タイキベイビー（2009年生、母タイキソフィア）

タイキベイビー（2009年4月2日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「冠名＋恋人」。毛色は鹿毛。種牡馬のファスリエフ（当時12歳）と交配したタイキソフィアが16歳のときに産んだ7番仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者は（有）ビクトリーホースランチ。戦績は、中央平地12戦0勝、地方16戦3勝2着1回。主な勝ち鞍は2013年の一般Aイ Bイ。

経歴

デビュー前

大樹レーシングクラブにて総額1,600万円（4万×400口）で一口馬主が募集された。

羽月友彦厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2011年）

6月25日、デビュー戦は国分優作騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（阪神ダート1200m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。馬体重は432kg。10頭立ての7番人気で9番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では決め手に欠いて5着に終わった。

7月9日、中1週で迎えた2戦目は、2歳未勝利（京都ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で国分優作騎手（1戦0勝）。11頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では見せ場なく5着に敗れた。

10月23日、約3か月半の休養明けで迎えた3戦目は、2歳未勝利（京都ダート1200m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で国分優作騎手（2戦0勝）。14頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸び、3着に入った。

11月12日、中2週で迎えた4戦目は、M.デムーロ騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の2歳未勝利（京都ダート1400m 晴/良）に出走。11頭立ての3番人気で9番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では脚が残っておらず5着に敗れた。

12月11日、中3週で迎えた5戦目は、牝馬限定の2歳未勝利（阪神ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は国分優作騎手（3戦0勝）。16頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では末脚に勢いがなく6着に敗れた。

3歳（2012年）

1月21日、中5週で迎えた6戦目は、高倉稜騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（京都ダート1200m 曇/重）に出走。16頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では息の長い末脚を繰り出し、4着に入った。

2月19日、中3週で迎えた7戦目は、3歳未勝利（京都ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で高倉稜騎手（1戦0勝）。16頭立ての8番人気で9番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では鋭い脚を使えず7着に敗れた。

4月21日、中8週で迎えた8戦目は、渡辺薫彦騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（京都芝1400m 晴/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。18頭立ての13番人気で15番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後は脚が止まってしまい11着に終わった。

6月3日、中5週で迎えた9戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（阪神ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で渡辺薫彦騎手（1戦0勝）。16頭立ての8番人気で9番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを7番手で通過。直線では瞬発力に富んだ末脚を発揮したが、5着に終わった。

6月16日、中1週で迎えた10戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（阪神ダート1400m 小雨/不良）に出走。鞍上は3戦連続で渡辺薫彦騎手（2戦0勝）。16頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では長くいい末脚でゴールまで頑張り、4着に入った。

7月7日、中2週で迎えた11戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（中京ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は4戦連続で渡辺薫彦騎手（3戦0勝）。16頭立ての4番人気に推されて9番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではいい脚を見せられず7着に敗れた。

8月26日、中6週で迎えた12戦目は、中井裕二騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（小倉ダート1700m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての9番人気で15番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを10番手で通過。直線では今ひとつ伸びが無く9着に終わった。

10月26日、中8週で馬体重を前走から29kg増やして迎えた13戦目は、横川怜央騎手を鞍上に迎えて、一般C1五六（大井ダート1200m 晴/良）に出走。14頭立ての9番人気で1番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では末脚がパッとせず9着に終わった。

11月15日、中2週で迎えた14戦目は、一般C1五六（大井ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で横川怜央騎手（1戦0勝）。13頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。先手を奪う恰好となり、平均ペースで集団を先導。しかし、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを3番手で通過。最後は脚を失くしてしまい13着に終わった。

12月19日、中4週で迎えた15戦目は、和田譲治騎手を鞍上に迎えて、一般C1五（川崎ダート1500m 晴/良）に出走。14頭立ての12番人気で1番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では末脚が振るわず9着に終わった。

