セリサイトダンディ（1993年生、母シルバードシルク）

セリサイトダンディ（1993年3月16日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は鹿毛。種牡馬のサンデーサイレンス（当時7歳）と交配したシルバードシルクが14歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道千歳市、生産者は社台ファーム。戦績は、中央平地29戦4勝2着2回、中央障害5戦1勝2着1回。1998年のBSNオープン(オープン)で2着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

清水利章厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（1996年）

1月7日、デビュー戦は岡部幸雄騎手を鞍上に据えて、4歳新馬（東京芝1600m 晴/良）に出走。馬体重は458kg。16頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線に入ると、前で粘るトキノモレノを鮮烈な末脚で交わし去り、最後は1馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

7月28日、約7か月の休み明けで迎えた2戦目は、柴田善臣騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（新潟芝2000m 外回り晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。11頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では脚勢がやや衰え、3着に終わった。

8月10日、中1週で迎えた3戦目は、4歳以上500万下の銚子特別（中山芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で柴田善臣騎手（1戦0勝）。11頭立ての2番人気に推されて大外11番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後はタレてしまい8着に敗れた。

9月14日、中4週で迎えた4戦目は、4歳以上500万下（中山芝1600m 外回り雨/不良）に出走。鞍上は3戦連続で柴田善臣騎手（2戦0勝）。15頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。激烈なハイペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを5番手で通過。直線ではいい脚を見せられず10着に敗れた。

10月6日、中2週で迎えた5戦目は、4歳以上500万下（東京芝1600m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で柴田善臣騎手（3戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線ではあとひと押しが利かず、3着に終わった。

11月2日、中3週で迎えた6戦目は、4歳以上500万下（東京芝1600m 小雨/重）に出走。鞍上は5戦連続で柴田善臣騎手（4戦0勝）。15頭立ての2番人気に推されて13番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では圧倒的な末脚を爆発させて先頭を奪い、最後は2着のトーシンロードに1馬身1/4の差をつけて2勝目を奪取した。

11月24日、中2週で迎えた7戦目は、的場均騎手を鞍上に迎えて、4歳以上900万下の’96インターナショナルジョッキーズ2（東京芝1600m 晴/良）に出走。14頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では最後まで息が続かず10着に敗れた。

4歳（1997年）

4月19日、約5か月の休み明けで馬体重を前走から12kg増やして迎えた8戦目は、5歳以上900万下（東京ダート1400m 曇/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は岡部幸雄騎手（1戦1勝）。14頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では別次元の末脚を弾けさせて突き抜け、最後は2着のインタームテキに4馬身の差をつけて休み明けの一戦を制した。

5月24日、中4週で迎えた9戦目は、ハンデ戦の欅ステークス（東京ダート1600m 雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で岡部幸雄騎手（2戦2勝）。16頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線ではジワジワと長く脚を使ってゴールまで走り切ったが、4着に終わった。

6月28日、中4週で迎えた10戦目は、TUF杯（福島芝1800m 雨/不良）に出走。鞍上は3戦連続で岡部幸雄騎手（3戦2勝）。16頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを先頭で通過。直線では異次元の末脚を弾けさせてあっさりと抜け出し、最後は2着のユーワケリガンに3馬身半の差をつけて4勝目を手にした。

8月9日、中5週で迎えた11戦目は、ハンデ戦で4歳以上1600万下の天の川ステークス（新潟芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は柴田善臣騎手（5戦1勝）。16頭立ての1番人気に推されて大外16番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では末脚が振るわず7着に敗れた。

10月4日、中7週で迎えた12戦目は、ハンデ戦で4歳以上1600万下のオクトーバーステークス（東京芝1800m 雨/良）に出走。鞍上は2戦連続で柴田善臣騎手（6戦1勝）。14頭立ての3番人気に推されて12番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではジワリジワリと長く脚を使ってゴールまで力走したが、3着に終わった。

10月26日、中2週で迎えた13戦目は、4歳以上1600万下の白秋ステークス（東京芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で柴田善臣騎手（7戦1勝）。15頭立ての1番人気に推されて12番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、終始5番手を追走。最後は脚を失くしてしまい11着に敗れた。

11月22日、中3週で迎えた14戦目は、田中勝春騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で4歳以上1600万下の甲斐路ステークス（東京芝2000m 曇/稍重）に出走。18頭立ての2番人気に推されて11番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを16番手で通過。直線では上がり4位タイの末脚を見せたが上位争いには絡めず10着に敗れた。

5歳（1998年）

8月2日、約8か月半の休み明けで迎えた15戦目は、後藤浩輝騎手を鞍上に迎えて、BSNオープン（新潟芝1800m 雨/不良）に出走。12頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では卓抜な伸び脚で急追したが、勝ったメジロスティードに詰め切れず、1馬身3/4差の2着となった。

8月15日、中1週で迎えた16戦目は、ハンデ戦で4歳以上1600万下の天の川ステークス（新潟芝1800m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で後藤浩輝騎手（1戦0勝）。14頭立ての3番人気に推されて2番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では終いが甘くなり、4着に終わった。

