末脚を発揮し、3着に入った。

4歳（1990年）

7月22日、約7か月半の休養明けで迎えた10戦目は、佐藤哲三騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（小倉芝1700m 曇/良）に出走。14頭立ての3番人気に推されて3番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを9番手で通過。直線では天性の敢闘精神でゴールまで力闘したが、5着に終わった。

8月11日、中2週で迎えた11戦目は、4歳以上500万下の筑後川特別（小倉芝2000m 雨/稍重）に出走。鞍上は松本達也騎手（3戦0勝）。8頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では末脚が振るわず5着に終わった。

8月26日、中1週で迎えた12戦目は、4歳以上500万下（小倉芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は佐藤哲三騎手（1戦0勝）。8頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。主導権を握る恰好となり、かなりのスローペースで集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では猛烈な末脚を爆発させてあっさりと抜け出し、最後は2着のナンプウワールドに3馬身の差をつけて2勝目を手中に収めた。

5歳（1991年）

3月2日、約6か月半の休養明けで迎えた13戦目は、久保田英敬騎手を鞍上に迎えて、5歳以上500万下（小倉芝1800m 晴/重）に54kgの軽斤量で出走。16頭立ての3番人気に推されて15番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では豪快に終いの脚を伸ばして、最後は2着のスワローロックに1馬身3/4の差をつけて久しぶりの実戦を物にした。

3月23日、中2週で迎えた14戦目は、5歳以上900万下の静原特別（京都芝2000m 曇/不良）に出走。鞍上は松本達也騎手（4戦0勝）。13頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では力強いフットワークでゴールまで走り切り、3着に入った。

4月20日、中3週で馬体重を前走から14kg減らして迎えた15戦目は、村山明騎手を鞍上に迎えて、5歳以上900万下（京都芝1600m 外回り晴/良）に54kgの軽斤量で出走。13頭立ての3番人気に推されて6番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では脚勢がやや鈍り、4着に終わった。

5月12日、中2週で迎えた16戦目は、5歳以上900万下（京都芝2200m 外回り雨/稍重）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で村山明騎手（1戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線ではじわじわと長く脚を使ってゴールまで力闘したが、3着に終わった。

6月9日、中3週で迎えた17戦目は、5歳以上900万下（京都芝2200m 外回り曇/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は3戦連続で村山明騎手（2戦0勝）。11頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では鋭い脚を使えず6着に敗れた。

6月22日、中1週で迎えた18戦目は、坂井千明騎手を鞍上に迎えて、5歳以上900万下の松島特別（福島芝1800m 曇/良）に出走。7頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では途轍もない末脚を爆発させて突き抜け、最後は2着のスガノプリンスに4馬身の差をつけて優勝

6歳（1992年）

2月2日、約7か月半の休養明けで迎えた19戦目は、白嶺ステークス（東京芝1800m 晴/不良）に出走。鞍上は松本達也騎手（5戦0勝）。15頭立ての13番人気で8番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを2番手で通過。最後は脚色が悪くなり10着に終わった。

2月22日、中2週で迎えた20戦目は、白富士ステークス（東京芝2200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で松本達也騎手（6戦0勝）。11頭立ての3番人気で12番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では末脚に勢いがなく5着に敗れた。

3月15日、中2週で迎えた21戦目は、M.ウォルス騎手を鞍上に迎えて、’92ファイナルカップ（中山芝2000m 曇/良）に出走。12頭立ての3番人気に推されて6番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では天稟の闘志でゴールまで力走したが、4着に終わった。

4月4日、中2週で迎えた22戦目は、なにわステークス（阪神芝2000m 雨/良）に出走。鞍上は松本達也騎手（7戦0勝）。9頭立ての9番人気で7番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを4番手で通過。直線ではいいところがなく5着に終わった。

4月25日、中2週で馬体重を前走から16kg減らして迎えた23戦目は、横山賀一騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦の晩春ステークス（東京芝1800m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。13頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では今ひとつ伸びが無く6着に終わった。

11月15日、約7か月の休養明けで馬体重を前走から47kg戻して迎えた24戦目は、中島洋三騎手を鞍上に迎えて、火の国賞（荒尾ダート1900m 曇/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。9頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。最後は、勝ったベストリーズンから1馬身半差の2着となった。

12月6日、中2週で迎えた25戦目は、大阿蘇賞（荒尾ダート1500m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で中島洋三騎手（1戦0勝）。9頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。6着に終わった。

12月20日、中1週で迎えた26戦目は、大阿蘇賞（荒尾ダート1900m 曇/不良）に出走。鞍上は3戦連続で中島洋三騎手（2戦0勝）。8頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。3着を確保した。