4歳（2013年）

2月2日、中5週で迎えた16戦目は、宮川実騎手を鞍上に迎えて、一般B2（高知ダート1600m 晴/不良）に出走。11頭立ての9番人気で大外11番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では伸びが劣勢になり7着に終わった。

2月9日、連闘で迎えた17戦目は、土佐凧特別（高知ダート1300m 晴/不良）に出走。鞍上は2戦連続で宮川実騎手（1戦0勝）。8頭立ての4番人気で大外8番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では天性の負けじ魂を発揮してゴールまで力闘したが、3着に終わった。

2月16日、連闘で迎えた18戦目は、土佐海援隊特別（高知ダート1600m 晴/不良）に出走。鞍上は3戦連続で宮川実騎手（2戦0勝）。10頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。敢然とにハナを切り、で集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では強烈な末脚を弾けさせて先頭を奪い、最後は2着のボーマタンに2馬身の差をつけて待望の初白星を挙げた。

3月2日、中1週で迎えた19戦目は、きびなごの天ぷら特別（高知ダート1400m 晴/不良）に出走。鞍上は4戦連続で宮川実騎手（3戦1勝）。11頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり9着に終わった。

3月9日、連闘で迎えた20戦目は、一般Bイ（高知ダート1300m 晴/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で宮川実騎手（4戦1勝）。12頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。ハナを切る形となり、で馬群を先導。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では伸びあぐねて5着に敗れた。

3月19日、中0週で迎えた21戦目は、徳島県阿波尾鶏特別（高知ダート1400m 晴/不良）に出走。鞍上は6戦連続で宮川実騎手（5戦1勝）。10頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。先手を取り、で一団を先導。しかし、徐々にポジションが下がり4コーナーを3番手で通過。直線では鋭い脚を使えず4着に終わった。

3月31日、中1週で迎えた22戦目は、お疲れ様でした。特別（高知ダート1300m 曇/重）に出走。鞍上は7戦連続で宮川実騎手（6戦1勝）。7頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。主導権を握る形となり、で馬群を牽引。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では伸びを欠き3着に敗れた。

4月6日、連闘で迎えた23戦目は、一般Aイ Bイ（高知ダート1300m 雨/不良）に出走。鞍上は8戦連続で宮川実騎手（7戦1勝）。7頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線に入ると、前で粘るセトノジャーニーを上がり2位タイの末脚で交わし去り、最後は1馬身半の差をつけて2勝目をゲットした。

4月21日、中1週で迎えた24戦目は、宮川浩一騎手を鞍上に迎えて、スピカ特別（高知ダート1400m 晴/不良）に出走。10頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず9着に敗れた。

5月12日、中2週で迎えた25戦目は、海上王岩崎弥太郎特別（高知ダート1400m 晴/不良）に出走。鞍上は宮川実騎手（8戦2勝）。11頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。敢然と先頭に立ち、でレースを引っ張る。しかし、徐々にポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。直線では末脚が振るわず6着に敗れた。

6月1日、中2週で迎えた26戦目は、リバーセキトバ特別（高知ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で宮川実騎手（9戦2勝）。10頭立ての7番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では天稟の敢闘精神でゴールまで力走し、3着を確保した。

6月15日、中1週で迎えた27戦目は、卓ちゃん誕生日特別（高知ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は3戦連続で宮川実騎手（10戦2勝）。8頭立ての2番人気に推されて大外8番ゲートからスタート。前に出て、でレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では驚異的な末脚を爆発させて楽々と抜け出し、最後は2着のウィザードブラストに3馬身の差をつけて制した。

7月7日、中2週で迎えた28戦目は、上田将司騎手を鞍上に迎えて、ヴェガ特別（高知ダート1300m 雨/不良）に出走。12頭立ての4番人気で9番ゲートからスタート。先頭に立つ格好となり、でレースを牽引。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では持ち前のしぶとさで最後まで脚を伸ばしたが、勝ったヒロカミヒメに詰め切れず、3馬身差の2着となった。