9月12日、中3週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた17戦目は、4歳以上1600万下のニューマーケットカップ（中山芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で後藤浩輝騎手（2戦0勝）。10頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。最後は勢いを失って8着に敗れた。

10月17日、中4週で馬体重を前走から6kg戻して迎えた18戦目は、4歳以上1600万下の赤富士ステークス（東京ダート2100m 雨/不良）に出走。鞍上は岡部幸雄騎手（4戦3勝）。15頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを4番手で通過。直線では余力が残っておらず12着に敗れた。

11月8日、中2週で迎えた19戦目は、4歳以上1600万下のブラジルカップ（東京ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は後藤浩輝騎手（3戦0勝）。14頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では天稟の闘争本能でゴールまで力走したが、5着に終わった。

12月12日、中4週で迎えた20戦目は、J.サントス騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1600万下の北総ステークス（中山ダート1800m 曇/良）に出走。16頭立ての9番人気で2番ゲートからスタート。果敢に端をきり、ミドルペースで一団を引っ張る。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを13番手で通過。直線では伸びが鈍く16着に終わった。

6歳（1999年）

5月23日、約5か月半の休養明けで迎えた21戦目は、郷原洋司騎手を鞍上に迎えて、5歳以上1600万下のフリーウェイステークス（東京芝1400m 晴/良）に出走。18頭立ての18番人気で大外18番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線ではジワジワとしか伸びず9着に終わった。

6月6日、中1週で迎えた22戦目は、ハンデ戦で5歳以上1600万下のむらさき賞（東京芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は後藤浩輝騎手（4戦0勝）。18頭立ての15番人気で9番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後は脚色が悪くなり18着に終わった。

6月19日、中1週で迎えた23戦目は、土谷智紀騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で5歳以上1600万下の安達太良ステークス（福島芝2000m 曇/稍重）に出走。16頭立ての10番人気で1番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを3番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く8着に終わった。

7月10日、中2週で迎えた24戦目は、ハンデG3の七夕賞（福島芝2000m 曇/良）に51kgの軽斤量で出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は2戦連続で土谷智紀騎手（1戦0勝）。16頭立ての13番人気で11番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、馬場の外目を回って8番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを15番手で通過。直線では伸びが劣勢になり16着に終わった。

7月25日、中1週で迎えた25戦目は、ハンデ戦で4歳以上1600万下の北陸ステークス（新潟ダート1700m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は的場均騎手（1戦0勝）。12頭立ての9番人気で2番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では勝負根性が光る走りを見せたが、勝ったショウナンダンディに詰め切れず、6馬身差の2着となった。

8月14日、中2週で迎えた26戦目は、小林淳一騎手を鞍上に迎えて、関越ステークス（新潟ダート1700m 曇/良）に出走。11頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線ではいい脚を見せられず11着に終わった。

7歳（2000年）

5月27日、約9か月半の休み明けで迎えた27戦目は、宗像徹騎手を鞍上に迎えて、障害4歳以上未勝利（東京障害芝→ダート2950m 曇）に出走。10頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。最後は、勝ったビッググランプリから2馬身半差の2着に敗北した。

6月19日、中2週で迎えた28戦目は、障害4歳以上未勝利（東京障害芝→ダート2950m 晴）に出走。鞍上は2戦連続で宗像徹騎手（1戦0勝）。10頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。6着に敗れた。

7月9日、中2週で迎えた29戦目は、障害4歳以上未勝利（東京障害芝→ダート2950m 晴）に出走。鞍上は3戦連続で宗像徹騎手（2戦0勝）。9頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。最後は、2着のエヌワイサクシードに3馬身の差をつけて久しぶりに勝ち星を挙げた。

7月29日、中2週で迎えた30戦目は、福島ジャンプステークス（福島障害芝3350m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で宗像徹騎手（3戦1勝）。14頭立ての3番人気に推されて8番ゲートからスタート。5着に終わった。

8月20日、中2週で迎えた31戦目は、ハンデJ・G3の新潟ジャンプステークス（中山障害芝3350m 外回り晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で宗像徹騎手（4戦1勝）。11頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。5着に終わった。

8歳（2001年）

5月12日、約9か月の休み明けで馬体重を前走から24kg増やして迎えた32戦目は、4歳以上1600万下のメイステークス（東京芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は郷原洋司騎手（1戦0勝）。12頭立ての12番人気で8番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始7番手を追走。最後は脚勢が鈍り12着に終わった。

5月27日、中1週で迎えた33戦目は、ハンデ戦で4歳以上1600万下のむらさき賞（東京芝1800m 曇/重）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で郷原洋司騎手（2戦0勝）。13頭立ての12番人気で3番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。最後は脚色が鈍り13着に終わった。

7月8日、中5週で迎えた34戦目は、嘉藤貴行騎手を鞍上に迎えて、ハンデG3の七夕賞（福島芝2000m 晴/良）に49kgの軽斤量で出走。16頭立ての16番人気で13番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを14番手で通過。直線では速い脚を使えず11着に終わった。